2月から3月にかけて、下記の劇場にて新たに上映がスタート。公開当初は苦戦したキンプリだが、そのぶっ飛んだ演出や世界観がネット上で話題に。ブログやファンの口コミによりその魅力が広がり、ここまでの反響を呼ぶこととなった。
宮城県109シネマズ富谷、東京 イオンシネマ多摩センター、埼玉 シネプレックス幸手、茨城 シネプレックスつくば、茨城 シネプレックス水戸、新潟 ティ・ジョイ新潟万代、愛知 シネプレックス岡崎、愛知 ユナイテッド・シネマ豊橋18、滋賀 ユナイテッド・シネマ大津、広島 109シネマズ広島、愛媛 ユナイテッド・シネマフジグラン今治、福岡 ユナイテッド・シネマトリアス久山 『KING OF PRISM by Pretty Rhythm』追加上映劇場
劇場版「KING OF PRISM by PrettyRhythm」トレーラー(本編ver.)
全裸のオンパレードだけどアツい
90秒でわかる!Over The Rainbow
キンプリとは、女児向けアーケードゲーム原作のTVアニメ「プリティーリズム」シリーズのスピンオフ作品。しかしながらキンプリは女児に向けた映画ではなく、主に大人のユーザーが楽しめるようにつくられている。その感想は見る人によってさまざまで、「全裸のオンパレード」「やたら脱ぐ」など、一見すると女性向けの作品のようにも思えるが、「急に遊戯王みたいなバトルがはじまる」「シリアスな展開になる」「王道的な友情が描かれている」など、男性の少年心をくすぐるような演出も盛りだくさん。
「!?」と驚きを隠せない場面、思わずお腹を抱えて笑ってしまう場面、時に胸が熱くなり泣ける場面など、男女問わず楽しめる作品となっている。
オールナイト上映のチケットを巡ってサーバーダウン
公開初週の動員数は振るわなかったようだが、キンプリヤクザ(キンプリの熱心な優しいファン)が初心者のために解説記事を書いたり、初見が初めてキンプリを見たときの衝撃を赤裸々に綴ったブログが話題を呼んだりなど、キンプリファン以外にも徐々に作品の魅力が伝わっていった。また、ペンライトの持ち込みや声援、熱唱、コスプレなどが許可されている「プリズムスタァ応援上映」と呼ばれる上映会が全国各地で行われていることも、ファンの一体感が高まり、その魅力を広めたくなるようなファンコミュニティを形成する上で一役買っていると言える。
加えて、一度見るとなぜか病みつきになってしまうその中毒っぷり。脳が溶かされてしまうような電子ドラッグという表現は、キンプリにおいて多くの人が共感できるだろう。
劇場版「KING OF PRISM by PrettyRhythm」プリズムスタァ応援上映の模様
その人気は凄まじい勢いで広がり、2月20日(土)に東京・新宿バルト9で行われるオールナイト上映会「今夜も寝かせない!グンナイ♡トキメキオールナイト上映~アンコール~」のチケット予約が始まった2月13日(土)0時には、予約サイトの「KINEZO」にアクセスが集中し、サーバーがダウン。「KINEZO」と「キンプリオールナイト」という言葉がTwitterのトレンド入りするほどの人気を見せつけた。女児が楽しむアニメの派生作品と聞くと、どこかとっつきにくいと感じるかもしれないが、キンプリはシリーズを追っているファンから見ても「意味がわからない」と言われるほどで、逆に初見でも十分楽しめる。
当初と比べ上映劇場が多くなった今こそ、キンプリをチェックしてほしい。
どんな映画かもっと知りたい人はこちら!
話題騒然「キンプリ」とは? 斜め上に電子ドラッグアニメだったこの記事どう思う?
作品情報
劇場版『KING OF PRISM by PrettyRhythm』
- 公開日
- 2016年1月9日(土)新宿バルト9他 全国ロードショー
【スタッフ】
原作:タカラトミーアーツ/シンソフィア
監督:菱田正和
脚本:青葉 譲
CGディレクター:乙部善弘
キャラクター原案&デザイン:松浦麻衣
プリズムショー演出:京極尚彦
制作:タツノコプロ:
配給:エイベックス・ピクチャーズ株式会社
製作:キングオブプリズム製作委員会
【ストーリー】
華々しくデビューを果たしたOver The Rainbow。
彼らを目指して、エーデルローズには続々と新入生が入学した。
4年に一度の「プリズムキングカップ」へ向けて練習を重ねるヒロ達だったが、
突如「シュワルツローズ」という対立勢力が現れて・・・
“最も女の子の心をトキめかせた男子“ だけが得られるプリズムキングになるのは、誰だ!?
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