近代から戦後の売春史に関する貴重資料の発掘・復刻などを行うカストリ出版の直営店「カストリ書房」が、9月3日(土)、東京・吉原にオープンする。
現在、クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」にて資金を募集。目標金額は50万円と成っており、店舗の改装や運営費などに充てられる。
カストリ出版は、国会図書館や大学附属図書館にも所蔵のない文献を中心に発掘し、復刻を手がける出版社。本編に加え、関係者へのインタビューを収録するなど、単なる復刻にとどまらないことでも知られている。
戦後の赤線地帯(公認で売春が行われていた地域、赤線で囲われて表示されていた)を取材した『全国女性街ガイド』の復刻を発行から60年ぶりに実現している。
今秋には、同書の著者・渡辺寛さんの全集も刊行予定だという。
こうして復刻した書籍は、ネット販売や書店で販売していたが、今回、吉原で経営されていた遊廓の跡地に実店舗を構えることとなった。
書店では、同社の復刻する書籍に加えて他者の遊廓関連書籍も取り扱う予定。そのほか、絶盤となっている古書などもラインナップし、遊廓や赤線があった当時の資料の拡充を目的としているという。
※記事初出時、一部記述に誤りがございましたのでお詫びして訂正いたします。
現在、クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」にて資金を募集。目標金額は50万円と成っており、店舗の改装や運営費などに充てられる。
遊廓や赤線のリアルな資料を拡充
カストリ出版は、国会図書館や大学附属図書館にも所蔵のない文献を中心に発掘し、復刻を手がける出版社。本編に加え、関係者へのインタビューを収録するなど、単なる復刻にとどまらないことでも知られている。
戦後の赤線地帯(公認で売春が行われていた地域、赤線で囲われて表示されていた)を取材した『全国女性街ガイド』の復刻を発行から60年ぶりに実現している。
今秋には、同書の著者・渡辺寛さんの全集も刊行予定だという。
こうして復刻した書籍は、ネット販売や書店で販売していたが、今回、吉原で経営されていた遊廓の跡地に実店舗を構えることとなった。
書店では、同社の復刻する書籍に加えて他者の遊廓関連書籍も取り扱う予定。そのほか、絶盤となっている古書などもラインナップし、遊廓や赤線があった当時の資料の拡充を目的としているという。
※記事初出時、一部記述に誤りがございましたのでお詫びして訂正いたします。
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書店情報
カストリ書房
- 住所
- 東京都台東区千束4丁目11番地12号(旧伏見通り)
- オープン日
- 2016年9月3日(土)
- 営業時間
- 10時〜20時
- 定休日
- 毎週月・火
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