世界的に活躍するファッションデザイナー/DJのヴァージル・アブローさんが、ハーバード大学デザイン大学院(GSD)で行なった特別講義を記録した『“複雑なタイトルをここに”』が、3月7日にアダチプレスから刊行される。
同書は、1936年から続くGSDでの特別イベントを記録したシリーズ「“The Incidents”」からの1冊である。
OFF-WHITEは、現在、ファッション業界で最も重要なジャンルである「ラグジュアリー・ストリート」を牽引するブランドだ。2016年には東京店をオープンさせるなど、わずか数年で世界的な展開を見せ、若者に熱狂的な支持を受けている。
2019年には、LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)のメンズ部門のアーティスティックディレクターに黒人のデザイナーとして初めて就任。現在のファッション業界における時代の寵児といえるだろう。
彼の活動はファッションデザイナーにとどまらない。出自は建築にあり、ウィスコンシン大学マディソン校で土木工学の学位取得後、イリノイ工科大学に進み建築の修士課程を修了している。
また家具の製作や、展覧会でアート作品の発表、2019年にイリノイ州のシカゴ現代美術館での回顧展も予定しており、また他方では、DJとしての活動も行い、世界最大の音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル」にも出演予定。
さらに、2011年にはカニエ・ウェストとジェイ・Zがコラボしたアルバム『Watch The Throne』でアートワークを監修し、2011年度グラミー賞の最優秀レコーディング・パッケージ賞にノミネートされるなどアーティスト、建築家、エンジニア、クリエイティブ・ディレクター、デザイナー、DJと、多角的かつ高次元でクリエイティブを生み出す人物だ。Core Studio Public Lecture: Virgil Abloh, “Insert Complicated Title Here”
さらに、企業とのコラボレーションの裏側も、プロジェクト中の写真を交えながら具体的に紹介されている。
建築から、デザインの原理だけでなくコラボレーション・ワークのコンセプトを学んだというヴァージルさん。そんな彼のクリエイティビティの原泉を解き明かす1冊として、『 “複雑なタイトルをここに”』はぜひ手に入れたい1冊だ。
同書は、1936年から続くGSDでの特別イベントを記録したシリーズ「“The Incidents”」からの1冊である。
「ファッション業界の革命児」ヴァージル・アブローとは?
カニエ・ウェストのクリエイティブディレクターであったヴァージル・アブローさんは、2013年にファッションブランド「OFF-WHITE」を立ち上げた。OFF-WHITEは、現在、ファッション業界で最も重要なジャンルである「ラグジュアリー・ストリート」を牽引するブランドだ。2016年には東京店をオープンさせるなど、わずか数年で世界的な展開を見せ、若者に熱狂的な支持を受けている。
またアブローは、2017年にはNIKE、2018年にはIKEAとコラボレーションを手がけ、自身のブランドにとどまらない活躍を見せている。
2019年には、LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)のメンズ部門のアーティスティックディレクターに黒人のデザイナーとして初めて就任。現在のファッション業界における時代の寵児といえるだろう。
彼の活動はファッションデザイナーにとどまらない。出自は建築にあり、ウィスコンシン大学マディソン校で土木工学の学位取得後、イリノイ工科大学に進み建築の修士課程を修了している。
また家具の製作や、展覧会でアート作品の発表、2019年にイリノイ州のシカゴ現代美術館での回顧展も予定しており、また他方では、DJとしての活動も行い、世界最大の音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル」にも出演予定。
さらに、2011年にはカニエ・ウェストとジェイ・Zがコラボしたアルバム『Watch The Throne』でアートワークを監修し、2011年度グラミー賞の最優秀レコーディング・パッケージ賞にノミネートされるなどアーティスト、建築家、エンジニア、クリエイティブ・ディレクター、デザイナー、DJと、多角的かつ高次元でクリエイティブを生み出す人物だ。
ヴァージルのデザインメソッドが1冊に
GSDの特別講義では、そんなバージルのファッションとは異なる自身のバックボーン、インスピレーションを受けた美術作品や、建築家のル・コルビジェやアーティストで美術批評家のドナルド・ジャッドの言葉や作品、ときにはダイアナ元イギリス皇太子妃の写真を引用し、それらのデザインワークへの影響や、思考の過程が詳細に語っている。建築から、デザインの原理だけでなくコラボレーション・ワークのコンセプトを学んだというヴァージルさん。そんな彼のクリエイティビティの原泉を解き明かす1冊として、『 “複雑なタイトルをここに”』はぜひ手に入れたい1冊だ。
POPなストリートカルチャー情報
この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント