海外で配信中のスマートフォン向けゲームアプリ「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」において、同性愛を示唆するセリフの表現規制が行われていることが、海外メディアにて報じられている。
英語版のローカライズを担当したKLab Americaの公式Facebookページには、世界中のプレイヤーから非難のコメントが殺到。この表現規制に対し、運営側は「そのような意図は全くなかった」とのコメントを発表している。
しかし、一体なぜこのような騒ぎが起きたのだろうか。
「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」は、「ラブライブ!」の楽曲に合わせて画面をタップするリズムアクションゲーム。4月には国内で900万ユーザーを突破しており、海外でも英語や中国語、韓国語といったローカライズ版が配信。国内外で高い人気を誇るゲームアプリだ。
そんな大人気のゲームアプリだが、海外のニュースサイト・NerdSpanが、5月20日に「Love Live! English Game Removes Homosexual References」という記事で、海外で配信されている英語版アプリでは、女性キャラクター同士の好意を示唆するセリフの一部が、修正・削除されていると報道。
記事では、μ'sのメンバーのひとり・東條希の「可愛い女の子が好き」という旨のセリフが「可愛い物が好き」という表現に、オリジナルキャラクター・坂巻千鶴子の「女の子同士とか全然関係ないわ」という旨のセリフが「男女で遊ぶのは恥ずかしいことじゃないわ」という表現に差し替えられていると紹介されている。
さらにNerdSpanは、このような表現規制は同性愛者であるファン層への差別となるのではないかと報じ、これが発端となり、海外のファンから批判が巻き起こる事態へと発展した。
また、プレイヤーの声を尊重していく姿勢を示すとともに、一部のプレイヤーに不快感を与えてしまったことに対して遺憾の念を表している。
プレイヤーからは、翻訳の再修正を望むコメントが寄せられている一方で、いまだに不適切なローカライズをめぐるプレイヤーからの疑念はぬぐえていない様子も見受けられる。
「ラブライブ!」は女性キャラクターを中心とした作品ゆえ、アニメやゲームにおいても女性同士が好意を示唆するような表現はしばしば見られ、それぞれのカップリング(キャラクター同士の恋愛関係)を好むファンも多い。
プレイヤーの意見を踏まえた、KLab Americaの今後の対応に期待したいところだ。
英語版のローカライズを担当したKLab Americaの公式Facebookページには、世界中のプレイヤーから非難のコメントが殺到。この表現規制に対し、運営側は「そのような意図は全くなかった」とのコメントを発表している。
しかし、一体なぜこのような騒ぎが起きたのだろうか。
同性愛者差別の可能性を海外メディアが指摘
ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルTVCM(実写編)
そんな大人気のゲームアプリだが、海外のニュースサイト・NerdSpanが、5月20日に「Love Live! English Game Removes Homosexual References」という記事で、海外で配信されている英語版アプリでは、女性キャラクター同士の好意を示唆するセリフの一部が、修正・削除されていると報道。
記事では、μ'sのメンバーのひとり・東條希の「可愛い女の子が好き」という旨のセリフが「可愛い物が好き」という表現に、オリジナルキャラクター・坂巻千鶴子の「女の子同士とか全然関係ないわ」という旨のセリフが「男女で遊ぶのは恥ずかしいことじゃないわ」という表現に差し替えられていると紹介されている。
さらにNerdSpanは、このような表現規制は同性愛者であるファン層への差別となるのではないかと報じ、これが発端となり、海外のファンから批判が巻き起こる事態へと発展した。
運営側は否定
この騒動に対して、運営側のKLab Americaは、5月24日に公式Facebookページにて「自己検閲による表現規制ではないかという声もあるが、そのような意図は全くなかった。あくまでオリジナルに忠実にローカライズを行っている」と、同性愛者差別の可能性を否定する声明を発表。また、プレイヤーの声を尊重していく姿勢を示すとともに、一部のプレイヤーに不快感を与えてしまったことに対して遺憾の念を表している。
プレイヤーからは、翻訳の再修正を望むコメントが寄せられている一方で、いまだに不適切なローカライズをめぐるプレイヤーからの疑念はぬぐえていない様子も見受けられる。
「ラブライブ!」は女性キャラクターを中心とした作品ゆえ、アニメやゲームにおいても女性同士が好意を示唆するような表現はしばしば見られ、それぞれのカップリング(キャラクター同士の恋愛関係)を好むファンも多い。
プレイヤーの意見を踏まえた、KLab Americaの今後の対応に期待したいところだ。
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