『STEINS;GATE』ハリウッド実写ドラマ化 製作は『SAO』手がけるスカイダンス

『STEINS;GATE』ハリウッド実写ドラマ化 製作は『SAO』手がけるスカイダンス
『STEINS;GATE』ハリウッド実写ドラマ化 製作は『SAO』手がけるスカイダンス

ハリウッドでの実写ドラマ化企画が発表された『STEINS;GATE』

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発売から10周年を迎えたゲーム『STEINS;GATE』(シュタインズゲート)が実写ドラマ化。世界配信のTVシリーズとして、ハリウッドで企画が進行中であることが明らかになった。

1月26日、東京・Zepp DiverCityで開催された「科学ADVライブ S;G 1010th ANNIVERSARY」の夜公演で発表された。 企画制作を担当するのは、『ソードアート・オンライン』の実写ドラマ化を発表している米スカイダンス・メディア(以下、スカイダンス)の子会社・Skydance Television(スカイダンス・テレビジョン)。

多角的メディア企業として知られ、これまでに『オルタード・カーボン』や『CIA分析官 ジャック・ライアン』などを送り出している。

いくつもの世界線を巡るSFアドベンチャー『STEINS;GATE』

2009年の発売から10周年を迎えたゲーム『STEINS;GATE』。2011年にはTVアニメ化、2013年には劇場アニメ『劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』を公開、2018年には続編ゲーム『STEINS;GATE 0』が公開されている。

舞台は東京・秋葉原。発明サークル「未来ガジェット研究所」を設立した大学生・岡部倫太郎(CV:宮野真守さん)が、偶然にも過去にメールを送れるタイムマシン「電話レンジ(仮)」を開発したことで、過去の改変や謎の組織の襲撃など、予測不可能な事件に次々と巻き込まれる物語。 岡部倫太郎は牧瀬紅莉栖(CV:今井麻美さん)を救うため何度も過去に戻り、いくつもの世界線で試行錯誤を重ねる。

この「世界線」は同作を象徴する言葉の1つであり、2015年のアニメ再放送23話で、本来とは異なるストーリー(別の世界線への分岐)を描き、ファンを騒然させた。

劇中には、牛丼専門サンボやメイド喫茶・カフェ メイリッシュ、柳森神社など、実際に秋葉原にある店・施設などがモデルとして随所に登場。ファンには聖地として親しまれている。

『SAO』ドラマ化も手がけるスカイダンス

Netflixオリジナルドラマ『オルタード・カーボン』
『STEINS;GATE』の実写ドラマ化を手がけるのはSkydance Television。多角的メディア企業であるスカイダンスのTV部門として2013年に設立され、Netflixで配信中のサイバーパンクSF『オルタード・カーボン』も手がけている。

スカイダンスとしては、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』や『スター・トレック イントゥ・ダークネス』、Netflixで配信されたマイケル・ベイ監督の最新作『6アンダーグラウンド』など、数々の映画を製作。
ライアン・レイノルズ主演『6アンダーグラウンド』
2016年には、KADOKAWA・電撃文庫のライトノベル『ソードアート・オンライン』の実写ドラマ化発表において、製作担当として名を連ねている(外部リンク)。余談だが、アニメ部門のトップには、ピクサーやウォルト・ディズニーで多くの名作を生み出したジョン・ラセターさんが就任している(外部リンク)。

スカイダンスとしては(まだ公開はされていないが)『ソードアート・オンライン』に続く日本作品の実写ドラマ化『STEINS;GATE』。前述の通り、秋葉原のさまざまな場所がモチーフとして登場しているため、実写化にあたっての描き方は大きな注目ポイントだ。

『シュタゲ』実写化への期待と不安

日本のアニメや漫画、ゲームの海外(に限らずかもしれないが)での実写化に対して、不安の声が上がるのはもはや世の常。実写化作品の歴史を振り返れば、ファンとしての気持ちもわかる。発表後の続報がなく、企画自体が頓挫・休止するケースも見てきた。 一方で、実写化を通じて『STEINS;GATE』という作品を、世界の人々と共有できるのは楽しみでもある。早くも実写化キャストを予想する声も上がっており、同時に「日本語吹き替えのキャストはどうなるのだろう?」とファンなら考えてしまうもの。

気が早いことは間違いないが、いずれにしても、だからこそ今後の続報に期待したい。



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