新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大による「自粛疲れ」などの言葉を耳にする機会も多くなってきました。
そんな疲れを「圧倒的な陽気パワー」で吹き飛ばしてくれるYouTubeチャンネルがSNSで反響を呼びました。
インド映画の代名詞、歌って踊る陽気なミュージカルシーンを好きなだけ観ることができる「T-Series」です。
これはQOLを上げる上質情報なんですけど、心が疲れたなって時にオススメな「インド映画謎ダンス成分」を大量摂取できるT-Seriesというインド最大の音楽レーベルの公式チャンネルがあり、あなたの満足いくまでインド映画関連謎ダンスをみることができます。
— Enbos:大坪ヒロヲ(Hiroo Otsubo) (@Enbos) July 28, 2021
T-Serieshttps://t.co/ap69d7doo0 pic.twitter.com/U3pZMiEAjk
インド最大級の音楽レーベル「T-Series」
そのチャンネル登録者数は、なんと1.89億人(記事執筆時)。
日本最多を記録した「キッズライン」が1,230万人(4月2日時点、現在は非公開)だったのと比較しても10倍以上あります。さすが、世界2位の人口を誇るインド。
“世界最大”の映画大国・インド
世界最大の年間製作本数を誇る映画大国・インド。なぜインド映画に歌とダンスが取り入れられているかについて、「他宗教国家であるため、性描写が禁止されている宗教の人でも見れるようにするため」「他言語国家であるため、言葉がわからなくても楽しめるようにするため」など、様々な説が唱えられています。
インド映画のヒット作や話題作を日本で企画上映する映画配給会社・SPACEBOXの社長アンバラシさんとスタッフのドウレイさんは、映画.com編集部の取材に対し、以下のように答えています。
注)アーミル・カーンはボリウッドのスター俳優。シャー・ルク・カーン、サルマン・カーンとともに三大カーンと呼ばれている。アンバラシ社長 私たちの習慣と生活のなかに歌と踊りがあり、映画からも離れがたいものなんです。母親は妊娠して6~7カ月くらいから、両腕のほぼ全体にたくさんのバングルをつけます。ちょっと動くだけで音が鳴り、そのリズムがお腹の子どもを元気にすると考えられているんです。生まれた子どもには、足などに装飾具をつけます。寝ているときにシャンシャンと音がしたら、子どもが起きたことがわかる。歩くだけでも音がするので、どこかに行ってしまっても、すぐに見つけることができます。
ドウレイ氏 我々は歌と踊りとともに一緒に生まれた、ということでもあります。アーミル・カーンがBBCの番組で同じ質問をされ、同じように答えていました。映画では2時間のドラマパートの合間に、合計約40分間のミュージカルパートがちりばめられます。それらは別々にすることができず、「どちらも短くして2時間に収めよう」という発想もないため、長くなるし、日本だと上映してくれないんです(笑)。 「【インド人に聞いてみた】インド映画はなぜ歌って踊る? 最新のオススメ作品は?」より
国境を越えるアジアン・カルチャー
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