連載 | #3 日本の奇祭!

新宿で「ケチャまつり」開催 上裸の男たちの魂の踊りと祈りを目撃せよ

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新宿で「ケチャまつり」開催 上裸の男たちの魂の踊りと祈りを目撃せよ
新宿で「ケチャまつり」開催 上裸の男たちの魂の踊りと祈りを目撃せよ

第40回記念 芸能山城組ケチャまつり/画像は芸能山城組公式Webサイトより

民族音楽をテーマにしたパフォーマンス集団・芸能山城組が、東京・新宿三井ビルディングの敷地内にある55HIROBAにて、8月5日(水)から9日(日)まで、「第40回記念 芸能山城組ケチャまつり」を開催している。

今回で40回目を迎える同イベントでは、バリ島に伝わる呪術的合唱舞踊劇「ケチャ」のほか、竹製打楽器「ジェゴク」を使った劇場版『AKIRA』の劇中音楽の演奏など、バリ島を中心に世界各国の民族芸能が披露。

さらに会場では、バナナのたたき売りなどの大道芸や、インドネシアビール「ビンタン」などの販売を行う縁日も開かれている。

あのヲタ芸のルーツにもなった伝統芸能

画像は公式Webサイトより

「ケチャまつり」を主催するのは、映画「AKIRA」の音楽も手がけたことで知られるパフォーマンスグループ・芸能山城組。教育者・ジャーナリスト・エンジニア・学生など、さまざまなジャンルのメンバーから構成され、世界各地の民族音楽の研究や発表を行っている。

同イベントは、1976年より毎年開催されており、今回は40回目の記念として例年より1日長い5日間にわたって開催。

画像は公式Webサイトより

今回のイベント名にも含まれる「ケチャ」とは、上半身裸の男性たちが、円陣を組んで「チャッ」という発声を一定のリズムで合唱し、さまざまな手や体の動きを使って表現する呪術的な舞踏劇のこと。

ちなみに、アイドルイベントではおなじみとなっている、祈りをささげるような動作のヲタ芸は、この伝統芸能がモチーフになっているといわれている。

イベントではほかにも、東北地方を代表する「みちのく太鼓」や、ブルガリア独特の発声法を用いたブルガリア女声合唱など世界各地の踊りや演奏が行われ、夜の新宿を大いに盛り上げてくれるようだ。

インドネシア・バリ島・ウブドゥのケチャ

執筆者:きくちみずほ
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イベント情報

第40回記念 芸能山城組ケチャまつり

開催日程
2015年8月5日(水)~8月9日(日)
開催場所
新宿三井ビルディング 55HIROBA(ゴーゴーひろば)小雨決行
料金
入場無料
祭り人
芸能山城組、ひろばにお集まりのみなさま
主催
ケチャまつり実行委員会
共催
三井不動産株式会社
後援
東京都、駐日インドネシア共和国大使館、在日ジョージア大使館、駐日ブルガリア共和国大使館

8月5日(水)は午後3時頃開始。8月6日(木)~9日(日)は正午頃開始。
●主な催し物
◇正午頃~ 午後4時頃
 ・バリ島の巨竹アンサンブル<ジェゴグ>の演奏と手ほどき
 ・みちのくの太鼓 華の競演(じゃんがら念佛踊り、鹿踊など)
◇午後5時頃
 ・ブルガリア女声合唱
 ・サカルトベロ(ジョージア)男声合唱
◇午後6時頃および7時頃
 ・バリ島の青銅の交響楽<ガムラン>の演奏と踊り
◇午後8時頃
 ・バリ島の呪術的合唱舞踊劇<ケチャ>
○終日 縁日と大道芸  (がまの油売り、山城流バナナのたたき売りなど)

最終日は、夕刻以降の演目の開始時刻が1時間早まります。
内容・順序は都合により変更になる場合があります。

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日本の奇祭!

古今東西に散らばる日本伝統の祭、祭、祭!!荘厳な雰囲気のただよう神事からただただ賑やかなお祭り騒ぎまで、ありとあらゆる奇妙な催しにKAI-YOUが潜入し、独自の視点でレポートを掲載。これが浮世のできごとか!?と目を疑うような熱狂がここにある!

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