元俳優・歌手の押尾学さんに独占インタビューを決行したという「押尾学完全特集」というページが公開され、6月1日から物議を醸している。
しかし、謳い文句には「押尾学が月に300万円を稼いでいるという噂は本当なのか!?」「仕事、貯金、人脈、地位・・・事件ですべてを失った押尾学氏の驚くべき現在の生活」「押尾学はどうやってワンクリックで月300万円を稼いだのか!?」という、扇情的なコピーがつけられている。
見る人が見ればわかる通り、押尾学さんを広告塔として利用した、いわゆる情報商材のようだ。ページでは、それらの事実について、期間限定で無料公開としてメール登録したら本人インタビューなどをプレゼント、と書かれている。
しかし2009年、マンションの部屋で一緒にドラッグを服用した女性が死亡した事件で、保護責任者遺棄致死容疑などで実刑判決を受け、2014年末に仮釈放となった。
現在はバンド活動も再開し、LIVのライブ活動なども行っている。この3月には、出所後初となるインタビューが『週刊新潮』に掲載され、一部で話題を注目を集めていた。
かつてネオヒルズ族と言われた与沢翼さんがTVなどにも度々出演し、にわかに注目を集めた情報商材ビジネス。
物理的な商品はなく情報自体を商品として、主にネットやセミナーなどで受講者を募り、高価な受講料の見返りにそのビジネスの秘訣を教えるというパターンが多く、抜き差しならなくなってなんとか挽回しようという人がこの商法にハマってしまうという。
人気漫画『闇金ウシジマくん』でも、与沢翼さんらへの取材を元にした「フリーエージェントくん」編でこの情報商材ビジネスはリアルに描写されている。
明らかに、押尾学さんが協力しているのは、この情報商材ビジネスだ。共通する特徴である、やたら縦長のページを好む傾向も完全に当てはまっている。テンプレなのだろう。
オフィスは渋谷と記載されているが、これも果たして。
全容を探るべく、メール登録をしてみたところ、確かに独占インタビュー動画を視聴することができた。
第1話だけで、実に46分に及ぶロングインタビュー。ほぼノンカットのようだ(視聴する側としては多少は編集してほしいものだが)。
あえてここには貼らないが、動画は独自プレイヤーではなく、YouTubeに、それも限定公開でもなく一般公開されている(6月2日現在)。いいのかそれで…?
場所は自室なのか、押尾学さんが座っているそばにはギターが写り込んでいる。取材には終始リラックスした様子で、様々な質問に答えている。
「良くも悪くも自由に、正直に生きてる」「インターネットは見ない」「押尾語録の9.9割はウソ」など、実に興味深い話が飛び出す。これらの発言も、後日、ネットで人気の押尾語録入りするのかもしれない。 そもそも、このインタビューをどうして受ける気になったのか、という質問も。「今はSNSなどで自分から発信できる時代。だから、今後は自分から(話して)いこう」と、自分自身が生の言葉で答えたいと語った。
しかし、これは、あくまで情報商材の宣言である。本人が、それをどこまで正確に理解しているのかは定かではない。彼は純粋に自分の言葉を届けるために語っていて、周囲がそれを利用している可能性も否定はできない。 そして話は、いよいよ現在の生活に。
現在について、自身で「平和に穏やかに過ごしている」「年内にバンドのアルバムが出せるように準備している」と語っている。「今までいっぱいカッコつけてきたから、素を出そうと思って。ありのままの自分を出していこうかなと」。
芸能界からも実質追放され、事務所にも所属していないという押尾さんに、インタビュアーは迫る。「では、収入的はところはどんな状況なんでしょうか?」「普通に飯食えるくらいの感じ」「ぶっちゃけいくらくらいとか?」「本当は教えてあげたいけど、それは今度教える」というやりとりも。
その後は、刑務所時代の生活や、当時の芸能界での活動について、さらに出所後は何をしていたのか、といった話が続く。
刑期中に付き合っていた彼女に二股をかけられていた話から、実家から出て一人暮らしを始めたものの、顔が知られているため、なかなか仕事に就くこともできず、ギリギリの生活が2年続いた話まで、出所後の苦悩を語る。
「人生の迷路にいて、出口がわかんないんだよね。何していいかわかんないんだから」。
そして、動画の最後、「でも、そこで転機があったということですよね?」という質問に、「そうだね」と答える押尾さんの言葉で終わる。いよいよきな臭くなってまいりました。
第2話のタイトルは「絶望と希望」。5話まですべて無料で、気が向いたら、視聴し続けてみようと思う。
しかし、謳い文句には「押尾学が月に300万円を稼いでいるという噂は本当なのか!?」「仕事、貯金、人脈、地位・・・事件ですべてを失った押尾学氏の驚くべき現在の生活」「押尾学はどうやってワンクリックで月300万円を稼いだのか!?」という、扇情的なコピーがつけられている。
見る人が見ればわかる通り、押尾学さんを広告塔として利用した、いわゆる情報商材のようだ。ページでは、それらの事実について、期間限定で無料公開としてメール登録したら本人インタビューなどをプレゼント、と書かれている。
人気俳優・歌手から一転、懲役を受けた押尾学
押尾学さんは、俳優として活躍。歌手としても、ボーカルをつとめるバンド・LIV(リヴ)としてレーベルに所属、精力的に活動していた。しかし2009年、マンションの部屋で一緒にドラッグを服用した女性が死亡した事件で、保護責任者遺棄致死容疑などで実刑判決を受け、2014年末に仮釈放となった。
現在はバンド活動も再開し、LIVのライブ活動なども行っている。この3月には、出所後初となるインタビューが『週刊新潮』に掲載され、一部で話題を注目を集めていた。
「ワンクリックで月300万」、やたら縦長のページ…どう見ても情報商材です
その押尾学さんが、いかにも怪しい情報商材に登場してネット上で騒がれている。かつてネオヒルズ族と言われた与沢翼さんがTVなどにも度々出演し、にわかに注目を集めた情報商材ビジネス。
物理的な商品はなく情報自体を商品として、主にネットやセミナーなどで受講者を募り、高価な受講料の見返りにそのビジネスの秘訣を教えるというパターンが多く、抜き差しならなくなってなんとか挽回しようという人がこの商法にハマってしまうという。
人気漫画『闇金ウシジマくん』でも、与沢翼さんらへの取材を元にした「フリーエージェントくん」編でこの情報商材ビジネスはリアルに描写されている。
明らかに、押尾学さんが協力しているのは、この情報商材ビジネスだ。共通する特徴である、やたら縦長のページを好む傾向も完全に当てはまっている。テンプレなのだろう。
運営会社の電話番号は不通
このページを運営しているという合同会社VidaCreationに電話取材を試みるも、会社のHPに記載されている電話番号にかけると「移転のため、電話を取り外してあります」という自動ガイドが流れるだけ。オフィスは渋谷と記載されているが、これも果たして。
全容を探るべく、メール登録をしてみたところ、確かに独占インタビュー動画を視聴することができた。
メール登録して第1話46分の動画を視聴してみた
メール登録をすると、確かに独占インタビュー動画を視聴することができる。全5話で構成されているようで、まずはその第1話「押尾学の真実 #01 栄光と挫折」が公開されている。第1話だけで、実に46分に及ぶロングインタビュー。ほぼノンカットのようだ(視聴する側としては多少は編集してほしいものだが)。
あえてここには貼らないが、動画は独自プレイヤーではなく、YouTubeに、それも限定公開でもなく一般公開されている(6月2日現在)。いいのかそれで…?
場所は自室なのか、押尾学さんが座っているそばにはギターが写り込んでいる。取材には終始リラックスした様子で、様々な質問に答えている。
「良くも悪くも自由に、正直に生きてる」「インターネットは見ない」「押尾語録の9.9割はウソ」など、実に興味深い話が飛び出す。これらの発言も、後日、ネットで人気の押尾語録入りするのかもしれない。 そもそも、このインタビューをどうして受ける気になったのか、という質問も。「今はSNSなどで自分から発信できる時代。だから、今後は自分から(話して)いこう」と、自分自身が生の言葉で答えたいと語った。
これがもし、まともなメディアでのインタビューであれば、彼のその言葉も、刑期を終えて法に裁かれた人間が再起を誓う言葉と捉えられたかもしれない。いずれにしろ多くの人からの批判は免れなかっただろうが。俺はもう人生のどん底までいってるから、ここで頑張ってこれから結果を出せば、引きこもり、いじめられている人、または病んでいる人、そういう人に…少しでもこっちが頑張って、刑務所までいって叩かれまくって、でもあつい復活したねって。あいつすごいねって、希望の光じゃないけど、勇気とかを与えられたらいいなと思う動画「押尾学の真実 #01 栄光と挫折」より一部抜粋
しかし、これは、あくまで情報商材の宣言である。本人が、それをどこまで正確に理解しているのかは定かではない。彼は純粋に自分の言葉を届けるために語っていて、周囲がそれを利用している可能性も否定はできない。 そして話は、いよいよ現在の生活に。
現在について、自身で「平和に穏やかに過ごしている」「年内にバンドのアルバムが出せるように準備している」と語っている。「今までいっぱいカッコつけてきたから、素を出そうと思って。ありのままの自分を出していこうかなと」。
芸能界からも実質追放され、事務所にも所属していないという押尾さんに、インタビュアーは迫る。「では、収入的はところはどんな状況なんでしょうか?」「普通に飯食えるくらいの感じ」「ぶっちゃけいくらくらいとか?」「本当は教えてあげたいけど、それは今度教える」というやりとりも。
その後は、刑務所時代の生活や、当時の芸能界での活動について、さらに出所後は何をしていたのか、といった話が続く。
刑期中に付き合っていた彼女に二股をかけられていた話から、実家から出て一人暮らしを始めたものの、顔が知られているため、なかなか仕事に就くこともできず、ギリギリの生活が2年続いた話まで、出所後の苦悩を語る。
「人生の迷路にいて、出口がわかんないんだよね。何していいかわかんないんだから」。
そして、動画の最後、「でも、そこで転機があったということですよね?」という質問に、「そうだね」と答える押尾さんの言葉で終わる。いよいよきな臭くなってまいりました。
第2話のタイトルは「絶望と希望」。5話まですべて無料で、気が向いたら、視聴し続けてみようと思う。
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