映画『SING2』ポスター解禁　自分を変えるために歌う動物たち描く名作

『ミニオンズ』などを手がける映画会社・イルミネーションによるアニメ映画『Sing 2（原題）』のキャラクターポスターが公開された。

2017年に上映された映画『SING／シング』の続編で、ポスターにはおなじみのキャラクターたちと、ロックバンド・U2のボノさんが演じる新キャラ・クレイ（ライオン）の姿が確認できる。

発表されたTwitterの投稿には「Sing louder. Dance prouder. Dream bigger. This is your moment.（大きな声で歌おう。誇りを持って踊ろう。もっと大きな夢を見よう。今がその時です。）」という文があわせて掲載されている。

アメリカでは12月22日（水）の公開を予定。日本での公開日は未発表だ。

【画像】鏡を見つめる登場キャラたち『SING 2（原題）』ポスター（全8枚）

動物が平和に暮らす世界でスターを目指す『SING／シング』

様々な種類の動物たちが人間のように暮らす世界が舞台の映画『SING／シング』。

主人公のバスター・ムーン（コアラ）は劇場の所有者。だが、劇場は不人気から経営難に陥っており、活気を取り戻す策として「世界最高の歌手コンテスト」をオーディション形式で開催することに。しかし、賞金1000ドルのはずが手違いにより10万ドルになってしまう。

大金になったことでオーディションには、一攫千金を目指すもの、自分を変えたいと挑むもの、可能性を試したいものなど、多種多様な動物たちが集まる。

オーディションに集まったのは、主婦のロジータ（ブタ）、窃盗団の息子のジョニー（ゴリラ）、ストリートミュージシャンのマイク（ネズミ）、彼氏とバンド活動をしているパンクロッカーのアッシュ（ヤマアラシ）、そして、歌唱力があるのに極度のアガリ症のミーナ（ゾウ）など、個性豊かな様々な動物たち。

彼らは、自分が抱えている問題と向き合い、自分の未来と夢を信じてステージに立つが……。

偏見や苦悩に負けず歌手を目指す姿を描く

『SING／シング』の動物の世界では、すべての種族が仲良く平和的に暮らすが、種族に対する大小様々な偏見が蔓延っている。それは人間の世界と同じような、種族、容姿、貧困、性などの固定概念やレッテルから来る偏見であり、無意識的な差別でもある。

そんな苦悩を抱える主要キャラクターたちが「世界最高の歌手コンテスト」の栄冠を目指し、歌を通して偏見に負けない自信や自分らしさを表現していく。

人間で描くと重くなりがちな差別や苦悩を、歌手を夢見るポップな動物に置き換えたことにより、子供から大人まで楽しめる作品になっている。

字幕派も吹替派も派も両方観るべき！ 豪華な出演陣

この映画を支えるのが、オリジナル曲をはじめ、レディー・ガガさん、ザ・ビートルズ、フランク・シナトラさんなどの近年のポップスから往年の名曲まで取り上げた歌唱シーン。

そして、それらに命を吹き込む声の出演陣が実に豪華となっている。本家の英語版はもちろん、吹替版でも実力派のキャストが集結している。 主人公は、映画『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒーさん、吹き替え声優はお笑い芸人・内村光良さん。

そのほか、『アベンジャーズ』シリーズでもおなじみの女優・スカーレット・ヨハンソンさん、歌手・トリー・ケリーさん、女優／歌手・ジェニファー・ハドソンさん、俳優／歌手・セス・マクファーレンさんなど、多くの出演陣が脇を固める。

吹き替え版では、5オクターブの歌姫・MISIAさん、スキマスイッチ・大橋卓弥さん、歌手／声優・坂本真綾さん、声優・山寺宏一さん、女優・長澤まさみさん、歌手／声優・宮野真守さん、歌手／声優・水樹奈々さん、ラッパー・MCニガリ a.k.a 赤い稲妻さんなど、幅広い歌のプロが集まった。

どちらも実に魅力的な歌声なので、ぜひ予告動画を比較してみてほしい。

Sing louder. Dance prouder. Dream bigger. This is your moment. #Sing2 pic.twitter.com/beDMsH0xcP

— Sing 2 (@singmovie) June 23, 2021