映像特典として、主演をつとめた俳優・ダンサーの森山未來さんへのインタビューを収録。また、Blu-rayには、ヘッドフォンで舞台空間を感じられる音声技術ヘッドフォンXが音声特典として導入される。
31Pの恐怖短編『死刑執行中脱獄進行中』舞台化
現在テレビアニメも放送中の『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズで知られる荒木飛呂彦さんが、“31Pの恐怖短編”という依頼を受けて描いた「死刑執行中脱獄進行中」。1999年に、他3作品を収録した短編集として同名の単行本が発売されている。2015年には演劇ユニット・冨士山アネット主宰の長谷川寧さんによる構成・演出・振付で舞台化。荒木飛呂彦作品として、初の舞台化作品として大きな反響を呼んだ。
死刑宣告を受けた男が体験する摩訶不思議な世界を描くサスペンスで、同じく短編集『死刑執行中脱獄進行中』に収録された「ドルチ 〜ダイ・ハード・ザ・キャット〜」を織り交ぜた内容となっている。
荒木飛呂彦が「“舞台的”に仕上がった」と語る作品がついに映像化
2016年3月には、WOWOWで放送され再び注目を集め、荒木飛呂彦さんが「限定的な空間設定、単独の登場人物で極めて特異な作品。まさに“舞台的”に仕上がった」と語った本作が、ついにパッケージとして発売される。森山さんは見所について「荒木さん自身も短編集のあとがきでおっしゃってますが、いわゆるサスペンス要素というものを短編の中でどれだけギュッと凝縮させられるか、みたいなイメージから始まっている原作だと思うので、ストーリーとして見せるには非常に難しい。それよりもこの刑務所・牢獄の中でどういう風に男が罠にはまっていくのか、処刑されようとしていくのか、そのギミックやトリック。その状況をどう表現していくのか」と語っている。
舞台化を熱望した長谷川寧さんが実現させた、荒木飛呂彦さんの世界観を表現した『死刑執行中脱獄進行中』舞台版が、どう映像化されているのか。観劇済みの方も未観劇の方も注目だ。
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公演情報
「死刑執行中脱獄進行中」(終了した公演です)
- 原作
- 荒木飛呂彦/短編集「死刑執行中脱獄進行中」(集英社)
- 構成・演出・振付
- 長谷川寧(冨士山アネット)
- 共同振付
- 森山未來
- 音楽監督
- 蔡忠浩(bonobos)
- 衣裳
- 山本亜須香(FUGAHUM)
- キャスト
- 森山未來 初音映莉子 いいむろなおき 江戸川萬時 大宮大奨 笹本龍史 宮河愛一郎 森川弘和
- 演奏
- 蔡忠浩 吉田省念 田中佑司
何が起こるのか 何を目撃するのか
言葉と身体と音楽が入り混じる、観たことのない舞台空間
逃れられない監獄からの逃避行―
死刑宣告を受けた男が入った監獄。其処は監獄と呼ぶには余りにも奇妙な部屋だった。男が其処で生活をはじめた途端、置かれた家具全てが男を処刑しようと蠢きだす。其処は監獄か、処刑室か。男は其処からの脱出を試みる。
【公演情報】
2015年11月20日~11月29日 天王洲・銀河劇場 2015年12月2日~12月23日 仙台・広島・札幌・富山・大阪公演
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