6月17日(日)までの開催となる本展は、昨年7月から10月まで行われた「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展 VOL.1 ‐創刊~1980年代、伝説のはじまり‐」に続く第2弾。
サブタイトルにもある通り、同誌の1995年3・4合併号が最大発行部数653万部を記録した、栄光の90年代を振り返る内容となっている。
本稿では、3月15日に行われたプレス向け内覧会の様子を、1980年代後半生まれの筆者がお届けする。
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入り口から胸熱! ジャンプ展 VOL.2
「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展 -1990年代、発行部数653万部の衝撃-」に入っていくと、まず「Back to 90's」と称されたウェイティングゾーンに通される。このスペースでは、90年代の「ジャンプ」本誌のページが壁一面に貼られている。少ししてオープニングシアターに通されると、中では映像「Jump Lightning」と「覚醒! 伝説の超サイヤ人」を鑑賞。いずれも短い尺ながら、これから始まる展示への期待感を煽ってくる。
オープニングシアターを抜けた先には、90年代の「ジャンプ」を彩った各作品の原画が、趣向を凝らした演出と共に展示される「ジャンプ90'sヒーローズゾーン」。
DRAGON BALLにこち亀、ジョジョ…90年代を彩った名作たちの原画
DRAGON BALL
最初に足を踏み入れるのは、もはや説明不要、世界でも圧倒的な人気を誇る『DRAGON BALL』のゾーンだ。(C)バードスタジオ/集英社
(C)バードスタジオ/集英社
ガシャポンフィギュアやゲームソフトといった関連商品も合わせて展示されていて、見ているだけで当時の記憶が蘇ってくる。スーパーファミコンソフト『ドラゴンボールZ 超武闘伝』シリーズは、冒頭の「オス、オラ悟空! いっちょやってみっか!」時にコマンド入力をする裏技を覚えている30〜40代の読者も多いはず。
超武闘伝2のコマンド「上X下BLYRA」はいまだに暗唱できる (C)バードスタジオ/集英社
当時必死に集めたあのカードダスも (C)バードスタジオ/集英社
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
少し進むと、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のブース。(C)秋本治・アトリエびーだま/集英社
(C)秋本治・アトリエびーだま/集英社
『ジョジョの奇妙な冒険』
『ジョジョの奇妙な冒険』ブースでは、原画展示だけでなく、90年代に活躍したスタンドがライトアップされる演出も盛り込まれている。90年代の『ジョジョの奇妙な冒険』は第3部〜第5部連載時ということで、スタンドバトルが本格化し、より多くのファンが生まれていった飛躍の時期と言えるだろう。(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNIC ATIONS/集英社
(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNIC ATIONS/集英社
『タルるートくん』『ダイの大冒険』『ターちゃん』etc…
進んでいくと、『まじかる☆タルるートくん』『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』や『新ジャングルの王者ターちゃん』、『究極!!変態仮面』といった作品の原画が並ぶ。(C)江川達也/集英社
(C)三条陸・稲田浩司/集英社 (C)SQUARE ENIX
(C)徳弘正也/集英社
(C)あんど慶周/集英社
各作品の導入部分にJCコミックスの背表紙がデザインされているのも、当時の自宅の本棚を思い出してついつい胸が熱くなること必至。
『ろくでなしBLUES』『SLAM DUNK』『幽☆遊☆白書』etc…
『ろくでなしBLUES』『ROOKIES』の森田まさのりゾーンや井上雄彦による『SLAM DUNK』ゾーンでは、主要キャラがフィーチャーされていたり、『幽☆遊☆白書』『レベルE』の90年代の冨樫義博作品ゾーンでは暗黒武術会決勝戦に焦点を当てたスペシャル映像が流れていたり、各作品の魅力を端的に表現する演出が施されている。(C)井上雄彦 I.T.PLANNING.INC.
(C)井上雄彦 I.T.PLANNING.INC.
(C)森田まさのり・スタジオヒットマン/集英社
(C)冨樫義博 1990-1994年
(C)冨樫義博 1995-1997年
(なお『HUNTER×HUNTER』は98年連載開始だが、今回の展示には含まれず。7月から開催される本展vol.3で取り上げられるよう)
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イベント情報
創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展 VOL.2
- 会期
- 2018年3月19日(月)から2018年6月17日(日)まで ※会期中無休
- 会場
- 森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)
- 会館
- 10:00~20:00 2018年4月28日(土)から2018年5月6日(日)の間のみ9:00~21:00 ※最終入館は30分前
- 主催
- 集英社、森アーツセンター
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