来夏「コミケ90」企業ブースが2日間に短縮 東京五輪開催を受けて

来夏「コミケ90」企業ブースが2日間に短縮 東京五輪開催を受けて
来夏「コミケ90」企業ブースが2日間に短縮 東京五輪開催を受けて

「コミックマーケット89」企業ブースの様子

2016年8月12日(金)から14日(日)にかけて開催予定の同人誌即売会「コミックマーケット90」にて、企業ブースの会期が、現行の3日間から2日間に短縮されることが明らかになった。

これは、会場となる東京ビッグサイトにて、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに合わせて行われる拡張棟工事によるもの。

場所も現在の西地区4階の西3・4ホールから、1階の西1・2ホールに変更となると報じられている。

毎回数十万人の参加者を集める「コミックマーケット」

「コミックマーケット89」

コミックマーケット」(通称「コミケ」)は、1975年に企画され、現在は夏・冬の年2回にわたって開催されている世界最大の同人誌即売会。

2013年の夏コミ「コミックマーケット84」では59万人、2014年の冬コミ「コミックマーケット87」では56万人と、過去最高の来場者数を記録。毎回3日間行われ、その度に小さな都道府県の人口に匹敵する規模の来場者が世界中から訪れている。

企業ブースは、1995年夏に開催された「コミックマーケット48」より導入。その規模も年々拡大し、12月29日(火)から31日(木)にかけて開催された「コミックマーケット89」には、130の企業・団体が出展した。

「C90」3日目は企業ブースのホールに一般サークルを配置

現在コミックマーケットの会場として使われている東京ビッグサイトでは、2016年度より西駐車場・屋内展示場にて拡張棟工事が行われる予定となっており、「C90」より西地区のホールの利用方法が大幅に変わることになる。

企業ブースは2日間のみの開催となることで、3日目には同じホールに一般サークルが配置される。そのため、3日目に西地区に配置された一部のジャンルのサークルは、前日の設営や搬入ができなくなるとのこと。

2020年の東京五輪開催に際するコミックマーケットの開催体制の変更について、以前より参加者から懸念の声が上がっていたが、その影響が段々と浮き彫りになってきたようだ。
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