「クールジャパンは足を引っ張ってるだけ」
2019.09.24
今最もドープで、もしかしたらポップで、めちゃくちゃ謎が多い漫画家・usagiさんによるかつてないNetflix限定の映画レビュー。
時は80年代後期。仕事中もインベーダーゲームに興じるグータラ社員だった村西とおる(山田孝之)は、とあるきっかけから突如仕事に目覚め、敏腕営業マンとして活躍していた。
身につけた独自の営業トークを活かしながら家族のために邁進していく村西。しかしながら、突如勤めていた会社が倒産。さらには妻の浮気までが発覚し、離婚するなどその人生に歪みが生まれはじめる。
たび重ねる絶望的な事件によって途方に暮れる村西だったが、仲間のトシ(満島真之介)との出会いから、人間の根源的欲求「性欲」を軸にしたビジネスに目をつける。
北海道でのビニ本販売での成功と失敗を糧に、ついには東京へ進出。時代の流れと共にアダルトビデオを手がけ、波乱万丈ながら社会のタブーやコンプライアンスを次々と打ち破る村西とその仲間たち。その挑戦はどこまでも続くかに見えたが……?
物語の中心的なテーマはドラッグではないものの、泥をすすりながらも情熱に溢れた最高のチームを瓦解させたのは「クスリ」だった──。
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時代の変容とエロとクスリ(漫画は全4ページ)
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