「ソニック」開発者の中裕司『ドラクエ』巡るインサイダー取引で逮捕報道

「ソニック」開発者の中裕司『ドラクエ』巡るインサイダー取引で逮捕報道
「ソニック」開発者の中裕司『ドラクエ』巡るインサイダー取引で逮捕報道

中裕司さん

ゲーム『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』の開発者・中裕司さんが、金融証券取引法違反の疑いで東京地検特捜部により逮捕されたとTBS NEWS DIGなどが報じている(外部リンク)。

報道によれば、中裕司さんは2020年1月、当時勤務していたスクウェア・エニックスが、スマートフォン向けゲーム『ドラゴンクエストタクト』の配信などで、オンラインゲームの企画・プロデュース・開発・運営を行うAimingと業務提携することなどを公表前に知ったという。

その上で、中裕司さんは、この会社の株式約280万円分を買い付けた疑いが持たれている。

『ドラゴンクエストタクト』巡るインサイダー取引

『ドラゴンクエストタクト』に関するスクウェア・エニックスの元従業員によるインサイダー取引については、11月17日にも佐崎泰介さんら2名の逮捕が報じられていた(外部リンク)。

それを受けて、スクウェア・エニックスは「当社の元社員によるインサイダー取引容疑に関する報道について」と題した声明を発表(外部リンク)。

スクウェア・エニックスは、証券取引等監視委員会の調査に対して「全面的に協力」しており、東京地方検察庁による捜査についても「事実の解明に向けて、捜査に全面的に協力」するとコメントした。

また、佐崎泰介さんについて「今回の事件に対して、元社員に対する処分を含めて厳正に対処しております」と、元社員が関わったことを事実として認めている。

その上で、インサイダー取引の再発防止に向け、社内規定を厳格化し社内教育の徹底する方針を示している。

今回、新たに逮捕報道された中裕司さんは、スクウェア・エニックスを2021年4月末に退職している。執筆現在、スクエア・エニックス公式からの発表はない。

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