サイバーパンク・ニンジャ活劇小説『ニンジャスレイヤー』を生み出したオンラインノベルマガジン・ダイハードテイルズが新たに贈る最新鋭の極彩色サイバーパンクアクションだ。
最新鋭の極彩色サイバーパンクアクション【スズメバチの黄色】:2019年6月28日発売!|ダイハードテイルズ @dhtls|note(ノート) https://t.co/1p7VDUHKi2 pic.twitter.com/m2kOfV4UYG
— Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー (@NJSLYR) 2019年6月3日
ニンジャスレイヤー、そしてダイハードテイルズ
『ニンジャスレイヤー』は謎のアメリカ人コンビのブラッドレー・ボンドさんとフィリップ・ニンジャ・モーゼズさんによって書かれたとされる小説シリーズ。2010年から本兌有さんと杉ライカさんらを中心としたユニット・ダイハードテイルズがTwitter上で日本語訳の連載をスタートし注目を集めている。
世界観は映画『ブレードランナー』などと同じく、重金属酸性雨降りしきるサイバーパンクなもの。
超人的存在として描かれる“ニンジャ”を中心に据え、「アイエエエ!」などのキャッチーな掛け声や「古事記にもそう書かれている」「チャメシ・インシデント」(日常茶飯事)のような忍殺語など、各所に散りばめられた"海外から見た怪しげな日本"とでもいうべき世界設定が強い印象を残す。
一方でニンジャを殺す者“ニンジャスレイヤー”となった主人公の復讐劇を中心に、彼を取り巻く“ニンジャ”、ハッカーや一般市民、企業(暗黒メガコーポ)などの思惑が絡み合う群像劇として展開されるストーリーはシリアスそのもの。「フン」スシシェフのニンジャは走り去るバイクを冷たく見やった。あれ以上に自白を続けようとすれば、バイカー・ボスは口封じに放たれるスリケンで命を奪われた事だろう!「……ドーモ。メイヴェンです」スシシェフのニンジャはフジキドにアイサツした。互いをニンジャ存在と認識しての行動である。2
— Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー (@NJSLYR) 2012年9月15日
コミカルにもシリアスにも繰り広げられる幅広い物語は多くのファンを獲得。2012年からは書籍化やコミカライズ、アニメ化なども展開される人気シリーズに成長した。
完全独立スピンオフ『スズメバチの黄色』
今回発表された『スズメバチの黄色』は『ニンジャスレイヤー』の世界観を前提としながらも一冊で完結する物語。『ニンジャスレイヤー』を読んだことのない人でも楽しめるように書かれているようだ。
ダイハードテイルズにて公開されている情報(外部リンク)からも、『ニンジャスレイヤー』本編ではカタカナ表記だった名称が漢字表記に統一されるなど、アクの強い本編とは違った印象を受ける。◇「スズメバチの黄色」A4:前提知識は一切いりません。この小説はニンジャスレイヤーを全く読んだことが無い人でも楽しめるように書かれています。また、この1冊で物語が完結しています。ニンジャスレイヤーに興味があるけど尻込みしていた友達などにそっと手渡すと……いいことがあるでしょう😉◇
— Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー (@NJSLYR) 2019年6月3日
ストーリーの時系列は『ニンジャスレイヤー』本編第3部と現在連載中の第4部の間、そして主人公は老元千葉(ラオモト・チバ)。 第1部で主人公・ニンジャスレイヤーの最大の敵であるラオモト・カンの息子であり、第3部で中心人物として描かれた彼を中心に、多数の明日なきティーンエイジャーたちが熾烈なヤクザ抗争に身を投じて無法者どもの頂点に立つ、第4部へと繋がる物語だ。
ダイハードテイルズでは作画を担当しているttlさんによるイラストやキャラクターデザインスケッチが随時公開されていくとのこと。
公開されているイラストには老元千葉ら主人公3人がこちらに背を向け、極彩色のネオン街に佇む様子が確認できる。今後の情報も楽しみにしておこう。
Amazonで購入する欲しいのは銃か、ウイルスか、クロームメタルの心臓か。
ヤクザ組織にスカウトされて、クローンどもと殺し合うか。
それとも頭に電脳埋め込んで、
暗黒メガコーポに無謀な戦いを挑んでみるか。
生きるか死ぬか。
ニューロンを焼き切るか、焼き切られるか。
それともアサシンの放った銃弾が、お前の頭を吹き飛ばすのが早いか。
ここはネオサイタマ。欲望渦巻くケオスの都市だ。 Amazon商品ページより
「先に地獄で待っていろ」
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