人工知能学会がハリウッドとコラボ 「2045年問題」をアツく討論

人工知能学会がハリウッドとコラボ 「2045年問題」をアツく討論
人工知能学会がハリウッドとコラボ 「2045年問題」をアツく討論

映画『トランセンデンス』より主演のジョニー・デップさん/(C)2014 Alcon Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

6月28日(土)、映画『ダークナイト』シリーズや『インセプション』などで知られるクリストファー・ノーランさんが制作指揮を務める、ジョニー・デップさん主演の近未来系SF超大作『トランセンデンス』が公開される。

そんな『トランセンデンス』と、女性型アンドロイドイラストを学会誌の表紙に起用して物議を醸した人工知能学会がコラボ。両者の共同特別企画講演「~エヴリンの夢~」が、5月14日(水)、愛媛大学で開催される「2014年度人工知能学会全国大会」にて実施されることがわかった。

同講演では、本作のテーマである、AI(人工知能)が人間の知能を超える現象を指す、シンギュラリティ(技術的特異点)、いわゆる「2045年問題」について、様々な科学者たちが本作の映像を混ぜながらアツいパネル討論を行う。

科学者が胸をアツくさせるシンギュラリティとは何か

映画『トランセンデンス』は、前述の大ヒット作『ダークナイト』シリーズや『インセプション』のキャスト・スタッフが再集結して贈られる作品。クリストファー・ノーランさん総指揮の下、ノーランさんの作品で数多くの撮影監督を担当してきたウォーリー・フィスターさんの初監督作品でもある。

本作では、シンギュラリティ(技術的特異点)を中心とした内容が展開。シンギュラリティとは、凄まじい速度で成長し続けるコンピューターの人口知能がこのまま発達し続けた場合、コンピューターが人間の知能を超えてしまう現象や、そのタイミングを指している。

シンギュラリティは、遅くとも30年以内に訪れると言われており、巷では「2045年問題」として語り継がれている。

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