ドラマ「失恋ショコラティエ」で注目が集まる水城せとな
水城せとなさんは、1993年にデビューして以降、「放課後保健室」をはじめ、様々なコミック誌で連載を重ねてきた女性マンガ家。その代表作でもある「失恋ショコラティエ」は、濃密な人間関係とエロティックな妄想描写で魅せる怒濤の展開が人気で、累計250万部を売り上げている。2014年1月からは、ジャニーズの松本潤さん主演でTVドラマ化され、原作の過激な妄想パートを完全再現したシーンなどから話題を呼んでいる。
実に20年以上もマンガ家として活躍してきた水城せとなさんが、その創作活動において初となる文章に挑戦する。それが、コスメ雑誌『VoCE』で連載される大人向けの童話作品「柘榴姫社交倶楽部」だ。
絵とのコラボで、初の文章創作に挑戦! 大人向けのおとぎ話
「柘榴姫社交倶楽部」は、眠り姫、白雪姫、人魚姫など、おとぎ話でお馴染みのキャラクターを、現代女性とも重なるようなオリジナルの味付けでアレンジし、耽美的な、まったく新しい大人向けのおとぎ話として書き下ろされているとのこと。絵は、2006年にポプラ社から刊行された、小説家・小川洋子さんとの共作「おとぎ話の忘れ物」など、いくつもの著作を持つ画家の樋上公実子さん。
水城せとなさんの得意とする、これまでマンガで表現されてきた官能的で濃厚なドラマ展開が、文章としてどう活かされ、樋上公実子さんの絵とどのようなハーモニーを生むことになるのか。「お菓子・スイーツ」がモチーフとなっているとのことで、どのような作品となるのか、非常に楽しみだ。
「柘榴姫社交倶楽部」は、1月23日(木)発売の『VoCE』3月号から連載が開始される。
水城せとなさんコメント
「童話を描きたい」というのは昔からの夢だったのですが、わたしには童話絵本を作れるような素敵な絵は描けないし、いつしかそれは頭の中で、すっかり忘れられた夢となっていました。樋上さんと出会った事でその夢がパッと突然蘇り、「樋上さんの絵で絵本を作りたい!童話を描きたい!」と、子供の頃よりも熱烈にその願いが輝き出したのです。その夢に樋上さんも乗ってくださって、いろんな方にお力添え頂けて、あれよあれよという間に『VoCE』で連載させて頂けることになりました。
コスメ雑誌に毎月手を伸ばす、美的感覚の鋭い女性、美しいものへの理想や欲望を人一倍持っている方々にピッタリの、美しい絵物語をお届けできると思います。
宝石のような輝きと、お菓子の甘い香り、そこにちょっぴり毒や皮肉を混ぜ込んだ、大人の女性のための童話を描かせて頂きます。樋上さんの描かれる神秘的な美女たちやお菓子の絵と共に、是非お楽しみください。
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