2010年にTVアニメ『Angel Beats!』の劇中バンド「Girls Dead Monster」の歌唱役を担当した後、2011年春にソロデビュー。同年の秋にはTVアニメ『Fate/Zero』のOP曲『oath sign』をリリース以降、数々のアニメとタイアップしてきた。アーティストとしてもテレビ番組「ミュージックステーション」の出演や、千葉・幕張メッセ国際展示場でのワンマンライブを成功させ、国内外で多くのファンを熱狂させ続けている。
「ゴールデン街って小さいお店がいっぱいあって、それぞれ自分たちが好きなことをやっているから、ドアの感じやお店構えからして『異国』みたいで。そこで出会う人たちが面白かったんですよね。アニメバーもあるし、ラーメン屋さんもあるし、ずっとハードロックや椎名林檎さんの曲だけが流れているところもあるし……本当にみんなが好きなことをやっている感じ」
「(ゴールデン街では)お客さん同士でも『なんの仕事をしているか』くらいは知っているけど、それ以上を詮索しない。好きなこと以外はそんなに興味がないっていうか。そんな、ねちっこくない関係がすごく好きでした」
岐阜からリュックひとつで上京したLiSAさんにとって、バンドメンバー以外とも交流できたゴールデン街でのひと時は、癒やしでもあり励みにもなったのだろう。さらには「知らない曲たちをあそこで学んだ」という。
「私がやっていた『Love is Same All』というバンドのメンバーのHAKAMAさんが、『どんがらがっしゃん』って串揚げ屋さんで働いてて。そこで、松田聖子さんやちあきなおみさんの古い映像がずっと流れていたんです。ちあきなおみさんのエモさに私は衝撃を受けて(笑)、それからずっとYouTubeを探っていたのを覚えています」
今も「どんがらがっしゃん」のエリアマネージャーとして働く“HAKAMA”こと袴塚さんは、LiSAさんを見て、大きくは印象は変わらないものの、「ちょっと大人になったかな」と笑った。
Candy Stripperのコンセプトは「NO RULE, NO GENRE, NO AGE」。自分の感性を年齢やジャンルに縛られずに楽しめる、そんな服たちの魅力をLiSAさんは「かわいいのに毒がある」と表現してくれた。
「毒」と聞くと、ちょっとコワいイメージが浮かぶ。いったいどんな意味だろうと思い、インタビューでさらに深く聞いてみることにした。
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