ガーリィレコード「ジョジョのスタンドっぽい会社名選手権」がクセになる

チャンネル登録者数100万人突破が目前に迫る、お笑い芸人のYouTubeチャンネル「ガーリィレコードチャンネル」。

高井佳佑さん、フェニックスさんによるお笑いコンビ・ガーリィレコードと同期の雨野宮将明さん（雨ちゃん）、秋山太郎さん（太郎ちゃん）の4人を中心に、毎日ホームビデオを投稿。

芸能人や漫画・アニメ・ゲームのキャラクターをモノマネする動画がクセになる。

そんな彼らの深夜のテンション的なノリで投稿された、荒木飛呂彦さんの漫画『ジョジョの奇妙な冒険』（通常・ジョジョ）のスタンド風に企業名を紹介する動画「ジョジョのスタンドっぽい会社名選手権」が面白い。

この動画が投稿されたのは2021年1月だが、YouTubeショート向けに編集され、翌年2022年3月に再投稿。これに妙にハマってしまった。

『ジョジョの奇妙な冒険』スタンド能力とは?

『ジョジョ』を知らない人でも、スタンドという概念は浸透しているのではないだろうか？

スタンド（幽波紋）は、空条承太郎が主人公をつとめる第3部「スターダストクルセイダース」から登場。超能力がキャラクターの守護霊のような形で具現化したものである。スタンドはそれぞれ異なる能力を持ち、そのバトルがとても面白い。

スタンドごとにデザインが違うのも魅力のひとつだ。また、スタンドの名称は海外のアーティストや楽曲・アルバムがモデルになっているものも多い。

「ジョジョのスタンドっぽい会社名選手権」一部を紹介

それでは、実際に「ジョジョのスタンドっぽい会社名選手権」に登場したスタンド……もとい企業名の一部を紹介しよう。

UNITED ARROWS（ユナイテッドアローズ）

BEAMS（ビームス）やSHIPS（シップス）と並び、「セレクトショップ御三家」とも呼ばれるUNITED ARROWS（ユナイテッドアローズ）。

高井佳佑さんの「どこに隠れたって無駄だぜ。俺の矢は狙った獲物を絶対に確実に外さない。いや、正しくは外せない」という登場セリフが、会社名と見事にハマっている。「どんなスタンドになるのだろうか」と想像をかきたてる。

UNITED ARROWSの経営理念には「5つの価値創造」というものがあるため、「5つの攻撃手段を持つ矢」でも面白い。

余談だが、矢は原作でもスタンド能力を引き出すキーアイテムとして登場する。

TULLY'S COFFEE（タリーズコーヒー）

元々、1992年にアメリカ・ワシントン州シアトルで誕生したスペシャルティコーヒーショップのTULLY’S COFFEE（タリーズコーヒー）。日本では1997年に第1号店が銀座にオープンし、全国に展開している。

日本第１号店を手がけ、後にタリーズコーヒージャパンを設立した松田公太さんは、開業の際に7千万の借金を背負ったため、全額返済するまで朝から晩まで店舗に立ち続けたという。

響きもそうだが、創業の背景を調べると主人公にふさわしいスタンドに感じる。

THE NORTH FACE（ザ・ノース・フェイス）

アメリカのアウトドア製品会社・THE NORTH FACE（ザ・ノース・フェイス）。日本でもアウトドアブランドとして認識されているのではないだろうか。

ザ・ノース・フェイスのロゴは、アメリカ・カリフォルニア州のヨセミテ国立公園のハーフドームの北壁がモデルになっている。

ハーフドームは、円頂形だった岩山が氷河によって削り取られたことにより、今の形になったと言われている。ヨセミテ国立公園は世界遺産にも登録されており、大自然の姿を残している。

ザ・ノース・フェイスの名を冠するスタンドは、ヨセミテ国立公園がもつ大自然の超パワーが能力になるのだろうか？

「君、『北風と太陽』ってズルいと思わないかい？ 太陽が熱した空気の温度差によって生まれるのが風。子供が親に勝てるわけないよね？ でも、君は僕の親じゃない」というフェニックスさんのセリフから、風を能力にしても面白そうだ。