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映画『極道系Vチューバー達磨』 囚人VTuber懲役太郎に酷似で物議

映画『極道系Vチューバー達磨』 囚人VTuber懲役太郎に酷似で物議

映画『極道系Vチューバー達磨』予告編より

この記事の3行まとめ

  • 映画『極道系Vチューバー達磨』が物議
  • 懲役太郎に設定やデザインが酷似
  • 監督「参考にさせて頂きました」
映画『極道系Vチューバー達磨』の設定やデザインが、バーチャルYouTuber(VTuber)・懲役太郎さんに酷似していると物議を醸している。

本作は、「長年服役していたヤクザ・三船達磨が、出所しVTuberとしてデビューする」というあらすじの任侠エンターテイメント作品。脚本・監督は松本大樹さん。

対して懲役太郎さんは「前科三犯、称呼番号893番、懲役太郎」という挨拶で動画をはじめる受刑者系VTuber。

服役しながら動画投稿しているという設定で、刑務所や裏社会事情などのリアルを解説している。
【どんな人間も恐怖する】刑務所で見た最も恐ろしい光景

「前科3犯、囚人番号777番、三船達磨です」

映画『極道系Vチューバー達磨』予告編/画像はスクリーンショット

映画『極道系Vチューバー達磨』予告編/画像はスクリーンショット

『極道系Vチューバー達磨』は2021年冬に公開が予定されている映画作品。9月11日に予告映像がSNSなどで解禁された。

それを受け、懲役太郎さんは「パクリだー!」「全く知らなかったので驚きました。前科三犯から始まる挨拶、誰でも囚人と分かりやすい白黒ボーダーのキャラデザでVtuberをやるなんていう、全く同じような事を思いついたのは凄いですね!」とTwitterで批判した。

対する松本さんは、「白状しますと、懲役太郎さんの大ファンでして、Vtuberのキャラクターや掛け声など参考させて頂きました!」とリプライしている。 この状況から、ネット上では懲役太郎さんのファンを中心に「倫理的にどうなのか」「任侠映画なのに仁義が通ってない」などの批判が殺到している。

しかし日本の著作権法上、著作物は以下のように定義されており、アイデアなどは除かれることに留意が必要だ。その上で、本作の設定やデザインが、アイデアと表現どちらに該当するかなどについては議論の余地がある。

 著作権法で保護の対象となる著作物であるためには,以下の事項をすべて満たすものである必要があります。

(1)「思想又は感情」を表現したものであること
→ 単なるデータが除かれます。
(2)思想又は感情を「表現したもの」であること
→ アイデア等が除かれます。
(3)思想又は感情を「創作的」に表現したものであること
→ 他人の作品の単なる模倣が除かれます。
(4)「文芸,学術,美術又は音楽の範囲」に属するものであること
→ 工業製品等が除かれます。

 具体的には,小説,音楽,美術,映画,コンピュータプログラム等が,著作権法上,著作物の例示として挙げられています。
 その他,編集物で素材の選択又は配列によって創作性を有するものは,編集著作物として保護されます。新聞,雑誌,百科事典等がこれに該当します。 著作物について | 文化庁

KAI-YOU編集部の取材に対し、松本さんは本件について「現時点での回答は差し控えさせていただく」とコメントしている。

※記事初出時、一部表記に誤りがございました。お詫びして訂正いたします。

カルチャーと問われる倫理

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