ABEMAより配信されているオーディション番組「
ラップスタア誕生」シーズン4にあたる「RAPSTAR2020」が完結。
過去最多の応募総数となった1416名から勝ち上がり、最終審査の結果、横浜のラッパー・
ralphさんが優勝。賞金300万円を獲得した。
かつてなくハイレベルな戦い しかし納得のralph優勝
日本ではめずらしい、グライムやUKドリルからの影響を感じさせる高速かつタイトなラップでシーンからすでに注目されていたralphさん。
最終審査に残ったのはnomaさん、麻凛亜女さん、week dudusさん、ralphさん、Itaqさんの5名。
いずれも半年に及ぶ激戦を勝ち抜いた猛者。かつてなく高いレべルのアーティストたちだったが、中でもralphさんが他の出演者を圧倒する鬼気迫るパフォーマンスを見せ、納得の優勝となった。
次世代のヒップホップスターを発掘する「ラップスタア誕生」
RYUZOさんの発案により、現在のフリースタイルムーヴメントへのアンチテーゼとして立ち上がった「ラップスタア誕生」。
数々の応募の中から、次世代のヒップホップスターを発掘するという趣旨のABEMAのオリジナル番組となっている。
審査員には
ANARCHYさん、HUNGERさん(
GAGLE)、
SEEDAさん、
Kダブシャインさん、そしてAmebreak編集長の伊藤雄介さんという錚々たるメンバーが迎えられ、専門的な視座から時に厳しくアーティストとしての可能性を見い出す。
これまでに
Tohjiさん、
WILYWNKAさん、
Leon Fanourakisさん、
¥ellow Bucksさんといった現在のヒップホップシーンの第一線で活躍するラッパーをフックアップしている。
次世代のヒップホップシーンを考える
米村 智水
執筆
/ KAI-YOU CEO / Producer / Editor
KAI-YOU inc. CEO. 1986年生まれ。法政大学文学部日本文学科卒業。出版社での書籍編集業務や、大手SNS運営会社でWeb/コミュニティディレクター等を経験し、2011年にKAI-YOU inc. を創業。2013年にKAI-YOU.netをリリース。様々なポップカルチャーに関連するプランニングやマーケティング、プロデュースを行う。編集記者としては、インターネットやストリートなどで発生するUGCやアマチュア文化に強い関心を持ち、ジャンルレスに取材・編集・研究を行う。
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