『黒子のバスケ』サークルが急きょ参加中止、「COMIC CITY 大阪94」でも

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『黒子のバスケ』サークルが急きょ参加中止、「COMIC CITY 大阪94」でも
『黒子のバスケ』サークルが急きょ参加中止、「COMIC CITY 大阪94」でも

画像は、『黒子のバスケ』20巻表紙

赤ブーブー通信社の運営する同人誌即売会「COMIC CITY 大阪94」にて、『黒子のバスケ』に関連する二次創作を扱うサークルの申し込み(参加)が見合わされることとなった。該当サークルでの他作品での参加・頒布は許可されているが、スペースが変更となっている。開催が5月12日(日)と日程の差し迫った中での判断ということもあり、話題となっている。

黒子のバスケ』は「週刊少年ジャンプ」に連載されている人気マンガ作品。2012年4月から開始されたテレビアニメ版の放映から、女性ファンを中心にさらに爆発的な人気を見せているコンテンツだが、50以上もの関連イベントや関係者に対し脅迫状が送られ、ついには原作者の藤巻忠俊さんの母校である上智大学の体育館にて気化すれば致死に至る量の薬物と、藤巻さんと『黒子のバスケ』の人気を批判する手紙が発見されるまでにエスカレートしている。脅迫状は110通以上にも及んだ。

インターネット上の掲示板では「喪服の死神」と名乗るユーザーが一連の事件についての犯行声明めいた書き込みを残しているが、未だに犯人逮捕には至っていない。そのすべてが同一犯による犯行なのかも不明といった状況だ。2013年1月には、一連の事件に関して、同掲示板で「喪服の死神」の関係者と名乗る「怪人801面相」が今後は脅迫行為を行わないと表明、実際に脅迫行為はやんだため、事態は一旦は沈静化したとみられていた。しかし、4月に入って再び各種会場などに脅迫状が届くようになり、すでに中止に追い込まれたイベントもいくつかある。

今回の中止について、運営の赤ブーブー社は警察指導のもと自主警備体制をひきつつもイベントは通常営業を行う予定であったが、5月7日に行われた住之江署との協議の際に求められた警備指導内容のいくつかに、実施に際し現実にはかなり厳しい内容があったため、混乱を避けるために自主規制に踏み切ったとのこと。

昨年末は世界最大の同人即売会として知られる「コミックマーケット」でも『黒子のバスケ』関連するサークルの出展が中止に陥り、多くのファンが失意にのまれた。同人文化や日本のマンガカルチャーを守るためにも、一刻も早い事件の完全解決が望まれる。


5月12日開催 COMIC CITY 大阪94における
【黒子のバスケ】申し込みによるスペース見合わせのお願い

http://www.akaboo.jp/event/0512osaka94_notice.html

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