賛否両論「画像生成AI」各メディアの報道を分析 最注目はMidjourney

賛否両論「画像生成AI」各メディアの報道を分析 最注目はMidjourney
賛否両論「画像生成AI」各メディアの報道を分析 最注目はMidjourney

KAI-YOUプランナー・ニゲロオリゴ糖が「NovelAI Diffusion」で生成

3000以上のWebメディアをモニタリングできるツール・Qlipperのデータに基づき、画像生成AIに関するWebニュースを分析した結果を、株式会社トドオナダが10月21日(金)に発表した。

NovelAI Diffusion」「Stable Diffusion」「Midjourneymimic」などAIによる画像生成サービスに対し、インターネット上では様々な観点・立場からの賛否が集まっているが、メディアは実際どのように報じたのだろうか?

【画像】7月〜10月の「画像生成AI」メディア報道の分析結果(7枚)

7月〜10月「画像生成AI」メディア報道の分析結果

画像生成AIサービス別の集計

今回の調査は、「ERNIE-ViLG」「DALL・E2」「Midjourney」「mimic」「NovelAI」「Stable Diffusion」、そして「画像生成AI」というワードを含む記事が対象。調査期間は7月18日から10月17日までの3ヶ月間としている。

※仮想PV:Qlipperが取得したサイト構造を基に独自エンジンで記事のページビューを予測・算出した数字
※記事ツイート数:記事のURLを含むツイートの数

企業や伝統的なメディアが注目「Midjourney」

記事数、仮想PVともに最多となったのは、チャットアプリケーション・Discord上での画像生成サービス「Midjourney」。

トドオナダ社によれば、「初の本格的商用作画AIサービスと紹介したり、画像生成AIの盛り上がりの起爆剤と位置づけたりする記事」が数多く見られたという。

「Midjourney」が多様なコンテンツで使われたことや、生成された画像が引き起こした現象などが記事として取り上げられたとのこと。

「Midjourney」というワードの記載があるプレスリリースは8本、全国紙の記事は11本ある(2番目に多い「Stable Diffusion」はプレスリリース・全国紙ともに4つ)。トドオナダ社は、「画像生成AIの代表的存在として、企業や伝統的なメディアが注目」していると分析した。

なお、KAI-YOU.netでも「Midjourney」の使い方や利用規約について紹介している。

開発者の思想を紹介「Stable Diffusion」

記事数、仮想PVでは2位、記事ツイート数では1位となったのは、オープンソースとして無料公開された画像生成AIモデル「Stable Diffusion」。

トドオナダは、サービスの機能・能力のみならず、「AIは全世界の人が平等に使えるようになるべき」といった、「サービスの背後にある開発者の思想を取り上げる記事の多さが最大の特徴」と分析している。

KAI-YOU.netでは、「Stable Diffusion」をブラウザ上で使えるオープンβ版「DreamStudio」や、「Stable Diffusion」を使用したLINEアプリ「お絵描きばりぐっどくん」を紹介した。
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1件のコメント

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匿名ハッコウくん

匿名ハッコウくん(ID:6180)

明確に暗い論調の記事の割合が高い っていうから3回くらい円グラフ見直してしまった