ディズニーで無許可撮影したホラー映画『Escape from Tomorrow』が公開

ディズニーで無許可撮影したホラー映画『Escape from Tomorrow』が公開
ディズニーで無許可撮影したホラー映画『Escape from Tomorrow』が公開

『Escape from Tomorrow』オフィシャルポスター/画像は公式Webサイトより

夢や笑顔、訪れた人にありったけの幸せを届けてくれるディズニーパーク東京ディズニーランドでは11月6日(水)から、中高生や大学生を対象に、入園に必要となるパスポートチケットを割安価格で提供する先行販売が始まるなど、これから冬にかけてますますその人気を加速させている。

そんな中、かねてから米国では話題となっていた、ディズニーファンを騒然とさせる、とある映画がついに北米を中心に劇場公開される。

それは、米国カリフォルニア州にある「ディズニーランド・リゾート」とフロリダ州にある「ディズニー・ワールド・リゾート」内で、無許可でパーク内をゲリラ撮影した映像を元に制作されたホラー長編映画『Escape from Tomorrow』という作品。

その問題作が、ついに10月11日から北米での劇場公開、及びビデオ・オン・デマンドサービスiTunes Storeでの配信を予定していることが分かった。国内での公開や配信は今のところ予定されてない。
ESCAPE FROM TOMORROW Official Trailer
同作品は、小型の隠しカメラ小規模のクルーたちで撮影に挑み、ディズニー側に完全に無許可で映画を完成させたと報じられている。白黒で映し出された映像からは、なんとも言いがたい不気味さが感じられる。

夢の国で幻想や悪夢に悩まされる

画像はFacebook公式アカウントより

仕事を失った中年の父親が、それを悟られないようにするため妻と子供を連れて家族旅行としてディズニーパークへ訪れる。そこで、地球上で最も幸せな場所で、家族と楽しい時を過ごすはずだった父親が、不気味で、最悪な悪夢に悩まされてしまうというストーリーだ。

監督を努めたのはランディ・ムーアさん。約90分の作品になっているようだ。

陽の目を浴びることはないだろう…

画像はオフィシャルトレイラーのスクリーンショット

米国で毎年開催されている映画祭「サンダンス映画祭 2013」にて、はじめて公の場でお披露目になった同作品は瞬く間に大きな話題を呼んだ。そのお披露目の場には、ディズニー側の弁護士を務める方も来場していたことから、当初は話題性は十分なものの、この作品は陽の目を浴びることはないだろうと報道されていた。

しかし、ディズニー側は同作品の存在を認知しているものの、特にコメントも出しておらず法的措置も取っていないという。

とは言え、ディズニーランドなどのテーマパークを経営する「ウォルト・ディズニー・カンパニー」は、国内外問わず著作権管理に非常に厳密なことで有名だ。

無事、劇場公開や配信がスタートするのか、はたまたDVDなどの商品化にまでつながるのか、今後の展開が非常に気になるところだ。

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