大分で「『描(か)く!』マンガ展 」 作画技術から捉える漫画の魅力

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大分で「『描(か)く!』マンガ展 」 作画技術から捉える漫画の魅力
大分で「『描(か)く!』マンガ展 」 作画技術から捉える漫画の魅力

画像はすべて大分県立美術館公式Webサイトより/(C)さいとう・たかを (C)KIYOHIKO AZUMA/YOTUBA SUTAZIO

作画技術とその時代背景から漫画の魅力に迫る展覧会「『描(か)く!』マンガ展 ~名作を生む画技に迫る──描線・コマ・キャラ~」が、大分県立美術館(OPAM)にて、8月1日(土)から9月23日(水・祝)まで開催される。

会場では、『BLACK JACK』を手がけた手塚治虫さんなど漫画の巨匠たちによる、子ども時代やデビュー前後の貴重な作品のほか、「マッドメン」シリーズなどを描いた諸星大二郎さんをはじめとした、現代を代表する漫画家8名の原画作品などが展示される。

巨匠による名作や現代のヒット作の技法に迫る

手塚治虫「ブラック・ジャック/(C)手塚プロダクション

本展は、「描く」「人に見せる」「たのしむ」という、漫画の本質的な営為に着目。日本を代表する漫画家たちの卓越した作画技術を紹介し、「描く」という行為から漫画文化の魅力を紐解いていく内容となっている。

『アオイホノオ』/(C)島本和彦/小学館 ゲッサン

5歳の女の子のほのぼのとした日常を描いた『よつばと!』の作者・あずまきよひこさんや、超一流スナイパー・デューク東郷の活躍を描いた『ゴルゴ13』で知られるさいとう・たかをさん、漫画家志望の芸大生が夢に向かって奔走する姿を描いた青春漫画『アオイホノオ』を描いた島本和彦さんなど、豪華な面々の作品を展示。

作者それぞれの独自の描線や画面構成などの技術を、作品の原画や拡大パネルを通じて紹介していく。また、パロディー漫画家の田中圭一さんによる技法解説も行われる。

「HELLSING」/(C)平野耕太/Shonengahosha

そのほかにも、漫画を描くためのさまざまなガイドやツールを紹介し、実際に漫画を「描く」体験ができるコーナーも設置されるようだ。

「風と木の詩」/(C)竹宮惠子

(C)2013 Oita Prefecture, All rights reserved.

執筆者:きくちみずほ
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イベント情報

『描(か)く!』マンガ展 ~名作を生む画技に迫る──描線・コマ・キャラ~

会期
2015年8月1日(土)~9月23日(水・祝)
会場
大分県立美術館 3階 展示室B
開館時間
10:00~19:00
休展日
9月1日(火)*コレクション展は開展

*金曜日・土曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
*初日8月1日(土)は12:00開場

■観覧料
一般 ・大学生:当日 800円/団体 600円
小中高生:当日 600円/団体400円

・団体料金は20名以上・小学生未満は無料・障がい者手帳等をご提示の方とその付添者(1名)は無料
・学生の方は入館の際、学生証をご提示ください。
・本展観覧券の半券で、本展の会期中に限りコレクション展観覧料が100円引きになります。
・一部作品については展示替えがあります。

■チケット(当日券)販売場所
大分県立美術館、iichiko総合文化センター1Fインフォメーション、トキハ会館、大分市府内五番街商店街振興組合、大分フォーラス1F ACID GALLERY

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