デビッド・ボウイの死去は、イギリス首相や宇宙にいるイギリスの宇宙飛行士までもがツイッターで哀悼の意を表すなど、彼の故郷イギリスでも当然だが大きな衝撃をもたらしている。ガジェット通信では既に幾つかの記事でその詳細に触れているので、今回はデビッド・ボウイの死去が発表された当日の夜、彼の生誕の地であるロンドンのブリクストン(Brixton)で行われた追悼集会の模様を、写真を中心にレポートしたい。
【ロンドン】デビッド・ボウイ生誕の地での追悼集会の様子
22時頃に到着する。ブリクストンの駅前広場には、既に1000人以上は居るであろう群衆で埋め尽くされていた。
赤レンガの壁には、若かりし頃のデビッド・ボウイの映像が投影されていて、集まった人たちは食い入る様に見つめていた。
もちろん、多数のテレビ中継車や取材陣も押し寄せていた。海外メディアと思しき人達もおり、注目の高さをうかがい知る事ができる。
だんだんと群衆の中に入って行くと、熱狂的なファン達が歌い踊っている様子が見えてくる。
大多数の人がビールやワインを片手に、どちらかと言うと非常に楽しそうにしていたのが印象的。
完全にお祭り状態なので、警察も多数出動。しかしながら、非常に和やかな雰囲気でピリピリしたムードは一切無かった。
花とビールが至る所に散乱している。
中にはやんちゃをして公衆電話ボックスの上に上り、群衆を煽る人も。
突然始まる「ボウイ」コールに群集のテンションも最高潮に達する。
なんだかよくわからないが、とにかく楽しそう。少なくとも、筆者は「泣いている」人を1人も見かけなかった。
次々と電話ボックスに登る若者たち。参加者の多くは、20代の若者達だったように感じた。
地元の劇場も哀悼の意を表明。
中には奇抜な格好をしたファンと思しき人や、デビッド・ボウイのそっくりさん達が踊り狂っていた。
ほとんどの人が何かしらのアルコールを摂取しており、辺り一帯はさながら屋外パブの様相を呈していた。
そして、花や哀悼の品々。
ストリートアート風に意思表示する人も。
駅前にあるデビッド・ボウイの壁画の前には、折り重なるように人が集まったいる。こちらには、年配の方もチラホラ見かけられ、比較的静かに冥福を祈っている様子だった。
昼と比べ、たむけられた花や品々は山のように積み重なっていた。
月曜日だというのにもかかわらず、近所のパブはこの有様。路上も割れたガラスやゴミで散らかり放題。
もちろん、楽器やスピーカーを持ち寄ってみんなでデビッド・ボウイの名曲を合唱している人たちも非常に多かった。
なお、この追悼集会はブリクストンの地元メディア「Brixton Buzz」が企画したパブでのデビッド・ボウイ追悼パーティーが元となっているようで、facebookのイベントページによれば7000人以上が出席したことになっている。踊って歌う、なんとも楽しい追悼記念になったようだ。
詳しい事は、以下のページを参照してほしい。
LET’S DANCE! Celebrate the genius of David Bowie at our Brixton tribute party TONIGHT
http://www.urban75.org/offline/bowie-party-jan-2016.html
※写真・映像は全て筆者撮影
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執筆者:ガジェ通ウェブライター
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