『電脳コイル』の磯光雄監督の最新作となるオリジナルアニメ『地球外少年少女』が2022年初春に公開される。
すでに2018年に企画として発表されていたが、今回新たにスタジオ「Production +h.」を設立し、制作が本格始動したことが明らかに。
あわせて、キャラクターデザインを担当する吉田健一さんによるティザービジュアルも公開された。
Twitterや公式サイトも開設され、Twitterでは制作現場レポートの配信を予定。磯光雄監督、吉田さんをはじめとしたアニメーターの作業風景をレポートしていく。
キャラクターデザインに『交響詩篇エウレカセブン』で知られる吉田健一さんを迎え、2018年には構想とコンセプトビジュアルを発表し、大きな注目を集めた。
およそ2年を経て、制作に向けスタジオ「Production +h.」を新設。その上で、エイベックス・ピクチャーズ、アスミック・エースなどの出資により、制作が本格始動。
同時に公開された吉田さんによるティザービジュアには、無重力空間を漂っていると思われるキャラクターと、背景には物語の舞台となる宇宙ステーションが描かれる。
躍動感にあふれ、今にも動き出しそうな少年少女たちは吉田さんの真骨頂。彼・彼女たちが本編でどのように動き回るのか、そのアニメーションは注目すべきポイントだ。
監督デビュー作である『電脳コイル』は2007年に放送。同年の文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞、第29回日本SF大賞受賞作品など数多くの賞を受賞した。
VR/ARなどの技術が一般化された近未来のジュブナイルを描いた同作は、「電脳」と呼ばれる拡張現実の世界で遊ぶ子どもたちの物語。数ある日本のSFアニメの中でも金字塔と名高い。
昔ながらの日本の風景や民俗学的な「怪談」と近未来的な世界観の融合、現代におけるヘッドマウントディスプレイの登場を予期していたかのような「電脳メガネ」というデバイスを用いた遊びや犯罪。
放送された2007年はもちろん、制作はそのさらに前と考えると、いずれの描写も13年が経過した現在にも通じるのは特筆すべきポイントだ。そういった面からもいまだに多くの人の心を掴み続けている。
『電脳コイル』は現在、Amazon Prime VideoやNetflixなどで配信中。『地球外少年少女』が公開される2022年初春までたっぷりと時間はある。名作SFを振り返るならいまを逃さない手はない。
©MITSUO ISO/avex pictures・地球外少年少女製作委員会
すでに2018年に企画として発表されていたが、今回新たにスタジオ「Production +h.」を設立し、制作が本格始動したことが明らかに。
あわせて、キャラクターデザインを担当する吉田健一さんによるティザービジュアルも公開された。
Twitterや公式サイトも開設され、Twitterでは制作現場レポートの配信を予定。磯光雄監督、吉田さんをはじめとしたアニメーターの作業風景をレポートしていく。
磯光雄が原作・脚本・監督を担当『地球外少年少女』
『地球外少年少女』は、13年前、テレビアニメ『電脳コイル』で監督デビューした磯光雄さんが、原作・脚本・監督をつとめる2作目のオリジナルアニメ作品。キャラクターデザインに『交響詩篇エウレカセブン』で知られる吉田健一さんを迎え、2018年には構想とコンセプトビジュアルを発表し、大きな注目を集めた。
およそ2年を経て、制作に向けスタジオ「Production +h.」を新設。その上で、エイベックス・ピクチャーズ、アスミック・エースなどの出資により、制作が本格始動。
同時に公開された吉田さんによるティザービジュアには、無重力空間を漂っていると思われるキャラクターと、背景には物語の舞台となる宇宙ステーションが描かれる。
躍動感にあふれ、今にも動き出しそうな少年少女たちは吉田さんの真骨頂。彼・彼女たちが本編でどのように動き回るのか、そのアニメーションは注目すべきポイントだ。
SFアニメの金字塔『電脳コイル』振り返るならいま
1980年代後半からアニメ業界で活躍し、90年代から00年代にかけては『新世紀エヴァンゲリオン』や『ラーゼフォン』といった作品に携わったアニメーター・磯光雄さん。監督デビュー作である『電脳コイル』は2007年に放送。同年の文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞、第29回日本SF大賞受賞作品など数多くの賞を受賞した。
VR/ARなどの技術が一般化された近未来のジュブナイルを描いた同作は、「電脳」と呼ばれる拡張現実の世界で遊ぶ子どもたちの物語。数ある日本のSFアニメの中でも金字塔と名高い。
昔ながらの日本の風景や民俗学的な「怪談」と近未来的な世界観の融合、現代におけるヘッドマウントディスプレイの登場を予期していたかのような「電脳メガネ」というデバイスを用いた遊びや犯罪。
放送された2007年はもちろん、制作はそのさらに前と考えると、いずれの描写も13年が経過した現在にも通じるのは特筆すべきポイントだ。そういった面からもいまだに多くの人の心を掴み続けている。
『電脳コイル』は現在、Amazon Prime VideoやNetflixなどで配信中。『地球外少年少女』が公開される2022年初春までたっぷりと時間はある。名作SFを振り返るならいまを逃さない手はない。
©MITSUO ISO/avex pictures・地球外少年少女製作委員会
今こそ『電脳コイル』見返すべきでは?
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作品情報
地球外少年少女
- 公開
- 2022年初春公開予定
- 原作・脚本・監督
- 磯光雄
- キャラクターデザイン
- 吉田健一
- 制作
- Production +h.
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