会期は7月6日(木)から8月6日(日)まで。時間は水曜日から土曜日までは12時~19時、日曜日は12時〜17時。月火、祝日は定休日。
7月8日(土)17時〜19時に行われるオープニングレセプションにはエキソニモの2人が在廊する。
また、パシフィコ横浜で7月7日(金)〜7月9日(日)まで開催されるアートフェア「Tokyo Gendai」と、天王洲の船上ペース・WHAT CAFE&アートギャラリーカフェ・T-LOTUS Mで、7月8日〜7月10日(月)まで開催されるアートフェア「CADAN:現代美術」にも作品が展示される。
【画像】エキソニモによる作品
記録と記憶をテーマにしたエキソニモの作品を展示
エキソニモは、1996年に千房けん輔さんと赤岩やえさんにより結成されたアーティストユニット。2015年からアメリカ・ニューヨークを拠点に活動している。WAITINGROOMで開催される個展「On Memory」は、「記録/記憶」をテーマとしたエキソニモの新たな作品を中心に構成。
あらゆる情報をデジタルデータとして記録できる今、人間の記憶に残るものに焦点を当てた作品が展示される。
※記事初出時、一部表記に誤りがございました。お詫びして訂正いたします。アーティスト・ステートメント
もう15年くらい前になるだろうか
嵐の日、隣の家の猫達が風雨にさらされながら重なるようになって寒さを凌いでいた。お互いの温もりを感じながら、仲間といる安心を感じている、その小さな生き物たちを見ながら、誰も記録などとらない彼らのその時の感情が、宇宙のどこかに保存されているのでは無いかと、ふと想像した。
今回の展示のテーマは「記憶/記録」である。エキソニモが常に作品で扱う”デジタルデータ”は、ブロックチェーンの登場で「永続性」を手に入れたと信じられるようになった。今まで儚い存在だと思われていたデジタルデータが、永遠に消えないものになる(しかし、その真偽はまだ、誰もわからないが...。)
今回発表される、展覧会と同じタイトルの作品「On Memory」は、物質としてのマテリアル、支持体としての電子機器、ブロックチェーンに刻まれるデジタルデータ、そして人間の記憶という、それぞれ存続可能性の違う素材を組み合わされた新作シリーズだ。この、不確かさの上の奇跡的なバランスで成立する作品は、いつまで存在できるのだろうか。もしくはあっという間に記憶から消え去ってしまうのだろうか。あなたの記憶力も作品の一部となる、この新しい試みを体験しにきてください。
エキソニモ
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イベント情報
エキソニモ「On Memory」
- 営業日
- 水~土 12:00~19:00 / 日 12:00~17:00
- 定休日
- 月・火・祝日
- オープニングレセプション
- 7月8日(土)17:00-19:00 *作家が在廊いたします
- 場所
- WAITINGROOM
- 〒112-0005 東京都文京区水道2-14-2長島ビル1F
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2件のコメント
都築 陵佑
この度はコメントありがとうございます、KAI-YOU.net編集部の都築です。
先ほどご指摘いただいた部分の記述を修正いたしました。
今後ともKAI-YOU.netをよろしくお願いいたします。
匿名ハッコウくん(ID:8304)
WAITINGROOMはもう恵比寿ではないはずですが。