活動再開の目処などは発表されておらず、はじめしゃちょーはファンに向け自身の言葉で「少しの間ですが。動画をお休みさせていただきます。」と伝えている。
Twitter上では、発表を受け、ファンからははじめしゃちょーの復帰を望む声や応援の声を寄せている。
編集部では、この騒動について、所属事務所であるUUUMに電話で取材を試みたが担当者不在とのことで、コンタクトフォームから改めて取材申請を行っている。
「はじめしゃちょー」とは?
はじめしゃちょーは、日々動画を投稿しているオールジャンルYouTuberの一人。2012年より動画投稿を始め、2017年3月31日現在で国内最大級のチャンネル登録者を抱えている。
弱冠24歳ながら、これまで1,345本の動画を投稿し、近年のYouTuberブームの火付け役として大きな役割を果たし、HIKAKINさんと並ぶ第一人者と言っても過言ではない人物だ。
「ここ最近で様々なことがあり…」はじめしゃちょーに何が? 経緯まとめ
活動休止に際して本人が「ここ最近で様々なことがあり」と綴っている通り、はじめしゃちょーの活動休止にはいくつかの背景が存在する。まず世間を騒がせたのは、3月20日、とある動画配信者のツイキャス配信によって暴露されてしまった「二股疑惑」。
これは、ネットニュースやテレビなど多くのメディアに取り上げられ、その影響力を実感させるとともに、多くのネットユーザー・ファンたちを驚かせ、様々な憶測が飛び交うこととなった。
この「二股疑惑」に関して、はじめしゃちょーは本人のYouTubeチャンネルにて、謝罪・釈明動画を投稿した。
事態は一旦収束したかに見え、騒動を乗り越えたはじめしゃちょーの動画投稿を、ファンたちは心待ちにしていた。
しかし、そこから1週間が経たない3月27日に投稿されたある一本の動画により、新たな騒動が勃発。
その動画は、はじめしゃちょーがネット通販で購入した「ムチのようにしなるゴルフクラブ」を紹介するものであった。
しかし、この動画について、多くのネットユーザーから批判が続出し、動画のコメント欄およびはじめしゃちょーのTwitterは炎上状態となった。
加えて、このゴルフクラブを製造したメーカー「広田ゴルフ」がはじめしゃちょー宛にリプライを送り、「商品は用途に合ったご使用でお願いします」と直接苦言を呈する事態に。
すると今度は、はじめしゃちょーのファンと思しきユーザーたちが、当該のゴルフクラブについてAmazonレビューに次々と低評価をつけるなど、嫌がらせに発展した。@hajimesyacho @YouTube 商品は用途に合ったご使用でお願いします。机に叩きつけたり、手でシャフトを曲げて無理な不可を与えずに通常のゴルフクラブの用途でご使用いただき、大切にご愛用いただけることを願います。
— HIROTA-GOLF (@hirotagolf) 2017年3月28日
一方、広田ゴルフとはじめしゃちょーはすでに電話での和解を済ませており、当該動画の概要欄に「お詫び」という形で安全な使用方法を推奨する文面を追記することで対応した。
二つの騒動を経て、はじめしゃちょーが声明発表
これら大きな二つの騒動は、自分が撒いた種ではあれど、はじめしゃちょーの動画投稿に対するモチベーションを下げる大きなきっかけとなったのだろう。炎上の翌日、3月29日には動画投稿がされることはなかった。
そして3月30日も動画は投稿されず、所属事務所・UUUMの運営するはじめしゃちょーのファンクラブ公式サイト「はじメーノ」にて、今後の動画投稿についてコメントを発表し、しばしの活動休止宣言が行われた。
こんにちは。はじめしゃちょーです。
昨日に続き、今日も動画をお休みさせていただきます。
自分の中で今、動画を作るモチベーションが低く、ここ最近で様々なことがあり、一度、自分の中でこの先何をしたいのか、そして、何をすべきなのか、そして、応援してくださる皆様のために何ができるのかを考える時間が欲しく、少しの間ですが。動画をお休みさせていただきます。応援してくださる皆様には本当に申し訳ないのですが、今しばらく、時間をください。
必ず元気な姿で帰ってきます! 「はじメーノ」の「動画についてお知らせ」全文
彼の一ファンとして、はじめしゃちょーに思うこと
YouTuberという存在が、日本でも大流行を見せている今、はじめしゃちょーだけではなく、動画投稿を行うYouTuber自身の心境には、複雑なものがあるのかもしれない。もともとは「本当の素人」として、好きに動画をあげて好きにコミュニケーションを楽しんで、日々を暮らしてきた彼らが、急に脚光を浴びて多くのファンに囲まれ、専門事務所に所属する、といった環境の劇的な変化についていくことができないのも無理はない。
芸能人でもないけど一般人でもない、その狭間に置かれた彼ら。そして、大学を卒業したばかりの24歳がトップの座につくことへのプレッシャーや悩みには、彼の動画を楽しんでいるだけのファンには計り知れないものがあるはずだ。
現在、節目にある彼がどのように動くのか。それが、今後のYouTuberの広がり、そしてファンである僕らのYouTubeへの姿勢を変えることに繋がるのは、間違いない。
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