“目玉のおやじ”といえば『ゲゲゲの鬼太郎』と、やはり“妖怪”といえば、水木しげる先生の作品を避けて通ることはできないでしょう。
鬼太郎と水木先生、目玉のおやじのブロンズ像@水木しげるロード
今回、『ゲゲゲの鬼太郎』グッズの魅力を紹介するにあたり、取材班は鳥取県に飛びました。その理由は、水木先生の出身地である鳥取のゆかりの地をめぐり、水木先生のルーツをたどるため。そこで私たちは、想像をはるかに超えて、地元・鳥取に根づき、住民に愛されている水木しげるの素顔を知りました。
そして、「あわよくば本物の妖怪を見てみたい…!」という思いから、なぜか「こちらも妖怪を連れて行けば、現地の妖怪も警戒心を緩めるのでは?」という妖怪大好きな編集長のアイディアの下、美人コスプレイヤーのNRK the Hedgehog(のりこ・ざ・へっじほっぐ)さんに、妖怪コスプレで同行してもらいました。コスプレする妖怪は“呼子”。
NRK the Hedgehogさんの呼子コスプレがこちら。鳥取県などの山陰地方を中心に、“やまびこ”の正体として伝えられてきた妖怪
取材・文:須賀原みち 撮影:時永大吾 モデル:NRK the Hedgehog
空港から妖怪だらけ! 米子鬼太郎空港
「米子鬼太郎空港」こと米子空港
米子鬼太郎空港の天井には鬼太郎たちが勢ぞろい
ステンドグラス『妖怪たちの森』は華やかな妖怪たちがずらり
水木先生直筆の「妖怪天井画」が見もの! 大山寺の圓流院
水木先生から無償で提供いただいたという110枚の「妖怪天井画」
寝転んで「妖怪天井画」を見上げる呼子ちゃん。参拝を済ませた後、ここは無礼講となります
水木先生の指示で配置された「妖怪絵の曼荼羅」から天井を見上げる人に降り注ぐ神通力で、悪いところが治るんだとか
米子を走る「鬼太郎列車」に乗り込め!
「鬼太郎列車」が米子を走り抜ける!
ちなみに、この沿線の駅はいずれも妖怪の名がついていて、米子駅は「ねずみ男駅」と名付けられ、目的地の境港駅は「鬼太郎駅」となっています。
改札口には一反木綿。妖怪のレリーフもずらりと並ぶ。
平地や住宅が広がる米子市内を駆ける鬼太郎列車。各駅の看板にもしっかり妖怪が
妖怪の街・境港に到着! 「水木しげるロード」を堪能
「水木しげるロード」のアーケード街。1993年の妖怪ブロンズ像23体の設置以来、「妖怪神社」が建立されたり、「鬼太郎フェリー」が就航されたりと、年々発展を続けてきた
「水木しげる先生執筆中」のブロンズ像。この像はJR境線の妖怪路線化を記念してのもの
全長800メートルにも及ぶ商店街を進んでいくと、呼子ちゃんは街行くみなさんからひっきりなしに声をかけられています!
「妖怪だ!」と喜んだり本当に怖がったりする子どもたちや、「可愛い妖怪だね〜」と声をかけてくださる年配の方など、さすがは「水木しげるロード」
記念撮影もひっきりなしの大人気!
壮年の男性たちも「何の妖怪かな~」と、知ってる妖怪を挙げます
一目見るなり「呼子」とわかった女の子。鬼太郎が大好きだそうです
妖怪グッズの目玉商品は目玉だけに…?
「三平茶屋」
また、妖怪グッズも取り扱っている「三平茶屋」のご主人いわく、グッズとしてダントツで人気のある妖怪は「目玉のおやじ」とのこと。鬼太郎よりも目玉のおやじのほうが人気だなんて……ちょっと意外ですね!
人気のとおり、目玉のおやじのグッズが目立っています
![1469072131YUxpHLnTbDSATvd1469071932](http://kai-you.net/press/img/1469072131YUxpHLnTbDSATvd1469071932.gif)
『目玉のおやじ 砂フィギュア』はどこに……いた!
水木しげるも立ち寄っていた妖怪グッズのお店
「妖怪ショップ ゲゲゲ」野々村さん手作りの作品が並ぶ。死神や、目玉のおやじになる前の鬼太郎のお父さんも
野々村さんによれば、かつては水木先生が店内でお話をすることもあって、水木先生は得意のジョークを言って、周りのみんなを煙に巻きつつ笑わせていたそうです。「わしは小学校で何しても1番じゃった。通信簿がみーんな1だった」とうそぶいたり、神社にある祠へ行って「あそこに妖怪がおる」と画用紙に妖怪の絵を描き出したこともあったとか。
店主・野々村さん。本業は電気屋さんだそうです
『目玉おやじの棒付き飴』で一休み
『目玉おやじの棒付き飴』(480円+税)は、その名の通り、目玉のおやじの“眼”が飴になっています
5本も入っているので、友達とシェアできるのも嬉しい
水木しげるの憩いのお店「鬼太郎茶屋」
水木先生は自転車で颯爽と商店街を走っては何度も店を訪れ、いつも決まった席で抹茶を飲んでいたそう
「鬼太郎茶屋」の休憩スペース。水木先生は猫好きでもありました
ハンズカフェにも、『ゲゲゲの鬼太郎』をテーマにしたメニューが期間限定で登場。鬼太郎、一反もめん、目玉おやじをイメージしたアイスココアやスイーツ、カレーなども。妖怪だらけの納涼スイーツでひんやり過ごしてみるのも。
「ゲゲゲのハンズカフェ」(左)「一反もめん」のパンナコッタ~黒蜜きなこ~/(右)「目玉おやじ」のオムカレー ※渋谷店での販売のみ
水木しげるロード発起人に聞いた、水木しげるエピソード
呼子ちゃんと鬼太郎のツーショット
「世界妖怪会議」を企画するなど、水木先生との親交も一層深かったという黒目さん。「境港に帰ってきて僕の姿が見えないと『黒目がおらん』と大騒ぎしながら探し回ったかと思えば、僕を見つけても僕の家内と少し話をしただけで、安心して帰っていくという感じで……不思議な方でしたね」と目を細めます。掴みどころのない、水木先生らしいエピソードといえるかもしれません。
「鬼太郎のぬいぐるみ」の奪い合いに発展?
途中、水木しげるロードを巡るうちについつい仲間に加えて(買って)しまった『鬼太郎ぬいぐるみ』(3500円+税 ※一部店舗のみ取り扱い)のあまりの可愛らしさに、旅に同行していたKAI-YOU.net編集長が呼子ちゃんとぬいぐるみの奪い合いを始めたり…呼子ちゃんと独身中年男性が鬼太郎を取り合う図
「ビビビビビ」ってやりたいだけの茶番
(安心してください、編集長。この『鬼太郎のぬいぐるみ』も、東急ハンズ「目玉のおやじのふしぎ教室」でゲットすることができるのですから!)
イベント情報
東急ハンズ ゲゲゲのハンズ「目玉おやじのふしぎ教室」開校!
期間 | 2016年7月16日(土)〜8月24日(水) |
場所 | 東急ハンズ全店(名古屋店・名古屋ANNEX店を除く) |
内容 | 「妖怪のふしぎ」「宇宙のふしぎ」「実験のふしぎ」「工作のふしぎ」の4つのテーマで展開 |
イベント | アプリを使用した「妖怪ポイントプレゼントキャンペーン」 |
東急ハンズの店舗内で妖怪を探す 「妖怪シルエットクイズ&スタンプラリー」 | |
「ゲゲゲのハンズカフェ」限定メニュー | |
ゲゲゲのハンズ特製のオリジナルグッズ |
【「ゲゲゲのハンズカフェ」開催店舗】
ハンズカフェ全国12店舗(渋谷店・東急プラザ表参道原宿店・ハンズエキスポ東急プラザ銀座店・エトモ中央林間店・ウィング川崎店・コクーンシティ店・もりのみやキューズモール店・梅田店・ピオレ明石店・広島店・福岡パルコ店・アミュプラザ鹿児島店)
※那覇メインプレイス店では開催いたしません。
イベント情報
「妖怪手づくり参加型イベント」
日程 | 7月16日(土)~8月24日(水)※土日祝開催 |
実施店舗 | 東急ハンズ全店(名古屋店・名古屋ANNEX店を除く) |
開催時間 | 12時~16時 |
開始時間 | 4回の実施の場合 12時~/13時~/14時~/15時~ |
妖怪万華鏡をつくろう! | 7月23(土)・24(日)1日1回 / WEB予約必要 |
白黒なのに色が見える妖怪ゴマをつくろう! | 7月30日(土)・31(日)/ 当日受付 |
妖怪が動く不思議な回転盤をつくろう! | 8月6日(土)・7日(日)1日4回 / WEB予約必要 |
絵柄が変わる妖怪六角パズルをつくろう! | 8月11日(木・祝)/ 当日受付 |
暗闇で光る妖怪レジンアクセサリーをつくろう! | 8月13日(土)・14(日)1日1回 / WEB予約必要 |
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