株式会社SYSTEMAXが開発する、イラストレーターには必須とも言われる超人気ペイントツール「SAI(サイ)」のバージョン2「SAI2」が、進捗報告版として公開された。
SAIには手ぶれ補正機能やベクターストロークの編集機能(描いた線のカーブの緩急などを後から調整できる)があり、さらに軽快な動作で、プロ・アマ問わず多くのユーザーに愛されている。
多機能というよりはシンプルに「描くこと」に特化したソフトであり、テキスト入力や図形描画ツール、特殊効果ツールなどの画像編集機能はほぼないため、まずSAIで線画や下塗りを行い、仕上げとしてPhotoshopなどのレタッチソフトを使うユーザーも少なくはない。
ただし、今回は「進捗報告版」としてのリリース。ファイルの読み書きや設定の記憶もできないためツールとしては未完成だが、進捗報告を兼ねて中途版を公開するに至ったとのこと。公式から、「開発途中のものでありまだまだバグがある可能性が高いので、安定した製品を使いたい方はこのバージョンを使用しないでください」との呼びかけも行われている。
前バージョンからの変更点としては、
・64bit版を用意
・マルチコア対応による高速化
・文字入力ツールの追加
・定規(直線・円)、パース定規ツールを追加
・アンチエイリアス(線の輪郭を滑らかにする)の品質向上
・TabletPC APIに対応
など、かなり大幅な変更が加えられている。詳細は公式サイトで確認してほしい。
文:たかはしさとみ
SAIとは
正式名称は「ペイントツールSAI」。その名の通り、ペイント機能に特化したソフトだ。2008年12月25日に製品版を公開し、ほぼ同時期からサービスが展開されていたイラストコミュニケーションサービス「pixiv」と共に、インターネットでのお絵かき文化を加速させたと言われている。SAIには手ぶれ補正機能やベクターストロークの編集機能(描いた線のカーブの緩急などを後から調整できる)があり、さらに軽快な動作で、プロ・アマ問わず多くのユーザーに愛されている。
多機能というよりはシンプルに「描くこと」に特化したソフトであり、テキスト入力や図形描画ツール、特殊効果ツールなどの画像編集機能はほぼないため、まずSAIで線画や下塗りを行い、仕上げとしてPhotoshopなどのレタッチソフトを使うユーザーも少なくはない。
待望のVer.2
2008年12月25日のリリースからこれまで長らくバージョン1であったSAIだが、2012年からバージョン2の開発を始め、ついに2013年12月10日、約5年ぶりの新バージョン公開となった。ただし、今回は「進捗報告版」としてのリリース。ファイルの読み書きや設定の記憶もできないためツールとしては未完成だが、進捗報告を兼ねて中途版を公開するに至ったとのこと。公式から、「開発途中のものでありまだまだバグがある可能性が高いので、安定した製品を使いたい方はこのバージョンを使用しないでください」との呼びかけも行われている。
前バージョンからの変更点としては、
・64bit版を用意
・マルチコア対応による高速化
・文字入力ツールの追加
・定規(直線・円)、パース定規ツールを追加
・アンチエイリアス(線の輪郭を滑らかにする)の品質向上
・TabletPC APIに対応
など、かなり大幅な変更が加えられている。詳細は公式サイトで確認してほしい。
文:たかはしさとみ
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