連載 | #13 STAY HOMEを遊びつくす

「エアコミケ」開催中 バーチャル背景も登場、それぞれの創作でコミケを再現

「エアコミケ」開催中 バーチャル背景も登場、それぞれの創作でコミケを再現
「エアコミケ」開催中 バーチャル背景も登場、それぞれの創作でコミケを再現

エアコミケ用に配布されているバーチャル背景の一例(コミックマーケット公式サイトより)

POPなポイントを3行で

  • 広がる「エアコミケ」ムーヴメント
  • 準備会からはバーチャル背景も登場
  • ネットで再現される「C98」
5月2日から5月5日にかけて開催予定だった「コミックマーケット98」(以下C98)。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で開催は中止となったが、そのカウンターとして期間中に「エアコミケ」をキーワードに、インターネット上での創作運動が広がっている。

「#エアコミケ」に集まる創作

例えばTwitterにハッシュタグ「#エアコミケ」を記載し、頒布予定だった同人誌や創作物、お披露目する予定だったコスプレ写真などをアップする運動が加速。 Twitterだけでなく、YouTubeやニコニコ動画などを利用した生配信が行われるなど、各Webサービスやプラットフォームを用いた「エアコミケ」のムーヴメントを、参加者それぞれが考えて実践している状況だ。

もちろん運営を行うコミックマーケット準備会や企業・各関連団体も、「がんばろう同人!」プロジェクト(外部リンク)の一環で「エアコミケ」運動を実施。

国際展示場や、これまでのコミケの風景を写真におさめた「エアコミケ」に使えるバーチャル背景も公開されている(外部リンク)。

国内情勢に左右されるコミケの今後

コミックマーケット」は、2019年から東京五輪開催の関係で3日間開催から4日間開催に変更された。

しかし新型コロナウイルス感染症の影響で東京五輪は延期となり、「コミックマーケット」についても先行き不透明な状況が続いている。 また「C98」の中止について諸々の対応が発表された際には、当選サークルの参加費全額の返金対応が難しいとの発表もあった。

しかしこの一大イベントを支えようと、「エアコミケ」を筆頭に、誰もが思い思いの表現方法であったかもしれない「C98」をネットやバーチャル上で再現しようとしている。

こうした運動の一つ一つが今後に繋がり、文化の形成を下支えしていくのは間違いない。

※記事初出時、一部表記に誤りがございました。お詫びして訂正いたします。

近年のコミケの動向について

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STAY HOMEを遊びつくす

新型コロナウイルスによる感染症が世界中で広がっている。 各国政府によって様々な方針や対策が掲げられているが、そのおおよそはとにかく「STAY HOME」──そう、外出自粛だ。 社会がその対応に追われ、混乱し、経済活動もままならない中、僕らのかつての「遊び」も急速に失われていっている。 居酒屋で飲んだり、音楽フェスやクラブで踊ったり、カードゲームの大会に出たり、そんな当たり前だったことが、もしかしたらしばらくできなくなるかもしれない。 しかし人類とウイルスが切っても切れない関係であるように、人類と「遊び」の関係もまた長い年月をかけて少しずつ変容してきた。こんな「STAY HOME」な状況だからこそ、今だからこそできる「遊び」や、時代の要請によって新しく生まれた「遊び」を特集。 ポストコロナの現代──ただ暇だといって何もしないで自宅に籠っているよりも、「STAY HOME」を遊びつくす。それがKAI-YOUのスタンスだ!

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