据え置き家庭用ゲーム機向けタイトルとしては、2012年にWii Uで発売された『モンスターハンター3(トライ)G HD Ver.』以来。
「TGS」では、1月26日(金)の発売に先駆け、特別に20分間だけ体験することができたため、遊んでみた印象をお伝えしたい。
文:杉山大祐 編集、撮影:ふじきりょうすけ
ジャングル! モンスター! 豪華なブースに度肝抜かれる
カプコンブースに向かったところ、まず驚かされるのは設営の豪華さ。フォトスポットでは、今回のメインモンスター「ネルギガンテ」が、今にも襲いかかってきそうな姿で出迎えてくれる。 さらに、モンスターハンターブース全体がジャングルのような見た目になっており、ゲームと同様、ハンターになった気分で試遊ができるのだ。
カプコンが、いかに本作に力を入れているのかがわかる。
今回の試遊には「シングルプレイ」と「マルチプレイ」が用意されていたのだが、今回は「シングルプレイ」を遊んだ。
なお、今回体験できたクエストは、初級・中級・上級とわかれていた。TGS2017試遊出展で狩猟ターゲットのモンスターを紹介。「ボルボロス」は好物の蟻を求め、泥で縄張りをマーキングしつつ徘徊しているモンスター。縄張りを荒らす者には得意の突進で襲い掛かってくる。https://t.co/SOVtJSC5KJ #MHW_Monster pic.twitter.com/ukjsizlcGr
— モンスターハンター:ワールド公式 (@MH_official_JP) 2017年9月18日
初披露のフィールド「大蟻塚の荒地」で、大型モンスター「ボルボロス」を討伐する中級クエストを選択している。 従来のシリーズと比べて、どこが変わっているのだろうか。公式の発表でもわかることだが、実際にプレイで確かめてみよう。
シームレスに島を探索
試遊ではクエストを選択した後、翼竜に連れられてフィールド内のキャンプ地からスタートする。今まではクエスト開始後に装備を変更することはできなかったが、本作ではクエストの最中でも武器や防具を自由に変更できるようになった。『モンスターハンター:ワールド』では「ファストトラベル」が可能!様々な情報が集まった生態マップを開いてベースキャンプを指定すれば、即座に移動する事ができる。https://t.co/bOxG4LfL94 #モンハンワールド #MHW_Hunt pic.twitter.com/2huRo3CFBu
— モンスターハンター:ワールド公式 (@MH_official_JP) 2017年9月16日
慣れない武器を選んでしまって歯が立たないと思う場面や、マルチプレイで他のプレイヤーと違う武器を装備したい、と感じた際に変更できるのはとても便利だ。
フィールドの移動は言わずもがな。従来では、あるエリアから別のエリアに移動するごとにロード画面を挟み込んだが、本作はフィールド内のいずれもシームレスに移動できるため、没入感は抜群だ。PS4『モンスターハンター:ワールド』。命息づく地、古代樹の森。さまざまな表情を持つエリアがシームレスにつながり、立体的で深みを持ったフィールド。多様な生物群を支える広大な森は、重なりあって1本の古代樹に連なる。https://t.co/jUViyf1sPM #MHWorld pic.twitter.com/u4Oh1t4NSU
— モンスターハンター:ワールド公式 (@MH_official_JP) 2017年6月13日
ちなみに、遠くの場所でもすぐさま移動できる「ファストトラベル」もできるようだが、今回は体験することができなかった。
また、今までは対象のモンスターを見つける際、ある程度の行動パターンが決まっているため、それらをしらみつぶしに探すのが定石だった。『モンスターハンター:ワールド』フィールド上には、モンスターの足跡や爪痕など「痕跡」が点在する。使役する導蟲(しるべむし)の力を借りて痕跡を集め、モンスターにたどり着くことが狩りの第一歩となる。https://t.co/jUViyeJRYe #MHWorld #モンハンワールド pic.twitter.com/HuweM4aRSN
— モンスターハンター:ワールド公式 (@MH_official_JP) 2017年6月14日
しかし、本作は「導蟲(しるべむし)」の先導により、足跡などのモンスターの痕跡を見つけていき、居場所を突き止めるシステムに変わっている。
このシステム自体は、モンスター狩りのリアリティを高めるものになっている。だが試遊では、筆者のプレイが悪いのか、道中のアイテムに先導されることもあり、導蟲に振り回されるようにも感じた。
多少テンポが悪い印象もあったが、対象モンスターに集中して先導するよう設定できるのか、気になるところだ。
いざ、ボルボロス!
フィールド内には、プレイヤーから襲わない限り大人しい草食モンスターから、いきなりプレイヤー目がけて攻撃を仕掛けてくる肉食モンスターまで、さまざまなモンスターが生息している。筆者が「ボルボロス」と戦っている最中に、「ネルギガンテ」のなわばりに突入し、主人公とともに「ボルボロス」も攻撃される場面も見られた。
すでに紹介されている攻略法として、対象モンスターよりも強力なモンスターのなわばりにわざと侵入することで、対象モンスターと戦わせて、大ダメージを与えるという方法もあるようだ。「ネルギガンテ」(滅尽龍)は調査団の前に現われる謎のモンスター。己の身を顧みず破壊の限りを尽くすため、≪滅尽龍≫の異名を持つ。本作のメインモンスターが遂に姿を現す!https://t.co/bOxG4LfL94 #モンハンワールド #MHW_Monster pic.twitter.com/MJMWvCMY7v
— モンスターハンター:ワールド公式 (@MH_official_JP) 2017年9月27日
そのほかの変更点では、モンスターに入ったダメージが数値として表示されることも新鮮だ。武器の種類やモンスターのどの部位に攻撃があたったかなどで、ダメージの値が変わるため、新規ユーザーにとって、かなりとっつきやすくなっただろう。
また、クエストの説明をしてくれる受付嬢が音声でアドバイスをくれるようになった。次に何をすればよいのかわからない初心者にとって、日本語で説明してくれるのはありがたい。ダメージ表示や日本語音声はオン・オフの切り替えができるとのことなので、自分に合った設定で遊んでほしい。 さて試遊では、回り道をしすぎたせいか、筆者の腕前がいまいちなのか、討伐できないまま残り5分に……。
「このままでは倒せない」と思ったが、段差を利用してうまくモンスターに乗ることができた。そのままモンスターをダウンさせたすきに連続攻撃を食らわせることでようやく討伐に成功。
従来のシリーズ同様、モンスターから素材を剥ぎ取る作業に移行すると、キャンプ地に戻るまでの残り時間が表示されるようになっていた。従来シリーズのかゆいところに手が届く変更点である。
親切になったモンスターハンター
試遊して感じたのは「親切」であること。シリーズファンにとっても新規ユーザーにとってもストレスなく楽しめるような、うれしい変更・追加点が多く見られた印象だ。「TGS」で行われた「日本ゲーム大賞」では、見事にフューチャー部門を受賞した本作。この受賞は多くのゲームファンが期待していることの表れだろう。【御礼】『モンスターハンター:ワールド』が「日本ゲーム大賞2017」の「フューチャー部門」を受賞いたしました!応援して頂いた皆様、ご投票いただいた皆様、本当にありがとうございます!本作は2018年1月26日(金)発売予定です! #TGS2017 #モンハンワールド pic.twitter.com/ba59kFaGdF
— モンスターハンター:ワールド公式 (@MH_official_JP) 2017年9月24日
来年初頭、1月26日の発売が今から楽しみだ。
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イベント情報
モンスターハンター:ワールド
- 対応ハード
- PlayStation4(PlayStation4 Pro)
- プレイ人数
- 1人(オンライン1~4人)
- CERO
- C (15才以上対象)
- 発売日
- 2018年1月26日(金)発売予定
- ジャンル
- ハンティングアクション
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杉山大祐
編集者、ライター
有限会社ノオト所属の編集者、ライター。企業のオウンドメディアの編集や執筆、SNS運用を担当。家庭用ゲーム機からPCゲーム、アーケード、アナログゲームまでをまんべんなく遊ぶ無類のゲーム好き。Twitter ID:@doku_sho
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