3月29日には特設サイトをオープン。5月には『サマーウォーズ』で作画監督をつとめたスタジオ地図所属の青山浩行さんによる、描き下ろしタイアップビジュアルを公開する。
青山さんは、『コクリコ坂から』『風立ちぬ』などで原画を担当、細田監督作品では、『時をかける少女』『未来のミライ』でも作画監督をつとめた人物。
「UPDATE」をテーマに公開10周年プロジェクトが始動した『サマーウォーズ』は、今後もさまざまな展開の発表が続きそうだ。
いまだ熱狂を生む名作『サマーウォーズ』
SF小説を原作とした『時をかける少女』を経て、細田守監督初のオリジナル作品として2009年に公開された『サマーウォーズ』。上映期間は4ヶ月と長期間にわたり、126万人を動員、興行収入16.5億円を記録。日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞した。 作品を通じて描かれた仮想世界「OZ空間」はクリエイターや技術者たちにも多くのファンを生み出し、現在に至るまで夏に観たくなる映画のひとつとして親しまれている。 2017年夏のテレビ放送時には、連動した特設サイトを開設。Twitterでは世界トレンド1位を達成するなど、多くの人を熱狂させる作品だ。
『サマーウォーズ』10周年プロジェクト
3月に始動が発表された10周年プロジェクトでは、第1弾として『サマーウォーズ』の舞台である長野県上田市での「未来のミライ展」が開催決定。米アカデミー賞長編アニメーション賞に、日本のアニメ映画としてスタジオジブリ作品以外では初めてノミネートされた同作の展示に加え、上田市のみの『サマーウォーズ』の展示も用意されている。
(c)2009 SUMMERWARS FILM PARTNERS「サマーウォーズ」プロデューサー 斎藤優一郎
2019年夏、『サマーウォーズ』が公開から10年を迎えます。僕らは映画を作っているとき、10年後ことなど考えていません。にもかかわらず、本当に沢山の方々がいまでも作品を見続けて頂き、そして新たな方々が初めて作品と出会ってくださる、このご縁を僕らは本当に光栄に思い、そして心から感謝を致しております。思えば、今年は細田守監督 初監督作品である『劇場版デジモンアドベンチャー(1999年)』から数えて20年目の年でもあります。この夏、監督の新作はありませんが、僕らはこの『サマーウォーズ』10周年プロジェクトを通して、改めて、多くの皆様と作品を一緒に楽しみ、共有し、そしてテーマでもある《UPDATE》を行う、沢山の催しや取り組みを行っていければと思っておりますので、この夏も、どうぞ宜しくお願い致します。
『未来のミライ』日米間の評価の差はなぜ生まれた?
この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント