「Key」擁するビジュアルアーツ、中国テンセントの子会社に 美少女ゲームの雄

「Key」擁するビジュアルアーツ、中国テンセントの子会社に 美少女ゲームの雄
「Key」擁するビジュアルアーツ、中国テンセントの子会社に 美少女ゲームの雄

Keyの代表作の一つ『CLANNAD』/画像はすべてKey公式サイトより

AIR』『CLANNAD』などで知られるゲームブランド「Key」を展開する株式会社ビジュアルアーツが、中国のテンセント・ホールディングスに株式譲渡し、子会社となることを7月27日(木)に発表した。

それに併せ、現社長の馬場隆博さんは退任し、相談役に就任することが決定。新社長は天雲玄樹さんがつとめる。

“葉鍵系”で一世風靡した「Key」擁するビジュアルアーツ

株式会社ビジュアルアーツは、アダルトゲームやソーシャルゲーム、およびそれらを原作としたアニメを制作・販売する会社。

キャラクターグッズやイベント/ライブの企画・運営事業も手がけている。1991年に創業。

同社が擁するゲームブランド「Key」のタイトルは、アクアプラス社の「Leaf」作品と共に“葉鍵系”と呼ばれて一世を風靡した。

2022年にはシナリオライター・麻枝准さんが原案・メインシナリオを手がけたスマホゲーム『ヘブンバーンズレッド』を、Wright Flyer Studiosと共にリリースしている。

『ヘブンバーンズレッド』

年齢を鑑み事業を継続するため株式譲渡

「◆株式譲渡のご案内◆」と題したブログ記事の中、現社長の馬場隆博さんは株式譲渡の経緯を説明。

経営不振によるものではなく、経営者である自身の年齢などを鑑み、今後もビジュアルアーツが事業を継続し、また作品や楽曲の権利を雲散霧消にさせないために、今回の決断に至ったという。

その上で、譲渡先と「『世界に通じるIPを創造する』と言う、コンセプトを生かせて、しかもできるだけわれわれのコンテンツや会社を愛してくださり、そしてグローバルな視点で、世界にコンテンツを発信できる企業」という基準で、中国のIT大手であるテンセント・ホールディングスが選定された。

馬場隆博「これからもスタッフがやりたいことを続けていけることになりそう」

なお、「ビジュアルアーツはビジュアルアーツのまま(ここ大事)、これからもスタッフがやりたいことを続けていけることになりそう」と今後の体制についても言及。

「われわれがやりたいこと、みなさんを感動させるコンテンツ・ゲームだって、グローバルなジャンルで展開できると思う」と、ファンの期待感を高めている。

【「株式会社ビジュアルアーツ」新体制】

社長(PN)
馬場 隆博(vavaしゃちょー) 退任→相談役
天雲 玄樹(丘野塔也) 新社長

執行役員(入社順:PN)
高橋 澄子(miriko)
岡本 学(魁)
前田 純(麻枝 准)
一ノ宮 知貴(藤井きゅん)
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