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POPなポイントを3行で

  • イラストレーター・usagiインタビュー
  • ガラケー時代の待受画像…なのにヒップホップ
  • 『少年ジャンプ』での受賞歴も

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HIPHOPな待ち受けがドープ イラストレーターusagiインタビュー

イラストレーター・usagiインタビュー

この春から30年続いた「平成」が幕を閉じ、新元号「令和」に突入。かつて一世を風靡した平成の文化は、今を生きる人にとって早くも懐かしいものに変わりつつある。

一方で、ドコモ絵文字のLINE絵文字化(関連記事)登場やギャル雑誌『egg』の復刊は多くの反響を呼び、平成が再び注目を集めている。

そんな平成の文化である、ポエムや歌詞をギャル字で書いた「画嬢」「歌詞画」に、不良の音楽というイメージの強いヒップホップの歌詞をあわせたグラフィティを制作しているのがusagi(うさぎ @kusari_usagi)さんだ。

恵まれない家庭環境やドラッグのを歌うパンチの効いたリリック(歌詞)とギャルカルチャーの組み合わせにより、どこか癖になる唯一無二の作品に仕上がっている。
クローズ × D.O & 漢 a.k.a. GAMI

『クローズ』風に描いたD.Oと漢 a.k.a. GAMI

ほかにもラッパーをイラスト化するなど、アンダーグラウンドなカルチャーをPOPに描き注目を集めるusagiさん。その独特のセンスを持つ彼のルーツを、メールインタビューから紐解いていきたい。

『少年ジャンプ』で受賞歴を持つusagi

『AKIRA』風に描いたLil Pump

『AKIRA』風に描いたLil Pump

──グラフィティ制作を始めたきっかけは何でしょうか? また、現在の制作環境について教えていただけますか?

usagi もともとは漫画家を目指していて、高校2年生の頃、『週刊少年ジャンプ』で賞をいただいた際に読者懸賞ページのイラストを描かせていただいたことがきっかけになっています。

現在は美大に進学し、グラフィックデザインを学んでいます。

漫画の賞を獲ったときに景品で液晶ペンタブレットをいただいたのを機に、制作環境はデジタルになりました。
『ご注文はうさぎですか?』風に描いた6ix9ine

『ご注文はうさぎですか?』風に描いた6ix9ine

──影響を受けたジャンルや作品、クリエイターはいますか?

usagi 漫画家を目指していた時期から鳥山明先生の描くイラストが大好きでした。

彼の描くイラストの独特のバランス感覚が、彼が漫画家の前にやっていたグラフィックデザイナー時代の仕事で培ったものということを知り、それが美大に入るきっかけになりました。

結果的にグラフィティ制作にもつながったので、そういった意味では鳥山先生に影響を受けたと思います。
『DRAGON BALL』風に描いたGOBLIN LAND

『DRAGON BALL』風に描いたGOBLIN LAND

──今、注目されている、あるいは憧れているクリエイターはいますか?

usagi イラストレーターのJUN INAGAWAさんに憧れています。ストリートカルチャーに「萌え」を持ち込んだ方で、日本のオタク文化を再熱させている一人だと思います。

「DIESEL ART GALLERY」で開催されている個展も見に行きましたが、かなりの熱量に圧倒されました。

ギャルカルチャーからのサンプリング

舐達麻「契」

舐達麻「契」

──ガラケー時代に流行った待受画像にヒップホップの歌詞を載せるというアイデアはどのように生まれたのでしょうか?

usagi 流行っていた当時からポエムや歌詞をギャル字で書いた「画嬢」や「歌詞画」は面白い文化だと思っていました。

そこで、現在無くなりつつある平成独特の空気感をヒップホップと組み合わせたら面白そうだなと思ってつくりました。

──グラフィティを制作される上で、最も意識されていることは何ですか?
 
usagi 面白さを意識してつくっています。自分は絵が上手いわけでもないので、技術を見せようとかではなく、グラフィティを見てくれた人が少しでも笑ってくれたりしたら嬉しいです。
ジャイアン風に描いた孫GONG

ジャイアン風に描いた孫GONG

──ご自分にとって、転機となった作品はありますか?

usagi 「禁断の惑星」の歌詞画像は割と何気無くつくった作品でしたが、たくさんの方に「面白い」と言っていただけて自分でも作風の方向性が決まった気がしました。

あえて画質をガラケー時代まで落とすなど、できるだけ当時の雰囲気を再現できるように意識して制作しました。
TABOO1「禁断の惑星」待ち受け風画像

TABOO1「禁断の惑星」待ち受け風画像

ストリートカルチャーからの影響

usagiインタビュー ──ヒップホップからの影響が大きいように見受けられますが、ご自身の創作活動にどのように影響がありますか?

usagi ヒップホップのサンプリング文化を知ったときは衝撃を受けました。

ただ真似をするのではなく、サンプリング元の特徴や、空気感を現代向けにブラッシュアップして作品にするやり方はグラフィティ制作にもかなり取り入れています。

──いま注目しているラッパーと、その魅力を教えてください。

usagi 最近は舐達麻さんが好きです。エモーショナルなトラックとゴリゴリにストリートを匂わせる歌詞が絶妙に噛み合ってかっこいいです。
LifeStash / 舐達麻 (prod.7SEEDS)
──最後に、usagiさんの手がけるイラストにはよくドラッグが登場します。世界的な大麻解禁の流れ、あるいは国内におけるドラッグでの芸能人の逮捕といった報道についてはどう思われますか?

usagi 大麻解禁については個人的には賛成です。

しかし現在の日本では違法なので、吸う人は周りの人が迷惑しないように、できるだけポリスとガンジャを上手く巻いて欲しいです。
舐達麻 BAD SAI KUSH

舐達麻 BAD SAI KUSH

KAI-YOUクリエイターズ・インタビュー

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