講談社刊行の漫画雑誌が10誌延期 今後も「通常どおりの刊行を維持できない状況」

講談社刊行の漫画雑誌が10誌延期 今後も「通常どおりの刊行を維持できない状況」
講談社刊行の漫画雑誌が10誌延期 今後も「通常どおりの刊行を維持できない状況」

『別冊少年マガジン』2020年5月号/画像はAmazonより

POPなポイントを3行で

  • 講談社が漫画雑誌の刊行を延期
  • 新型コロナウイルスや緊急事態宣言の影響
  • 『別冊少年マガジン』『ヤングマガジンサード』など10誌
講談社のコミック誌の刊行および配信の延期が決まった。

延期されるのは、講談社刊行の漫画雑誌の増刊誌と、オリジナルの電子雑誌の1号分。

進撃の巨人』を連載する『別冊少年マガジン』や、アニメが放送中の『グレイプニル』が連載中の『ヤングマガジンサード』、映画化が決まった『ぐらんぶる』を連載する『good!アフタヌーン』など10誌が対象だ。

刊行が延期される漫画雑誌
・モーニング・ツー(2020年4月22日発売号)
・姉フレンド(同5月1日配信号)
・ヤングマガジンサード(同5月7日発売号)
・good!アフタヌーン(同5月7日発売号)
・別冊少年マガジン(同5月9日発売号)
・月刊ヤングマガジン(同5月20日発売号)
・ハツキス(同5月25日配信号)
・comic tint(同6月5日配信号)
・ハニーミルク(同6月10日配信号)
・マガジン R(同6月20日配信号)

また、「コミック DAYS」「マガジンポケット」「Palcy」など自社プラットフォームで配信している作品についても、一部更新を順延する。

新型コロナ、緊急事態宣言が出版活動に影響

理由について講談社は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大、そして政府が出した緊急事態宣言などを受けて、「編集、製作、流通へと連なる出版活動にも影響が及んでおります」と説明。

これ以降しばらくは、通常どおりの刊行を維持できない状況となる見込みです」とし、「弊社の漫画作品をご愛読いただいている読者の皆さま、また、発売・配信を延期する媒体にご寄稿いただいている著者の皆さまにはまことに申し訳ございません」とコメントしている。

新型コロナウイルスはもちろん、それに伴う緊急事態宣言によって、従来の企業活動が困難になる業界・業種も出てきている。出版業界への影響も決して小さくはないが、講談社の場合は雑誌自体がなくなるわけではない。

この機会に前回刊行分までを振り返るもよし、読みたかった作品に手を伸ばすものよし、何かを楽しむための選択肢は複数ある。

さらに踏み込むなら、つくり手の応援につながるような活動も意識しつつ、次回の刊行を待ちたい。

いろいろ制限されても楽しめるものはある

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