bloodthirsty butchers『kocorono完全盤』初アナログ化 日本オルタナティブロックの名盤が30周年

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米村 智水
bloodthirsty butchers『kocorono完全盤』初アナログ化 日本オルタナティブロックの名盤が30周年
bloodthirsty butchers『kocorono完全盤』初アナログ化 日本オルタナティブロックの名盤が30周年

bloodthirsty butchers『kocorono完全盤』

ロックバンド・bloodthirsty butchers(ブラッドサースティ・ブッチャーズ)のアルバム『kocorono完全盤』が、初めてアナログレコード化される。

オリジナル版『kocorono』の発売30周年にあたる2026年10月23日(金)に、180g重量盤・LP2枚組の完全限定プレスとして発売。価格は6600円(税込)。

今回アナログ化されるのは、オリジナル版に楽曲「1月」を加え、リマスタリングを施して2010年に限定発売された『kocorono完全盤』。日本のオルタナティブロック史に残る名盤が、30年の時を経て新たな形で届けられる。

bloodthirsty butchers『kocorono完全盤』

国内オルタナティブロックの至宝・bloodthirsty butchers

bloodthirsty butchersは、1986年に北海道・札幌で結成されたロックバンド。

ギター/ボーカルをつとめる吉村秀樹さんを中心に、激しい轟音と孤独や葛藤をむき出しにした日本語詞を融合。国内のオルタナティブロックにおいて、他に類を見ない音楽性を築き上げた。

bloodthirsty butchers

2013年に吉村秀樹さんが逝去した後には、bloodthirsty butchersを敬愛するミュージシャンが参加したトリビュートアルバム企画「Yes, We Love butchers」も展開された。

作品そのものに加え、同時代や後続の音楽家たちに与えた影響によっても、日本のオルタナティブロック史における存在感を強め続けている。

11カ月の心象風景を描いた名盤『kocorono』

1996年10月23日に発売された4枚目のフルアルバム『kocorono』は、bloodthirsty butchersの代表作として知られる一枚。

収録曲は楽曲「2月」からはじまり、「3月」「4月」と季節をたどって「12月」で終わる構成。11カ月にわたる心象風景を、寒々としたギターの音色や歪んだ轟音、吉村秀樹さんの切実な歌によって描き出している。

発表から30年を迎える現在もその評価は衰えず、後続のロックバンドやミュージシャンに影響を与えてきた。バンドを題材にした川口潤監督のドキュメンタリー映画も、アルバムと同じ『kocorono』の名を冠して2011年に公開されている。

「1月」を加えた『kocorono完全盤』初のアナログ化

今回発売されるのは、2010年3月に限定販売された『kocorono完全盤』のアナログレコード。

『kocorono』のオリジナル版には収録されていなかった楽曲「1月」を追加し、1年=12カ月の物語を完成させた作品である。

リマスタリングには丸3日を費やし、オリジナル版からサウンドを大きく変更。単なる音質調整にとどまらず、オリジナル版には存在しなかった音も加えられているという。

なお、『kocorono』のオリジナル版は2013年にアナログ化されているが、「1月」を含む『kocorono完全盤』がLPとして発売されるのは今回が初。LPは180g重量盤の2枚組。「2月」から「12月」までの楽曲をDISC 1とDISC 2のA面に収録し、追加曲「1月」をDISC 2のB面に収めている。

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