2013年8月21日(水)から、アーティスト/アニメーターとして活動する近藤聡乃さんの個展「KiyaKiya 1/15秒」が、会田誠さんなど現代美術作家を中心に取り扱ってきたミヅマアートギャラリーにて開催される。
近藤聡乃さんの名前が世に知られることになったのは、2002年の多摩美術大学在学中に制作した、バンド・たまの楽曲をモチーフとしたアニメーション作品「電車かもしれない」がきっかけだ。たまの楽曲の世界観にあわせて、幻想的な雰囲気を帯びつつも繊細なタッチとコミカルな動きでもって描かれたこのアニメーションは、その独特な雰囲気が評価されネットなどで話題となり、文化庁メディア芸術祭のアニメーション部門奨励賞のほか、多くの賞を受賞した。 その後は国内外を問わず様々な会場での展示に参加。イラストレーションやマンガ、イラスト作品なども発表。2008年からはニューヨークに居を映し、現在はWeb文芸誌「マトグロッソ」上でニューヨークでの暮らしを描いたエッセイマンガ「ニューヨークで考え中」などの連載も人気を博している。
さてそんな近藤さんの今回展示だが、「KiyaKiya」という約6分半のアニメーション作品を基軸に据えたものとなっているようだ。1秒あたり15枚の原画からなるこのアニメーション作品だが、気になるのはその「きやきや」という言葉の語感。実はこの言葉は擬音語ではなく、胃や胸が痛む様子や、心配ごとがありひやひやしている様子、転じて説明しがたい懐かしさや、不安な様子などを表すれっきとした副詞なのだ。近藤さんは2012年に発売されたエッセイ集『不思議というには地味な話』の中でもこの言葉に言及しており、重要なテーマであることが窺える。
また今回の展示に際して、「KiyaKiyaーアニメーション原画集」が発売され、8月24日(土)から9月16日(月)まで、本展と並行して「KiyaKiyaーアニメーション原画展」が六本木ヒルズA/Dギャラリーで開催されるとのこと。1/15秒という時間のつらなりからなるこのアニメーション作品を軸に、どういった重層的な時間をたずさえた展示となっているのだろうか気になるところだ。
近藤聡乃さんの名前が世に知られることになったのは、2002年の多摩美術大学在学中に制作した、バンド・たまの楽曲をモチーフとしたアニメーション作品「電車かもしれない」がきっかけだ。たまの楽曲の世界観にあわせて、幻想的な雰囲気を帯びつつも繊細なタッチとコミカルな動きでもって描かれたこのアニメーションは、その独特な雰囲気が評価されネットなどで話題となり、文化庁メディア芸術祭のアニメーション部門奨励賞のほか、多くの賞を受賞した。 その後は国内外を問わず様々な会場での展示に参加。イラストレーションやマンガ、イラスト作品なども発表。2008年からはニューヨークに居を映し、現在はWeb文芸誌「マトグロッソ」上でニューヨークでの暮らしを描いたエッセイマンガ「ニューヨークで考え中」などの連載も人気を博している。
さてそんな近藤さんの今回展示だが、「KiyaKiya」という約6分半のアニメーション作品を基軸に据えたものとなっているようだ。1秒あたり15枚の原画からなるこのアニメーション作品だが、気になるのはその「きやきや」という言葉の語感。実はこの言葉は擬音語ではなく、胃や胸が痛む様子や、心配ごとがありひやひやしている様子、転じて説明しがたい懐かしさや、不安な様子などを表すれっきとした副詞なのだ。近藤さんは2012年に発売されたエッセイ集『不思議というには地味な話』の中でもこの言葉に言及しており、重要なテーマであることが窺える。
また今回の展示に際して、「KiyaKiyaーアニメーション原画集」が発売され、8月24日(土)から9月16日(月)まで、本展と並行して「KiyaKiyaーアニメーション原画展」が六本木ヒルズA/Dギャラリーで開催されるとのこと。1/15秒という時間のつらなりからなるこのアニメーション作品を軸に、どういった重層的な時間をたずさえた展示となっているのだろうか気になるところだ。
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