VTuber・アズマリム活動再開 今後は個人勢として活動、一連の休止も説明へ

VTuber・アズマリム活動再開 今後は個人勢として活動、一連の休止も説明へ
VTuber・アズマリム活動再開 今後は個人勢として活動、一連の休止も説明へ

アズマリムさん/画像はアズマリムさんのYouTubeチャンネルより

POPなポイントを3行で

  • VTuver・アズマリムが活動を再開
  • 2度の運営の告発、運営の変更など紆余曲折の物語
  • 7月7日22時から本人によるYouTube配信も
7月6日、VTuber・アズマリムさんを運営する株式会社Chisey代表の前田地生さんが、自身のTwitterで「アズマリム」プロジェクトの再開について報告した。

発表では、プロジェクトの運営は正式にアズマリムさん本人に移行中であり、そのための協議を綿密に行っていたこと、そしてこれからも移行のための準備を進めていくことが述べられている。

2度の告発や活動休止、アズマリムこれまでの経緯

アズマリムさんは、2018年3月1日に自己紹介動画を投稿しバーチャルYouTuber(VTuber)として活動を開始する。

後輩キャラの女子高生として、ファンのことを「センパイ」と呼ぶスタイルが人気を博し、チャンネル登録者数は15万人を誇った。

2018年11月には、作詞を畑亜貴さん、作曲・編曲をまふまふさんとMONACAの田中秀和さんが手がけたオリジナル楽曲「人類みなセンパイ!」を配信した。
【アズマリム】人類みなセンパイ!【MV】
しかし、11月7日に突如として、アズマリムさん本人から運営状況に対する危機感をTwitterに投稿。

対して、当時の運営であるCyberV社が「これまで通りアズマリムとして活動を継続することで互いに合意をいたしました」と声明を発表した。

この件は、アズマリムさんに対する応援の声が多数上がったが、同時に運営とプレイヤーの力関係に世論が絡んだ事例でもあり、物議を醸した。

詳しい経緯に関しては以下の記事にまとまっている。

2度目の騒動では主張に食い違いも

そして2019年12月には、アズマリムさんから再び、2019年5月から報酬が払われていないと運営に対する告発がツイートされる。 この件に関して、CyberV社が声明を発表。

そこでは、「2019年4月を以て、所属事務所の株式会社81プロデュースとの事業契約は満期を迎え終了」したこと、「2019年8月31日付で株式会社Chiseyにて運用することとなり、2019年9月2日に資産譲渡契約書の締結している」ことなどが説明された。

運営の変更という新事実と共に、アズマリムさん側との明確な主張の食い違いが起きていた。

これに対して、運営を譲渡された株式会社Chiseyは「告発の件は運営が譲渡される前の期間であること」、「当事者間でしか知りえない情報があり各所で協議中」という旨を発表した。

苦難の経た活動再開、アズマリムの新たなスタート

Chisey代表・前田地生さんの発表の翌日7日深夜には、アズマリムさんもTwitterを更新。7月7日(火)22時から、アズマリムチャンネルにおいて生配信を実施、その中で過去の一連の情報発信や活動休止についても説明されるという。

当該のツイートでアズマリムさんは、2019年12月9日から7月7日まで全SNSアカウントにログインできなかったこと、活動再開に向けて弁護士とともに協議していたこと、今後は個人VTuberとして活動していくこと、ファンからの応援に感謝していることなどについてコメントしている。

余談ではあるが、奇しくも6日、アズマリムさんのかつての運営であるCyberV社の解散も明らかになった(外部リンク)。

前田さんの発表では「関係各所との協議の内容につきましては、ご説明を差し控えさせていただきます」とあったが、アズマリムさんからの発表とはどのような内容なのか。
せかい1大切なセンパイたちへ【重大発表も!】
7月7日に公開された動画「せかい1大切なセンパイたちへ【重大発表も!】」では、個人VTuberとして活動していくと改めて報告。再開に至るまでは、弁護士をはじめとする協力者のサポートによって、問題解決に向けて、ファンを安心させるためにどうすべきかと考えていたと説明した。

また、昨今のVTuber業界には自身のような苦しい思いをしている人がたくさんいると言及。新しい業界ゆえの認識の違いがそうした問題の根底にあるとして、自身はバーチャルな存在がファンと楽しく活動できる環境を整備したいと、今回の経験を経て今後の抱負を語った。
大切なセンパイたち、お取引先の皆さまへご報告
さらに9月18日に行われた配信「大切なセンパイたち、お取引先の皆さまへご報告」で、「アズマリム」の権利がすべて自身に譲渡され、これまで発生していた問題は、関係各所から未払い報酬が支払われたことですべて解決。正真正銘、自由に活動できるようになったと報告するとともに、文化放送の超!A&G+にてレギュラー番組の決定なども発表した。

VTuberはビジネスか、生き方か

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