同時に、特設サイトとYouTubeにて楽曲「TO BE」を発表。SEALDsのメンバーでありラッパーであるUCDさんがメロウなトラックに、これまで安全保障関連法に反対してきたSEALDsの思想や立場を表明した曲となっている。
MVやそのリリック、声明文からも、解散にあたって終戦記念日を強く意識していることも随所に見られる。新たなヒップホップのクラシックとなるか、要注目だ。
SEALDsは「民主主義って何だ」という問いかけや、学生を主体とした政治運動・デモを行い話題となった集団。以前より音楽やラップを用いた運動も行っており、坂本龍一さんをはじめとする音楽家も多数支持。(verse1)
祈る8.15
千鳥ヶ淵で手を合わせる
眩い黒い闇の中で想う
この土地の先人たちの死
覚悟した眼差しは まだ見えない
前を向き 歩き始めたのさ あれから
いくつものシーン 経験し 感謝し
果たし得なかったもの 探した戦士は
目の前にある生 平和 意志し
維持し続けようと語った 戦ったはずだ
それは此処まで届いた
ほっとけば崩れ落ちる氷河のような
脆くも固い意志は受け継がれた
かくも71もの月日に耐えた価値
墓標に刻まれた〝非戦〟の二文字は
紛争地 丸腰で闊歩する
現代の侍を生んだんだ
名はArticle 9
(hook)
We still in the dream
祈るように 祈るように 夢を生きる
Always do the right things
先人のように 背筋伸ばし 前方を見つめる
(verse2)
蜂起する we are SEALDs
名無しの群衆 路上
孤独に立ち尽くす様は
腐ったnationのbasement 再構築する
個の言葉 思考 constitutionの体現
we don't want ABEの改憲
これはな Re-Actionじゃないぜ Actionさ
終戦からのDramaを引き継ぐだけ
単にして純な生きることの肯定
覚醒した学生の乱には終われねえ
隔世の感を乗り越え 保守するぜ
作戦やプランというよりは
Martion Luther KingのようなDreamを描く
俺たちは死者の夢の続きを生きる
そしては I have a Dream
目の前にある 唯一確かなFuture
子供たちのための可能性 この島で
終わってる? なら 始めるだけ Once Again
(hook)
We still in the dream
祈るように 祈るように 夢を生きる
Always do the right things
先人のように 背筋伸ばし 前方を見つめるSEALDs「TO BE」のリリック
今後もその賛否は議論されていくと思われるが、活動の最後をMVの公開で締めるという、かつてない運動・団体であったことは間違いないだろう。
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