【TIF】欅坂46初登場！ 凛々しくも美しく「サイレントマジョリティー」披露

昨日の疲れも吹っ飛ばすかのような晴天の中、「TOKYO IDOL FESTIVAL 2016」（TIF2016）2日目が始まりました。

茨城県ひたちなか市では毎年恒例の大規模フェス「ROCK IN JAPAN2016」が幕を開けたが、こちらお台場も負けず劣らず、アイドルとヲタクの激しい戦いが今日も早朝から行われていました。

その中で、今年デビュー、そして今回がTIF初登場でもある、今一番熱いアイドル「欅坂46」のライブレポを、「TIF2016」に出演するアイドル兼ライターのエレクトリックリボン・ericaがお届けいたします！

文：erica（エレクトリックリボン）　撮影：神戸恵介

野外ステージ初登場1発目の「サイレントマジョリティー」の迫力

AKB48のライバルユニットでもある乃木坂46に続く「坂道シリーズ」第2弾、姉妹ユニットとして、欅坂46は昨年の8月に結成されました。デビュー曲「サイレントマジョリティー」は、アイドルファン以外の人たちをも魅了。大変な話題を呼び、現在YouTubeでの2268万回再生数を超えています。

時代はAKBから乃木坂に移行しつつあるとささやかれる中、欅坂の注目度は、「TIF2016」の出演者の中でも、最も高かったと言えるはずです。そんな欅坂の「TIF」初登場を見ようと整理券列に並んでいた団体が、登場5分前に一斉にSMILE GARDEN入り。一目散にステージの最前列に向かって走り、砂埃が舞っている光景はフェスならでは。
※会場内で走ると、とっても危険です！なるべく走らずに行動しましょう

野外に位置するSMILE GARDEN、（チケット代のかからない）無銭エリアの一番後ろの方まで大勢の人に埋め尽くされました。昨年、さっしーこと指原莉乃さんのいるHKT48がSMILE GARDENでパフォーマンスした時よりも多かったかもしれません。 まず一曲目はいきなり「サイレントマジョリティー」を披露。最前列で一生懸命手作りのうちわを振る観客も、サイマジョ始まりに一気に高まります。 圧倒的存在感を誇るセンター・平手友梨奈さんの透明感は、熱いSMILE STAGEでも光り輝いていました。ああ、これがセンターの迫力。常に凛としています。数え切れないステージを見てきている私ですが、久しぶりに人を見て鳥肌が立ちました。 しっかり揃ったダンスパフォーマンスと、坂系特有の膝丈スカートがひらひら涼しげに舞っていて、そのギャップに目を奪われてしまいました。

ずーみんの真っ直ぐな歌声がSMILE GARDENに響き渡る

MCは菅井友香さんが進行。「私たちは結成してまだ1年経ってない新人なんですけど、こんなに大きな規模のアイドルフェスティバルに出演できて嬉しいです！ 私たちと一緒にたくさん汗かきましょう！」と宣言。

「夏といえば？」を各メンバーに質問。「かき氷」「海」「アイス」「BBQ」などが上げられていたが、鈴本美愉さんの「夏休みの宿題」発言は、会場の空気を和やかにしていました。

続いて、メンバーの小林由依さんと今泉佑唯さんで結成された2人組ユニット・ゆいちゃんずが、ギター弾き語りで1stシングル収録曲「渋谷川」を披露。緊張しているのか曲のタイトルコールを噛んでしまい、とても可愛かった！ 可愛かった！ 今回私が注目していた、ずーみんこと今泉佑唯は、歌唱力のあるメンバーとして定評がありますが、クセのない真っ直ぐな歌声が、野外ステージ全体に響き渡り、観客はケチャも忘れるほど聞き入っていました。

ラストは「世界には愛しかない」フルコーラス初披露

続いて「手を繋いで帰ろうか」をメンバー全員で披露。メンバー同士の仲の良さが伝わるライブパフォーマンスに触発されたのか、観客も一体となり、コールや口上の声がさらに大きくなっていたのがよくわかりました。 「次の曲で最後なんですけど、次の曲は8月10日に発売される欅坂46のセカンドシングルとなります」と言うと、「世界には愛しかない」をフルコーラスで初披露。 この曲は欅坂46のアンダーグループ「けやき坂46（ひらがなけやき）」から、長濱ねるさんも参加。メンバーも「特に聞いてほしい」という、ポエトリーリーディングから始まるこの曲、夏の暑さを忘れるさせてくれる清涼な楽曲になっていた。 最後の楽曲ということで、観客の歓声も最高潮。気合いの入ったコールで盛り上げていました。

芯の強い女性像を引き受けて凛と立っていた欅坂46

また、「TIF」と言えば、他のアイドルのステージを見に来るアイドルを目撃できるのも醍醐味の一つですが、欅坂46のパフォーマンスをステージ脇から見つめるアイドルが、ひときわ多かったように思います。特にPASSPO☆の増井みおさんが可愛かった。可愛かった！ 年季の入ったAKB48のヲタクとして坂系のライブを初めて真正面から見た私は、「正直、やっぱり時代は移り変わってきているのかな」と感じてしまい、同時に少し切ない気持ちにもなりました。

欅坂のメンバーは皆、パフォーマンス中、暑さも疲れも感じさせない表情で、凛とした姿でずっとステージに立っていました。キャピキャピと可愛らしいアイドルというよりは、芯の強い女性グループという出で立ちで、女性に好かれるユニットという印象が残りました。 でも、もちろん中身は普通の女の子です。MCになると素が見えて、一瞬で心を奪われてしまいました。 AKB48グルーブ・乃木坂46グルーブと、コンセプトは違って、ライバルとされていますが、これからも女性のカッコイイ部分を最大限に発揮して、各グループ熱いステージを届けてくれることを期待しています！

「TIF2016」エレクトリックリボンの出番は以下のとおりです！

8月7日（日)「TOKYO IDOL FESTIVAL2016」　エレクトリックリボンステージ一覧
15:17〜15:29　：　FESTIVAL STAGE
16:21〜16:33　：　DREAM STAGE