新たな園内は、昭和の日常を描いた名作『ALWAYS 三丁目の夕日』のような温かみのあるレトロな風景に、昭和をモチーフにしたアトラクションたちが誕生。
その姿は『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』に出てくるテーマパーク「20世紀博」を思い出させる。
昭和にハマる大人を描いた「オトナ帝国の逆襲」
『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』/画像はAmazonから
埼玉県にテーマパーク「20世紀博」がオープンして、昭和の古き良き番組や暮らしなどを再現した懐かしい世界に浸る大人たち。しんのすけの父・ひろし、母・みさえたちも深くハマりはじめて、日常が崩れはじめてしまう。両親を取り戻すためにしんのすけ率いる「かすかべ防衛隊」が激闘を繰り広げる物語。
まだ、見ていない方はティッシュの準備を忘れずに。また、当時は見たという方も大人目線の鑑賞でまた違った感動ができるのでオススメだ。
入り口からエモい西武園「夕日の丘商店街」
夕日の丘商店街イメージ
そんな両者が楽しめるテーマパークが今回一新された西武園ゆうえんち。新コンセプトは「昭和の熱気を遊びつくそう。」。
活気、元気、熱気がほとばしる「夕日の丘商店街」に入り込むと、視界すべてが1960年を感じるレトロな雰囲気で、昭和テイストな30店舗が連なっている。
(オトナ帝国の逆襲は、夕日町銀座商店街だったなぁ)
お店では、当時の紙幣を再現させた色合いや手触りの「百園(ひゃくせいぶえん)」と「拾園(じゅうせいぶえん)」の2種類の園内通貨を導入。手塚治虫さんの代表作『ジャングル大帝』のレオとパンジャが紙幣を彩る。
当時の物価感覚でお買い物や様々な体験を楽しめて、懐かしのクロケット(コロッケ)やスパゲッティー・ナポレターナ(ナポリタン)などを堪能できるレストラン、射的体験など古き良き体験がいっぱいだ。平成生まれの人でも、TVや映画で見たやつだとエモい気持ちになること間違いなし。
スパゲッティー・ナポレターナ
園内通貨/画像は西武園ゆうえんち公式サイトから
たとえば、さっき道案内をしてくれたお巡りさんが突如として泥棒との追跡劇をはじめ、至近距離でのアクロバットなパフォーマンスを展開、ゲストも気づけばエンターテインメントに巻き込まれる仕組みだ。
ライブパフォーマンス/画像は西武園ゆうえんち公式サイトから
遊びに行く前は、オトナ帝国の逆襲で昭和のイメージを膨らませるといいかもしれない。
新アトラクションは手塚治虫キャラとゴジラ
レオランドイメージ/画像は西武園ゆうえんち公式サイトから
しかし、すべてが昭和な雰囲気だけではない。
ゴジラ・ザ・ライド/画像は西武園ゆうえんち公式サイトから
左が山崎貴さん、右が津野庄一郎さん/画像は西武園ゆうえんち公式サイトから
だがいざ体験すると、ゲストは最先端技術で描かれたゴジラやキングギドラたちの大怪獣頂上決戦の真っ只中に放りこまれ、突如として襲われるスリルの連続に、息つく暇もない大興奮な体験を楽しめる。
(オトナ帝国「20世紀博」内では、ひろしが怪獣と戦っていたな)
あの頃の昭和をモチーフという令和のアイデアと技術が詰まった西武園ゆうえんちは、奇しくも昭和を再現したテーマパーク「20世紀博」と同じ埼玉県。
もちろん、西武園ゆうえんちは『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』をモチーフにはしていないし、大人だけではなく子供も楽しめるテーマパークとなっている。
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