トレーディングカードゲーム『Magic: The Gathering』(マジック:ザ・ギャザリング)の各国3人チームによる対抗戦「ワールド・マジック・カップ2017」が、12月1日から3日にかけてフランス・ニースで開催され、日本代表チームが優勝を果たした。
渡辺雄也さん、八十岡翔太さん、原根健太さんが組み、「絶対に対戦相手として当たりたくない」最強チームとの呼び声が高かった日本代表。
1993年に発売された世界初のTCGとして知られ、プレイヤーやファンは2,000万人以上。「世界で最も遊ばれているTCG」としてギネス世界記録にも認定されている。
レベルや規模など、様々な公式大会が開催されており、日本代表が優勝した「ワールド・マジック・カップ」は、世界選手権などとと並びプレミアイベントと呼ばれる上位大会の1つ。
それぞれの国または地域の年間プロ・ポイント最上位者と、国別選手権の優勝者・準優勝者、その合計3人が代表チームを組み、世界一を目指して争うチーム戦。3人それぞれが戦って、2勝した方が勝ち進むルールだ。
一方、原根健太さんは日本選手権の王者で、若手ながら近年目覚ましい活躍を見せている。
3人が組んだ日本代表がなぜ最強チームと呼ばれていたのか。それは3人の生涯獲得プロツアー・ポイントが1195点であることに依拠する。
様々な大会への参加を通じて、順位ごとに与えられるこのポイント。大半は殿堂入りした渡辺さん、八十岡さんが稼いだ数字だが、3人の平均値で考えてもそのポイントを上回るプレイヤーは歴代で25人しかいないほど、驚異的な数字だった。
今大会は前評判通り勝ち進み、準々決勝でオーストリアを破ると、準決勝では3大会連続でベスト8入りしている強豪・イタリア代表を2-1で退けた(外部リンク)。
迎えた決勝・ポーランド戦では、ジャイアント・キリングを成し遂げている相手だけに、ほぼ互角の試合展開。キャプテンの渡辺さんがミッドレンジの同型対決に敗れたものの、コンボデッキを駆使する原根さんが勝利し、状況はイーブンに。
最後は「赤単アグロ」を巧みに駆る八十岡さんが競り勝ち、前年の雪辱を果たした(外部リンク)。
なお『Magic: The Gathering』日本公式サイトでは、決勝戦を含む試合のレポートや使用デッキなどを掲載。また大会の模様は、ニコニコ生放送で現地から日本国内に向けて生中継された。
KAI-YOU.netでは、4月にTCGを特集しており、そちらも合わせてご覧いただきたい。
渡辺雄也さん、八十岡翔太さん、原根健太さんが組み、「絶対に対戦相手として当たりたくない」最強チームとの呼び声が高かった日本代表。
優勝候補の一角・ブラジル代表を破ったポーランドを迎えた決勝戦でも、前評判通りの活躍を見せ、見事に栄冠を勝ち取った。【お知らせ】ワールド・マジック・カップ2017チャンピオンは、日本代表チーム!おめでとうございます! https://t.co/1LgPkskXdC #mtgjp #MTGWMC pic.twitter.com/HEsMOXgAS9
— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) 2017年12月3日
世界初のTCG『Magic: The Gathering』の国際大会
「マジック」「ギャザ」と略される『Magic: The Gathering』は、アメリカのウィザーズ・オブ・ザ・コースト社製のトレーディングカードゲーム(TCG)。1993年に発売された世界初のTCGとして知られ、プレイヤーやファンは2,000万人以上。「世界で最も遊ばれているTCG」としてギネス世界記録にも認定されている。
レベルや規模など、様々な公式大会が開催されており、日本代表が優勝した「ワールド・マジック・カップ」は、世界選手権などとと並びプレミアイベントと呼ばれる上位大会の1つ。
それぞれの国または地域の年間プロ・ポイント最上位者と、国別選手権の優勝者・準優勝者、その合計3人が代表チームを組み、世界一を目指して争うチーム戦。3人それぞれが戦って、2勝した方が勝ち進むルールだ。
なぜ、日本代表チームは最強なのか?
大会の大本命といわれた日本代表チームの渡辺雄也さんと八十岡翔太さんは、2005年から設立されたマジック・プロツアー殿堂の顕彰者。一方、原根健太さんは日本選手権の王者で、若手ながら近年目覚ましい活躍を見せている。
3人が組んだ日本代表がなぜ最強チームと呼ばれていたのか。それは3人の生涯獲得プロツアー・ポイントが1195点であることに依拠する。
様々な大会への参加を通じて、順位ごとに与えられるこのポイント。大半は殿堂入りした渡辺さん、八十岡さんが稼いだ数字だが、3人の平均値で考えてもそのポイントを上回るプレイヤーは歴代で25人しかいないほど、驚異的な数字だった。
決勝の相手はジャイアント・キリングを成し遂げたポーランド
2016年大会では初日で敗退し、73チーム中64位に終わった日本代表。今大会は前評判通り勝ち進み、準々決勝でオーストリアを破ると、準決勝では3大会連続でベスト8入りしている強豪・イタリア代表を2-1で退けた(外部リンク)。
迎えた決勝・ポーランド戦では、ジャイアント・キリングを成し遂げている相手だけに、ほぼ互角の試合展開。キャプテンの渡辺さんがミッドレンジの同型対決に敗れたものの、コンボデッキを駆使する原根さんが勝利し、状況はイーブンに。
最後は「赤単アグロ」を巧みに駆る八十岡さんが競り勝ち、前年の雪辱を果たした(外部リンク)。
なお『Magic: The Gathering』日本公式サイトでは、決勝戦を含む試合のレポートや使用デッキなどを掲載。また大会の模様は、ニコニコ生放送で現地から日本国内に向けて生中継された。
KAI-YOU.netでは、4月にTCGを特集しており、そちらも合わせてご覧いただきたい。
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