オンラインバトルでは、レーティングシステムが取り入れられていて、特に上位のレートほど、同じような強いポケモンを使うトレーナーが多いと言われています。(もちろん好きで使っているトレーナーもいます)。
編集部では、そんな厨ポケを狩り、オンラインの対戦環境に革命を起こすべく活動し、「厨ポケ狩り講座」、「新・厨ポケ狩り講座」というタイトルの動画を投稿する、ニコニコ動画の人気実況者でもあるもこうさんにロングインタビュー。さらにはKAI-YOUから代表の米村と対戦までしていただきました!
インタビューでは、純粋にポケモンバトルを楽しんでいたもこうさんがなぜ厨ポケを狩るようになったのか、これからポケモントレーナーを目指す君へのアドバイス、さらにはポケモンバトルの時代の流れや、あの厨ポケの狩り方まで!
また、ポケモンバトルの話だけでなく、ゲーム実況者としての苦悩や本音、そして、人気ゲーム実況者の立場から見た、動画の伸ばし方のお話等もうかがっています!
KAI-YOU代表の米村と対戦していただいた動画の記事は下記よりお読みいただけます!
“厨ポケ”狩り実況者・もこう、KAI-YOU社長とガチでポケモンバトル
ついにポケモンXY公式が厨ポケランキングを発表──今、オンライン対戦に何が?
(⌒,_ゝ⌒)最初はただ、ポケモンの育成が楽しかった
──もこうさんとポケモンの出会いはいつ頃なんでしょうか?もこう ポケモン自体は『赤・緑』からずっとやっていました。はじめは普通にストーリーを攻略して、終わったらまたリセットしてやり直しすみたいに、単純にゲームのストーリーを楽しんでましたね。
──どのくらいから、本格的にポケモンバトルにのめり込むようになったんですか?
ガチで努力値だの種族値だのなんだのってこだわりはじめたのは、2008年くらいかな。当時の最新作だった『プラチナ』からですね。ガチでポケモンを育成している方はわかると思うんですけど、やっぱりハマりたてってめっちゃ楽しいんですよ。
──楽しいというのは具体的にどんなところに楽しさを感じてたんですか? たとえば僕だったら対戦は楽しいけど、育成の厳選だったり努力値振りでつまずいてしまいます…
もこう 僕は逆にハマりたての頃は対戦よりも育成の方が楽しかったですね。
元々作業ゲーが好きだったこともあったし、ひたすら卵を割って個体値の高いポケモンを出す。それを自分好みで努力値を振り分けて、技の構成なんかも考えたりするのがすごく楽しくて、育成だけで満足してしまうみたいなところがありましたね。
(⌒,_ゝ⌒)なぜもこうさんは厨ポケを狩るようになったのか
──それが何をきっかけに厨ポケを意識されるようになったんですか?もこう やっぱりこのゲームの本当の面白さっていうのは、個々のポケモンの能力を見出してオリジナルの理論で育成して、戦術を考えながら勝ち負けを競い合うところにあると思うんです。
だからどのポケモンも土俵は変わらないはず。でも能力の高いポケモンを使用するトレーナーが多いのが現実で、強いポケモン・弱いポケモンみたいに区別されているのが嫌だったんですよ。
それでいつしか、種族値が高いポケモンを種族値の低いポケモンで倒したいと思うようになってきましたね。
──だから「厨ポケ狩り講座」をはじめたんですか?
もこう というより、徐々に厨ポケをぶっ潰ぶしたいとい気持ちが生まれつつあった時に、実況者のあなごみさんという方の動画を見たんです。
その人はゲームボーイのソフト『ピカチュウバージョン』を目隠しでプレイする実況動画を投稿してるんですけど、それがすごく面白くて。
ポケモンピカ版を目隠しして実況(あなごみ)
もこう それでこの人みたいになんか俺でもやれないかなって思ったのがきっかけで、動画を投稿したいと思うようになりました。
──なるほど。たまたまタイミングが重なったんですね。
もこう 当時はバトレボ(Wii専用ソフト『ポケモンバトルレボリューション』)がすでに発売されていて、実況動画もたくさん上がってたんです。だから普通の対戦動画を上げても、多分その中に埋もれちゃうな、と思って。僕は自己顕示欲の塊なんで、やるからには注目されるような再生数が伸びる動画を絶対につくりたかった。
それで伸びそうなものを考えたときに、さっき言ったように当時は厨ポケに対する意識も@ポケモントレーナーの間で生まれてきていたし、「厨ポケ狩り講座」というタイトルがパッと頭に浮かびました。
すごくわかりやすくてシンプルじゃないですか? これだったらユーザーも見てくれるんじゃないかと思って、大学1年の時にはじめて動画をつくりました。
(⌒,_ゝ⌒)もこう先生が語る「厨ポケ」の定義とは?
──最初に「厨ポケ狩り講座」を投稿されたのは2009年でしたが、当時から「厨ポケ」という総称は浸透してたんですか?【バトレボ実況】第一回 厨ポケ狩り講座!
もこう そうですね、結構浸透してたと思います。
──僕の中ではもこうさんが考えたくらいのイメージがありました。それくらい、もこうさんの「厨ポケ狩り講座」は印象的でエポックメイキングな動画になっていると思います。
もこう どうしよう、じゃあ僕が考えたことにしようかな(笑)。でも元々あったけど、広まったのは僕の動画がきっかけじゃないんでしょうかね。
──(笑)。そもそも「厨ポケ」って何? という人もいると思うんですけど、改めて厨ポケ狩り講師として説明していただますか?
もこう 僕が講座内で厨ポケと定義づけたポケモンがすべて厨ポケです。
──な、なるほど…… たしかにそうだと思いますが、ではその厨ポケたちに何か特徴はありますか?
もこう 特徴はドラゴンタイプとはがねタイプのポケモンですよね。あとは600族、つまり種族値が高いポケモンはすべて厨ポケです。
──講座ではそんな厨ポケをマイナーポケモンで狩っていこうという内容ですよね。
もこう そうですね、動画のタイトル通り、厨ポケを狩って、狩りまくって、ポケモンの対戦環境をぶっ壊してやろうと。でもそう言いつつもぶっ壊せないみたいなのが初期のコンセプトでもありましたね(笑)。
(⌒,_ゝ⌒)ガブリアスを狩るにはフローゼルしかいない
【バトレボ実況】第三回 厨ポケ狩り講座!-QED-
──最近はポケモンも第六世代に入り、「ポケモンバンク」も解禁されて、さらに厨ポケが増えてきたと思います。講座を見てない方に、厨ポケを狩る極意を教えていただけたりしますか?
もこう 極意かぁ…… うーん、なんだろう…… そもそも厨ポケ狩りという技術は教えてはいるものの、僕にしかできない高等技術ですので、たとえばそのやり方を今ここで教えたところで実践できるものではないんですよ。
── ……大変失礼いたしました。では「ポケモングローバルリンク」の公式サイトで公開されたポケモンランキングはご覧になられましたか?
もこう ああ、見ました見ました。ついに公式でもそういう対戦データの統計を取ってきたなと。でもまぁ僕が独自に調査した結果と大体同じですね。
──じゃあ、たとえばそのポケモンランキングで1位のガブリアスを狩るにはどうしたらいいですかね?
もこう ……こいつを狩るにはフローゼルしかいないですね。フローゼルに特殊攻撃に124の努力値を振って、先手でれいとうビームを打てば確実に殺せます。
当厨ポケ狩り講座でも、そういった戦術を推奨しておりますので、これを読んでいる方にも是非とも実践してもらいたいですね
(⌒,_ゝ⌒)もこう先生も厨ポケ使ってますよね?
──あれ、でもフローゼルは厨ポケって…… もこうさんってたまに厨ポケを使ったりすることがありますよね?もこう ん? ないですよ? 何を勘違いしておっしゃっているのかわかりませんが、僕の頭の中に厨ポケを使ったという記憶は一切ございません。
──え、あとパーティーの中にたまに紛れてたり。
もこう 自分の手持ちの中にいるポケモンはすべて厨ポケではないですね。
──すいませんでした。すっかり勘違いしていました……
もこう あぁ結構そういう問い合わせが多いんですよね(笑)。僕は真っ向から全否定させていただいております。
(⌒,_ゝ⌒)メガガルーラに対抗するには……
【バトレボ実況】第二十二回 厨ポケ狩り講座!-その勇気-
──話を戻して、では2位にランクインされている、メガシンカで強力な特性「おやこあい」を手に入れて強くなったメガガルーラはどうしたらいいですか?
もこう こいつは普通にガルーラよりも早い格闘ポケモンでインファイトを放つと。まぁそれでもメガガルーラは耐久もあるので倒せないと思うんですよ、それにカウンターが返ってきたりといろいろ飛んできます。だからそれで負けそうになったら、もう切ると。
──!?
もこう はい。回線を切れば負けることはないので。
──それは切断…… ということですか・・・?
もこう あぁ、間違えました。切断じゃなくて降参ですね(笑)。 降参していただくと自分の大事なポケモンが傷つかなくて済むので。
──切断はポケモンバトルにおいて最もしてはいけない行為とされていますが、もこうさんはいかがお考えですか?
もこう 切断だけは何があっても絶対にやっちゃダメですね。ポケモントレーナーにあるまじき行為です。
──あれ? でもたしかされたことありますよね……? あの「勇気の切断」という名言が生まれた講座内で……
もこう ああ。1度だけね、やっぱりありますよ。ただそれには理由があります。切断という行為はいまだにやっている方が多くて、公式できっちりと対策もされていないですし、これからも減らないと思います。
だから切断という行為のおかしさ、醜さ、悲しさ、というのを自分が実際にやって視聴者の方に伝えたかったんです。あの時はそれを伝えるために、講師としてやむを得ずやった行為です。
──あれはそういう意味が込められてたんですね。私の勉強不足でした。
もこう あともう何が大事かって言うと、とにかく先手でつぶすことなんですよ。相手より素早さの種族値が高いポケモンで確実に1発でもっていく。もうぶっちゃけこれしかないんですね、やっぱり。
あとは読みが必要な場面は必ずやってくるので読む力と、切断をせずに自分の負けを認めること、この3点です。
(⌒,_ゝ⌒)ポケモンバトルの流れ、歴史について
──もこうさんは何十本と実況動画を投稿してきて、初代からずっとポケモンをやってきたと思いますが、ポケモンバトルの時代の流れみたいなものは感じられますか?もこう ポケモンバトルが本格的に流行りはじめたのって第4世代からなんですよね。その大きな理由の1つが、わざごとに特殊わざか物理わざかのどちらかが設定されるようになったことで、それによってポケモンの個性がより輝きやすくなった。
でもその反面、厨ポケがさらに猛威を振るうようになって、厨ポケを使う人が急激に増加して、そういう人は叩かれる風潮にありました。だから最初の方は、そんな厨ポケを狩っている僕に共感してもらえていたんだと思います。
でも今って第5世代、第6世代になるにつれて、なぜか厨ポケを使わない方が愚か者みたいな扱いをされてるんですね。ついにはマイナー厨マイオナとか呼ばれるようにもなってるんですよ。特に最近の流れの大きな特徴は、そういうところにあるのかなって思いますね。
──なんでマイナーポケモンを使う人が叩かれるようになってきてるんでしょうか。
もこう 1つの要因として、自分はマイナーポケモンを使ってるから負けて当然、みたいなスタンスの方が一部にいるんですよね。やっぱりそういう人たちへの皮肉も込めて叩かれるようになってるのかなって。
僕も結構その煽りを受けてるんですけど、決してそうじゃない。僕はマイナーポケモンたちに対する深い愛情を持ってるんです。
どうにかしてこいつらを厨ポケたちと同じ土俵に立たせて、真っ向からぶつかり合って勝たせてやりたいという気持ちがあります。そのスタンスだけは絶対に崩さずにこれからも続けていきますよ。
(⌒,_ゝ⌒)ポケモントレーナーを目指す君へ
──もこうさんのマイナーポケモンに対する愛情がすごく伝わってきました。おそらく講座を見て、ポケモンをはじめる方もいると思います。何かメッセージはありますか?もこう アドバイスですか…… まぁ1つ言えるのが、常にマイノリティであれと。常に挑戦思考を持っていなさいということですね。
ポケモンには一体一体に可能性が秘められてるんですよ。だからその可能性をトレーナーが見つけてあげること。
種族値が低いからといって、こいつはダメなポケモンだって決めつけるなってことですかね。あとは強い弱いを意識せず、純粋に自分の好きなポケモンを使って欲しいですね。
(⌒,_ゝ⌒)「厨ポケ狩り講座」は第1回目から手応えを感じた
──動画を投稿されてから、どのくらいで手応えを感じはじめたんですか?もこう もう第1回目から感じてましたね。元々バトレボの実況動画は伸びる傾向にあったとは思うんですけど、僕の場合は本当に1回目から日に日に再生数が伸びていきました。
それで第十八回目からは、さらに急激に伸び始めて、「あ、キテるな」って思った記憶があります。
第十八回 厨ポケ狩り講座!-男の誠意
──冒頭でこれまでの行いを反省しつつも結局キレちゃう回ですね(笑)。もこうさんの動画は、はじめて見た人でも楽しめるような内容になってると思うんですけど、動画をつくる上で意識されていることはあるんですか?
もこう 本当に何も考えずに素で喋ってます。元々よくしゃべる方なので、録画してないときでも独り言が多いんですよ(笑)。
あとは歌わないことは意識してますね。ちょっと癖でよく歌ってしまうんですよ。それをすごく嫌がる方が多いので、動画をつくるときは歌わないように心がけています。
──もっと一見さんでもポケモンバトルの魅力が伝わるように工夫されてるのかと思ってました。
もこう 少し真面目な話をすると、そこは意識してますね。ある程度多くの方に見られてくると、内輪ネタみたいなのができてくるんです。
でも動画では、できるだけそういう内輪ネタは出さないようにしていて、とにかく内輪っぽい雰囲気にはならないように常に意識しています。
(⌒,_ゝ⌒)実況動画を伸ばすには、人目につくしかない
──もこうさんの様に人気実況者になるための秘訣みたいなものはあるんですか?もこう そもそも人気というか実況者になりたいという考えを改めたほうがいいんですけど、それでもという方のために言わせていただきます。
ニコニコ動画のランキングは同じような人しかいないので、中々新規の人がランクインしづらい状況にあると思うんです。だからこそ、どうせやるからには、色んな人に見てもらう工夫をして欲しいんです。
──それはどういった工夫が効果的なんでしょうか。
もこう 工夫というのは、たとえば毎日決まった時間に投稿して毎時ランキングに載るように狙っていくとか、人目につくところに載るようにするテクニックのことですね。とにかく人目につくところに載らないと絶対に伸びない。
だから最初は内容の工夫ではなくて、いかにランキングに載るか、ということを意識した方がいいと思います。
ゲーム実況であれば、それこそポケモンとかマリオとか有名なフリーゲームとか、まずは人気ゲームの実況動画に手を出して、ある程度実況者として認知されることが大事です。自分がやりたいことをやるのはそこからですね。
実況動画に限らず、コンテンツって1回バーンと伸びてしまえば、しばらくはある程度の数字がついてくるんですよ。でもずっと最初と同じ状態だとすぐにマンネリ化しちゃうので、そこからは人と違うことをやる、という内容の工夫に入っていく必要があると思いますね。
(⌒,_ゝ⌒)実況者としての苦悩
──今日は実況者としての、そういうアドバイスや本音も聞きたいと思います。もこうさんの動画はたくさんの方に見られている反面で、批判コメントも多いように見受けられますが、メンタルは大丈夫ですか?もこう (笑)(笑)(笑)。メンタル的なダメージは正直申し上げますとありますね。やっぱり自分はガラスのハートですから。
僕の場合は、初期の頃からある程度の数字が稼げていたんですけど、その代わりに早い段階でマンネリ化してしまったんです。
その時に自分でもわかってはいたんですけど、やっぱり「最近こいつの動画つまんねぇ」とか言われて、それでちょっと内容を変えると「最近もこうおかしいよね」とか言われたり。
そういう人のことを逆に「最近厨」って呼んで動画で叩いたりしたんですけど、結構まぁメンタルにダメージを与えてくるんですよ(笑)。
実況者の中にも僕みたいな方が結構いると思うんですけど、100の賞賛コメントよりも1つの批判コメントが気になってしまうと言うのがあって、動画も荒らさないで欲しいんですけど、まぁ中々そうはいかないですよね……
(⌒,_ゝ⌒)ゲーム実況動画は気軽につくれない
──なるほど。やっぱり大変ですよね。それでも厨ポケ狩り講師をずっと続けてこられて、ほかに思い悩むことはないですか?もこう さっき決まった時間に投稿することが大事って言いましたけど、やっぱり一定のスパンを保って動画を投稿し続けることは難しかったです。
視聴者の方はずっと待ってくれてるし、自分もそれに応えたい。最低でも週に1本みたいに一定のペースで投稿したいんですけど、どうしても実況動画って気軽にポンポン投稿できるものじゃなくて……
僕はちょっとずつ撮って撮り溜めとかしないんですよ。1つの動画をつくるのに、一気に録画するので、まとまった時間が必要になってくるんですよね。 ──1つの動画をつくるのに大体どれくらいの時間がかかるんですか?
もこう 回にもよるんですけど、中々講座として使えるようなバトルが収録できないときは、撮影だけで4〜5時間。
それに加えてエンコードや編集で2時間くらいかかりますね。でもその日に撮るって決めたら、絶対にその日につくるようにはしています。
──もこうさんは1度は社会人になられましたが、やはり社会人と実況者の両立は難しいんでしょうか?
もこう 今は会社を辞めて転職活動中なので何とかなっていますが、会社員の時は両立は無理でしたね(笑)。社会人になるまでは余裕だと思ってたんですけど、実際なってみると鬼のように忙しくて「無理でしょ!」って感じでした(笑)。
(⌒,_ゝ⌒)それでもポケモンバトルの楽しさを広めたい
──そんなにも思い悩みながらも、講座をつづけていく理由はどこにあるのでしょうか?もこう やっぱりポケモンバトルの楽しさを広めたいからですかね。あと自分はまだマイナーポケモンで「“厨ポケ」をつぶせるということを証明しきれてないんですよ。
ポケモンバトルの世界は無限大だと思ってるので、この先も100本200本と動画を投稿して、マイナーポケモンで答えを導き出したいと思ってます。
それともう1つあって、それは自分より人気のある実況者が許せないんですよ(笑)。
──なるほど(苦笑)。
もこう たとえばバトレボ時代であればジェネシスさんとかですし、今だったらポケモンの実況動画に限らず、レトルトとか最俺(最終兵器俺達)は僕のライバルですね。彼らを倒すまではやめられません(笑)。
ジェネシス理論01【超戦術】
もこう 実はバトレボの「厨ポケ狩り講座」が一旦おわったあとは、正直「もうポケモンしたくねぇな」って思ってたんです。むしろポケモンよりも歌をうたったり、ほかの実況動画を撮ってる時の方が楽しくて。
でも、『X・Y』の「新・厨ポケ狩り講座」で復活したのは、彼らのような人気実況者が許せなかったというのがあるんですよ(笑)。
(⌒,_ゝ⌒)今後はガチの歌い手にもなりたい
内定を取り消され全てを失った者が、『Hello,Worker』 歌ってみた。
──今後のご展望みたいなお考えはありますか?
もこう もっと自分の存在を世に知らしめたいですね(笑)。ちょっとポケモンの番組に呼んでくださいとかね。実際に人前で講義をやったり、後は歌い手になりたいとか。
──歌い手ですか!?
もこう 歌い手は結構本気でなりたいですね。歌い手さんは女性からの人気が多いと思うんですけど、僕は同性から支持を得られるようなガチの歌い手になりたいです。
──女性にモテたいとか、そういう邪な気持ちじゃないんですね。
もこう そういう気持ちは一切ございません。やっぱり会社を辞めて、ようやく見つかった転職先から内定を取り消されてしまってる以上、今が人生のターニングポイントだと思うんです。だから厨ポケ狩り講師だけじゃなくて、もっと幅広く色んなことにチャレンジしていきたいですよ。
(⌒,_ゝ⌒)ポケモンバトルは俺の人生
──心中お察しいたします。最後に、もこうさんにとっての“ポケモンバトルは何か”についてお聞かせ下さい。もこう 人生ですね。人生です。金がなくなろうとも、どんなに身がボロボロになろうとも、ポケモンバトルだけはやり続けます。自分からポケモンバトルを取ってしまったら、自分には生きている価値はない。そう、断言できます。
──ありがとうございました。もこうさんの転職先が見つかることを心より願っております。
この記事どう思う?
もこう
厨ポケ狩り講師
2009年より、主に動画投稿サイトのニコニコ動画の実況者や歌い手として活動。特にゲームソフト「ポケットモンスター」シリーズのポケモンバトルにおいて、厨ポケ狩り講師として投稿したゲーム実況動画「厨ポケ狩り講座」では、それまで日の目を浴びていなかったマイナーポケモンを駆使しながら厨ポケを狩るスタンスが話題を呼んだ。以降、同シリーズの動画は、自身の感情的な言動も度々話題になることから、爆発的な再生数を記録。今ではniconicoが展開するユーザーチャンネル「いつもこうしたい」を運営する人気実況者の1人。2013年からは新たなシリーズ「新・厨ポケ狩り講座」を投稿。現在は転職活動に奮闘している。
3件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:4222)
ワイはKING☆of☆にどらん
匿名ハッコウくん(ID:2219)
すごく真面目で、でももこう先生らしさを失ってない、王の片鱗が垣間見える記事でした。
AOMORI SHOGO
( ⌒,_ゝ⌒)マンダのりゅうせいぐんはつよい