同番組は、2015年7月から12月にかけて放送。番組としては一旦終了したものの、さユりさんの2ndシングル『それは小さな光のような』の発売を記念して、一夜限りの復活編としてカムバックした。
タイトルからもわかる通り、今回は、1月からフジテレビ“ノイタミナ”ほかで放送されていたTVアニメ『僕だけがいない街』(通称・僕街)とコラボレーション。2ndシングルの表題曲「それは小さな光のような」は、同作のエンディングテーマだ。
イベントは、地下アイドルやライターとして活躍する姫乃たまさんをMCに、『僕街』から悠木碧さん(雛月加代役)、赤﨑千夏さん(片桐愛梨役)、鈴木健太さん(プロデューサー)をスペシャルゲストに迎え、さユりさん自身も原作から好きという『僕街』に関するトークを展開。
後半のライブパートでは、エンディングテーマである「それは小さな光のような」をはじめ、2ndシングルの2曲目「来世で会おう」、デビュー曲「ミカヅキ」など、全8曲を披露。トーク・ライブともに、さユりマニアの増殖を実感した内容だった。
企画/吉田雄弥 取材/文:恩田雄多 撮影:市村岬
僕街は声の力で感情がダイレクトに伝わってくる
『酸欠少女さユり 夜明けのパラレル実験室 〜僕街編〜』/左から姫乃たま、さユり
続いて赤﨑さん、悠木さん、そして姫乃さんから「前髪遊ばせてますね!(笑)」と評された鈴木プロデューサーがステージへ。キャラクターの紹介やお気に入りのエピソードなど、早速、アニメに関するトークがスタートした。
TVアニメ『僕だけがいない街』/(C)2016 三部けい/KADOKAWA/アニメ「僕街」製作委員会 (C)Kei SANBE 2015/KADOKAWA
『酸欠少女さユり 夜明けのパラレル実験室 〜僕街編〜』/左から姫乃たま、さユり、赤﨑千夏、悠木碧、鈴木健太
もう一人、“物語のキーになるキャラクター”である雛月加代を演じる悠木さんは「一言の重みがあるので、そのリアリティが伝わるように気をつけている。まさに“一言入魂”」と、役柄へのこだわりを語る。
一方、さユりさんは、「声の力で感情がダイレクトに伝わってきて、毎回泣いてしまう。すばらしいです……」と、好きな作品のキャスト陣を前に、やや緊張気味だった。
雛月の心の動きを描けるように
TVアニメ『僕だけがいない街』藤沼悟と雛月加代/(C)2016 三部けい/KADOKAWA/アニメ「僕街」製作委員会 (C)Kei SANBE 2015/KADOKAWA
最終的には、原作コミックス1巻をそのまま描き、悟が「リバイバル(再上映)」によって小学生に戻る――インパクトの大きいシーンで幕を閉じる。衝撃があとを引く展開には、さユりさんも「次回へのワクワク感が高まって、1週間がすごく長く感じました!」と興奮していたようだ。
物語上、雛月にとって転機となる第3話と第8話を選んだ悠木さん。
TVアニメ『僕だけがいない街』第3話より雛月加代/少しずつ優しい表情になっていく/(C)2016 三部けい/KADOKAWA/アニメ「僕街」製作委員会 (C)Kei SANBE 2015/KADOKAWA
TVアニメ『僕だけがいない街』第5話より藤沼悟/(C)2016 三部けい/KADOKAWA/アニメ「僕街」製作委員会 (C)Kei SANBE 2015/KADOKAWA
TVアニメ『僕だけがいない街』藤沼悟と片桐愛梨/(C)2016 三部けい/KADOKAWA/アニメ「僕街」製作委員会 (C)Kei SANBE 2015/KADOKAWA
悠木さんも同様に、「誰かが描かないといけないテーマだと思うので、見た人同士で話し合ってもらいたい」と、作品の魅力を語った。
“歌うと気持ちが苦しくなる反面、よりキャラクターが好きになる”エンディング
2ndシングル『それは小さな光のような』通常盤
「ヒリヒリした声が悟の心情とマッチしてる。1番の“守りたい”、2番の“壊したい”という異なる感情も好き」(赤﨑さん)、「力強い声だけど切迫感もあって、胸が締めつけられるんだけど、私たちもよりキャラクターに近づける気がして……本当に好き!」(悠木さん)と、キャストからは絶賛の嵐に、さユりさんは照れまくり。
アニメ「僕だけがいない街」第3弾告知CM
今回、自身も大好きな作品に関するトークを繰り広げたさユりさん。コメントからはキャストを前にした感動と緊張感が伝わってきた。一方で、楽曲を褒められたり、悠木さんからポンチョの柄をいじられたりしたときの素直な反応からは、19歳の女の子としての一面が感じられた。
アニメ「僕だけがいない街」/第一話~第六話ダイジェスト
1件のコメント
CKS
「“歌うと気持ちが苦しくなる反面、よりキャラクターが好きになる”エンディング」っていうのは、ほんとめっちゃその通りですごい良かった・・・