『ニンジャスレイヤー』スピンオフは最新鋭の極彩色サイバーパンク

『ニンジャスレイヤー』スピンオフは最新鋭の極彩色サイバーパンク
『ニンジャスレイヤー』スピンオフは最新鋭の極彩色サイバーパンク

『スズメバチの黄色』表紙/画像はAmazonより

サイバーパンク・ヤクザアクション小説『スズメバチの黄色』が6月28日(金)にKADOKAWAより発売される。

サイバーパンク・ニンジャ活劇小説『ニンジャスレイヤー』を生み出したオンラインノベルマガジン・ダイハードテイルズが新たに贈る最新鋭の極彩色サイバーパンクアクションだ。

ニンジャスレイヤー、そしてダイハードテイルズ

『ニンジャスレイヤー』は謎のアメリカ人コンビのブラッドレー・ボンドさんとフィリップ・ニンジャ・モーゼズさんによって書かれたとされる小説シリーズ。

2010年から本兌有さんと杉ライカさんらを中心としたユニット・ダイハードテイルズがTwitter上で日本語訳の連載をスタートし注目を集めている。

世界観は映画『ブレードランナー』などと同じく、重金属酸性雨降りしきるサイバーパンクなもの。

超人的存在として描かれる“ニンジャ”を中心に据え、「アイエエエ!」などのキャッチーな掛け声や「古事記にもそう書かれている」「チャメシ・インシデント」(日常茶飯事)のような忍殺語など、各所に散りばめられた"海外から見た怪しげな日本"とでもいうべき世界設定が強い印象を残す。 一方でニンジャを殺す者“ニンジャスレイヤー”となった主人公の復讐劇を中心に、彼を取り巻く“ニンジャ”、ハッカーや一般市民、企業(暗黒メガコーポ)などの思惑が絡み合う群像劇として展開されるストーリーはシリアスそのもの。

コミカルにもシリアスにも繰り広げられる幅広い物語は多くのファンを獲得。2012年からは書籍化やコミカライズ、アニメ化なども展開される人気シリーズに成長した。
『ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン』第1話「ボーン・イン・レッド・ブラック」/「マシン・オブ・ヴェンジェンス」

完全独立スピンオフ『スズメバチの黄色』

今回発表された『スズメバチの黄色』は『ニンジャスレイヤー』の世界観を前提としながらも一冊で完結する物語。

『ニンジャスレイヤー』を読んだことのない人でも楽しめるように書かれているようだ。 ダイハードテイルズにて公開されている情報(外部リンク)からも、『ニンジャスレイヤー』本編ではカタカナ表記だった名称が漢字表記に統一されるなど、アクの強い本編とは違った印象を受ける。

ストーリーの時系列は『ニンジャスレイヤー』本編第3部と現在連載中の第4部の間、そして主人公は老元千葉(ラオモト・チバ)。

暴君の子「ラオモト・チバ」のデザインスケッチ/画像はダイハードテイルズ公式noteより

第1部で主人公・ニンジャスレイヤーの最大の敵であるラオモト・カンの息子であり、第3部で中心人物として描かれた彼を中心に、多数の明日なきティーンエイジャーたちが熾烈なヤクザ抗争に身を投じて無法者どもの頂点に立つ、第4部へと繋がる物語だ。

ダイハードテイルズでは作画を担当しているttlさんによるイラストやキャラクターデザインスケッチが随時公開されていくとのこと。

公開されているイラストには老元千葉ら主人公3人がこちらに背を向け、極彩色のネオン街に佇む様子が確認できる。今後の情報も楽しみにしておこう。

『ススメバチの黄色』ビジュアル/画像は画像はダイハードテイルズ公式noteより

欲しいのは銃か、ウイルスか、クロームメタルの心臓か。
ヤクザ組織にスカウトされて、クローンどもと殺し合うか。
それとも頭に電脳埋め込んで、
暗黒メガコーポに無謀な戦いを挑んでみるか。
生きるか死ぬか。
ニューロンを焼き切るか、焼き切られるか。
それともアサシンの放った銃弾が、お前の頭を吹き飛ばすのが早いか。
ここはネオサイタマ。欲望渦巻くケオスの都市だ。 Amazon商品ページより

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「先に地獄で待っていろ」

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