2021年3月28日、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の大ヒットを祝して、豪華キャストによる舞台挨拶が行われた。
舞台挨拶には、碇シンジ役の緒方恵美さんやアヤナミレイ(仮称)役の林原めぐみさんら主要キャストの方々が集結。
1997年の「旧劇場版」こと『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』そして『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』から、24年となる舞台挨拶の実現となった。
「エヴァンゲリオン」シリーズ完結を迎えた今だからこそ明かされる裏話・制作秘話は必見。
緒方恵美さんが「最初で最後の機会」とまで語った貴重な舞台挨拶の一部を、ダイジェスト映像でもお届けする。
口火を切ったのは、緒方恵美さん。『シン・エヴァ』では特に個別でのアフレコも多かったため完成版を観て初めて全貌を知ることになり、会場の観客と同じ気持ちで鑑賞したと語った。
「とにかく完成したということを、すべてのクリエイター、スタッフの皆さまにお疲れ様でしたと言いたいです」(緒方恵美さん)
林原めぐみさんは、約2時間半という長い本編、そして長いエンドクレジットを目にして、「これだけの人たちが集結した映画なんだと改めて感慨深い思いでおりました」。
「おそらく30代以降の方達はここが一つの終わりであり、10代の方にとってはもしかしたらここが入り口なのかもしれないないう思いです。その無限ループの中を漂う人も、そして一度抜けてまた還ってくる人も、エヴァンゲリオンという一つの世界がここに存在していたんだなということを噛みしめる思いです」(林原めぐみさん)
式波・アスカ・ラングレー役の宮村優子さんは、ネットもそれほど普及していなかった時代、エヴァの謎本を自身も読んで感心していた当時を振り返りながら現在に思いを馳せる。
「今回自分で考察したりインターネットネットで皆さんの考察を観たり聞いたりして、『えっ、そうだったっけ!?』ってなってまた観に行くという。これが正しい『エヴァンゲリオン』の楽しみ方なんだと思った」(宮村優子さん)
舞台挨拶では他にも、庵野監督とのそれぞれの裏話や監督への思い、貴重な制作秘話も飛び出した。
「第3村での再会」や「渚カヲルを演じて」、「シンジとゲンドウ、親子を演じて」など、それぞれが“エヴァのキャラクターを演じたこと”にフォーカスした質問も投げかけられた。
林原めぐみさんが他のキャストのエピソードに応じて即興で歌唱したり、石田彰さんが劇中のある場面について溜まりに溜まった魂のツッコミを口にしたりと、ファンには必見の応酬が詰まっている。
また加持リョウジ役の山寺宏一さんの「加持リョウジから葛城ミサトへ送るメッセージ」に、会場が息を呑む(?)という一幕も。
テレビシリーズから登場しているキャラクターを演じるキャストが、その場には大多数だ。
テレビシリーズ放送開始の1995年から数えると、完結編である『シン・エヴァ』までに、26年の月日が流れている。
時が経過してリメイクなどで生まれ変わる作品は多く存在する。
しかし、このような長い期間にまたがって、常に耳目を集め、当時のファンも新規のファンも巻き込んで議論の的となり、その都度社会現象を巻き起こしながら人口に膾炙し続けたアニメ作品は他に例がないと言ってもいい。
その点だけを考えても、視聴者にとってはもちろん、関わってきたキャストやクリエイターにとっても「エヴァンゲリオン」が異例の作品であることは論を待たない。
長い年月をキャラクターと共に過ごしたキャストならではの並々ならぬ思いが、舞台挨拶ではあふれ出していた。5年前、庵野秀明が語った「エヴァ」
舞台挨拶には、碇シンジ役の緒方恵美さんやアヤナミレイ(仮称)役の林原めぐみさんら主要キャストの方々が集結。
1997年の「旧劇場版」こと『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』そして『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』から、24年となる舞台挨拶の実現となった。
「エヴァンゲリオン」シリーズ完結を迎えた今だからこそ明かされる裏話・制作秘話は必見。
緒方恵美さんが「最初で最後の機会」とまで語った貴重な舞台挨拶の一部を、ダイジェスト映像でもお届けする。
主要キャスト14名によるシン・エヴァの感想
舞台挨拶でまず語られたのは、完成した『シン・エヴァ』の感想。口火を切ったのは、緒方恵美さん。『シン・エヴァ』では特に個別でのアフレコも多かったため完成版を観て初めて全貌を知ることになり、会場の観客と同じ気持ちで鑑賞したと語った。
「とにかく完成したということを、すべてのクリエイター、スタッフの皆さまにお疲れ様でしたと言いたいです」(緒方恵美さん)
林原めぐみさんは、約2時間半という長い本編、そして長いエンドクレジットを目にして、「これだけの人たちが集結した映画なんだと改めて感慨深い思いでおりました」。
「おそらく30代以降の方達はここが一つの終わりであり、10代の方にとってはもしかしたらここが入り口なのかもしれないないう思いです。その無限ループの中を漂う人も、そして一度抜けてまた還ってくる人も、エヴァンゲリオンという一つの世界がここに存在していたんだなということを噛みしめる思いです」(林原めぐみさん)
式波・アスカ・ラングレー役の宮村優子さんは、ネットもそれほど普及していなかった時代、エヴァの謎本を自身も読んで感心していた当時を振り返りながら現在に思いを馳せる。
「今回自分で考察したりインターネットネットで皆さんの考察を観たり聞いたりして、『えっ、そうだったっけ!?』ってなってまた観に行くという。これが正しい『エヴァンゲリオン』の楽しみ方なんだと思った」(宮村優子さん)
キャストのみが知る思いに迫る
観るのが怖くて試写会を断ってしまったと明かしたのは、鈴原ヒカリ役の岩男潤子さん。庵野秀明監督が作品に込めた思いを受け取って「観終えた後にやさしい気持ちになれました」と、感無量の思いを語った。舞台挨拶では他にも、庵野監督とのそれぞれの裏話や監督への思い、貴重な制作秘話も飛び出した。
「第3村での再会」や「渚カヲルを演じて」、「シンジとゲンドウ、親子を演じて」など、それぞれが“エヴァのキャラクターを演じたこと”にフォーカスした質問も投げかけられた。
林原めぐみさんが他のキャストのエピソードに応じて即興で歌唱したり、石田彰さんが劇中のある場面について溜まりに溜まった魂のツッコミを口にしたりと、ファンには必見の応酬が詰まっている。
また加持リョウジ役の山寺宏一さんの「加持リョウジから葛城ミサトへ送るメッセージ」に、会場が息を呑む(?)という一幕も。
テレビシリーズから登場しているキャラクターを演じるキャストが、その場には大多数だ。
テレビシリーズ放送開始の1995年から数えると、完結編である『シン・エヴァ』までに、26年の月日が流れている。
時が経過してリメイクなどで生まれ変わる作品は多く存在する。
しかし、このような長い期間にまたがって、常に耳目を集め、当時のファンも新規のファンも巻き込んで議論の的となり、その都度社会現象を巻き起こしながら人口に膾炙し続けたアニメ作品は他に例がないと言ってもいい。
その点だけを考えても、視聴者にとってはもちろん、関わってきたキャストやクリエイターにとっても「エヴァンゲリオン」が異例の作品であることは論を待たない。
長い年月をキャラクターと共に過ごしたキャストならではの並々ならぬ思いが、舞台挨拶ではあふれ出していた。
その様子の一部は映像に収めているので、是非動画でご覧になってほしい。
「エヴァンゲリオン」を考える、庵野秀明を考える
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