やみつき必至の強烈な11本!「変態アニメーションナイト2014」

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やみつき必至の強烈な11本!「変態アニメーションナイト2014」
やみつき必至の強烈な11本!「変態アニメーションナイト2014」

「変態アニメーションナイト2014」ポスター (C)2014 CALF

2月15日(土)から21日(金)までの1週間、東京のヒューマントラストシネマ渋谷にて、短編アニメーションの企画上映イベント「変態(メタモルフォーゼ)アニメーションナイト2014」が開催される。

やみつき必至の短編アニメーションを一挙上映

「変態アニメーションナイト2014」は、いよいよ2月22日(土)に公開予定の水江未来さん監督作品『ワンダー・フル!!』の公開を記念して行われる。

もともと本企画は、水江さんら若手アニメーション作家集団「CALF」の発足を記念して始まったイベントで、初回は2012年8月、世界四大アニメーション映画祭のひとつ「広島国際アニメーションフィルムフェスティバル」の裏プログラムとして始まった。

その後も、吉祥寺バウスシアターや山口情報芸術センター(YCAM)など各地で上映を行い、観客を熱狂させてきた人気のイベントだ。これまではオールナイト形式での上映だったが、今回は初の1週間連続上映となる。

作品選定を行うのは、CALFの立ち上げメンバーでもある短編アニメーション研究家・土居伸彰さん。第1回目より、映画祭に入選しない作品にも様々な作品があり、世界のアニメーション作品を包括的に観ることができる機会を増やすべく、「“愛と平和”ではなく“嫌悪と戦争”」、「インパクトがあって笑える」作品を選び、水江さんと2人で行うMCライブトークも見どころの一つだった。

今回の「変態アニメーションナイト2014」では、様々な視点から、世界中から“強烈”で、しかし“ライト”なアニメーション11作品を集めた。これまでのMCと共に楽しむスタイルから形を変え、家でも余韻を味わえるよう、鑑賞の手引きとなる「ご鑑賞ガイドー変態アニメーションナイト2014 旅のてびき」を配布するとのこと。

鑑賞料金は1,500円で、『ワンダー・フル!!』の前売り券提示で200円引きとなる。なお、初日(2月15日)の来場者には全員にオリジナルグッズがプレゼントされる。

「変態アニメーションナイト2014」上映作品

『ワ・タ・シ・ノ・カ・オ』

監督:黒坂圭太
(2005年/日本/3分)

13年に及ぶ『緑子/MIDORI-KO』制作中に作ったドローイングアニメの怪作!

『北アメリカ物語』

監督:キルスティン・レポー&ギャレット・デイビス
(2007年/アメリカ/5分)

軽快な歌とキモいドローイング、息子の勝手な要求に怒りを爆発させる父親!

『パペットボーイのお話』

監督 : ヨハネス・ニホルム
(2008年/スウェーデン/19分)

北欧製ヘタウマ、ダーティ、セクシャル、クレイ、アニメーション!

『ホーガン』

監督 : ピーター・ミラード
(2011年/イギリス/1分)

世界最高峰の美術大学RCAから飛び出した最高位不定形変態作家のミニ・レトロスペクティブ1、世界的スーパースター、ハルク・ホーガンの一生

『サニー・アフタヌーン』

監督 : トマス・レノルドナー
(2012年/オーストリア/7分)

実験映画みたいなものがミュージックビデオみたいなものと出会う!圧倒的支持によりリバイバル上映

『サブウェイ・トレイン』

監督 : ギャレット・デイビス
(2013年/アメリカ/4分)

NYの地下鉄で独特の色調とキモ気持ちいい動きが…。ブルックリンのデュオThe Pop Upsのミュージック・ビデオ!

『マゴットフィーダー』

監督 : プリート・テンダー
(2013年/エストニア/16分)

ちっとも妊娠しない妻を夫は殺すことにした!シベリア最東端チュクチに伝わる民話に基づいたテンダー最新作!

『裸で』

監督 : ピーター・ミラード
(2013年/イギリス/2分)

世界最高位不定形変態作家のミニ・レトロスペクティブ2、右利きのミラードが左手で描いた女性とは?

『歩いて歩いて』

監督 : エイミー・ロックハート
(2003年/カナダ/11分)

カラフルなトリップ・パレードが左から右にエンドレス!

『フルーツ・フルーツ』【ワールドプレミア】

監督 : ピーター・ミラード
(2014年/イギリス/2分)

世界最高位不定形変態作家のミニ・レトロスペクティブ3、クレヨンと高価なスキャナーが生みだすトロピカルな質感!

『プロメテウスの庭』

監督 : ブルース・ビックフォード【定番のトリ作家】
(1998年/アメリカ/28分)

人類に火をもたらしたプロメテウスと遊ぼう、アメリカのクレイ・アニメ最狂の巨匠による変態アニメーションのてっぱん!

文:たかはしさとみ
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