土木がテーマ「土木展」 都市デザインと生活環境の基礎を知る

土木がテーマ「土木展」 都市デザインと生活環境の基礎を知る
土木がテーマ「土木展」 都市デザインと生活環境の基礎を知る

ヤマガミユキヒロさん「六甲山からの眺望」/画像はすべて公式Webサイトより

6月24日(金)から9月25日(日)にかけて、土木をテーマとした企画展「土木展」が、東京・六本木の東京ミッドタウンのガーデン内にあるデザイン専門施設・21_21 DESIGN SIGHTにて開催される。

展覧会のディレクターには、全国の駅舎や橋梁の設計、景観やまちづくりのデザインを手がけ、土木と建築の分野に精通する建築家/デザイナーの西村浩さんを迎える。

入場料は、一般が1,100円、大学生が800円、高校生が500円、中学生以下は無料となっている。

街全体におけるデザインの基礎となる「土木」を身近に

21_21 DESIGN SIGHT - 企画展「土木展」/公式Webサイトより

「土木展」は、土木のエキスパートたちによる企画チームと、参加アーティストやデザイナーがリサーチを行い、幅広い層に土木をより深く知ってもらう展示作品を計画、自然や土地の歴史を調和するデザインを紹介していく。

イントロダクションでは、自然と向き合う日本の名土木をマップで紹介。「土木オーケストラ」と題した展示空間では、高度経済成長から現代までの土木の歴史を振り返りつつ、音と映像でその迫力を表現する。

また、道路や橋などの土木施設を「ためる」「ほる」「つむ」「はかる」「ささえる」といった行為を参加作家が分析、インスタレーションでわかりやすく伝えていく。さらに、来場者が参加できる作品も取り入れ、土木をより身近に感じることができる展示となりそうだ。

「土木」にまつわるプロジェクションやドローイング

view of rokko|六甲山からの眺望
展示されるのは、アーティスト・ヤマガミユキヒロさんによる、都市の昼夜の風景が移り変わる映像プロジェクション作品。

田中智之さん「渋谷解体」/公式Webサイトより

建築家の田中智之さんよる緻密なリサーチに基づく東京駅、渋谷駅、新宿駅の内部構造のドローイング。

ドローイングアンドマニュアル「土木オーケストラ」/公式Webサイトより

ほかにも、土木写真家の西山芳一さんによる土木施設の写真展示や、東京藝術大学大学院映像研究科教授の桐山孝司さんによる「土木で遊ぶ」コーナーでは、来場者が砂場遊びを通して土木の設計者となれるインスタレーションを発表する。
この記事どう思う?

この記事どう思う?

企画展概要

「土木展」

場所
21_21 DESIGN SIGHT
会期
2016年6月24日(金)〜 9月25日(日)
休館日
火曜日(8月2日は特別開館)
開館時間
10:00 - 19:00(入場は18:30まで)
*8月2日(火)は17:00閉館(最終入場は16:30)
入場料
一般1,100円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
*15名以上は各料金から200円割引
*障害者手帳をお持ちの方と、その付き添いの方1名は無料
その他各種割引についてはご利用案内をご覧ください
主催
21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団
助成
サカエ・シュトゥンツィ基金
特別協賛
三井不動産株式会社
展覧会ディレクター
西村 浩
企画協力
内藤 廣
企画チーム
崎谷浩一郎、新堀大祐、中村勇吾、八馬 智、羽藤英二、本田利器
会場構成
菅原大輔
展覧会グラフィック
柿木原政広
アドバイザー
中村英夫

【参加作家・参加団体】
株式会社 感電社、桐山孝司、康 夏奈(吉田夏奈)、田中智之、ドローイングアンドマニュアル、西山芳一、公益社団法人 日本左官会議+挾土秀平、ヤックル株式会社、ヤマガミユキヒロ、ライゾマティクスリサーチ、ワークヴィジョンズ、WOW、渡邉竜一+ローラン・ネイ、403architecture [dajiba]、ほか

【関連プログラム】
オープニングイベント 「これからの土木、これからの都市」
7月2 日(土)11:00〜12:30
出演:西村 浩、内藤 廣、柿木原政広、西山芳一

トーク 「土木と建築と」
7月16 日(土) 11:00〜12:30
出演:崎谷浩一郎、新堀大祐、菅原大輔、403architecture [dajiba]

トーク「土木を愛する人たち」
7月30日(土)11:00〜12:30
出演:大山 顕(フォトグラファー、ライター)、八馬 智

Googleカレンダーに追加する

関連情報をもっと読む

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。