まつきりなインタビュー 「NGのないモデル」の挫折と進化

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まつきりなインタビュー 「NGのないモデル」の挫折と進化
まつきりなインタビュー 「NGのないモデル」の挫折と進化

まつきりなさん

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  • モデル「まつきりな」インタビュー
  • 「中の下」を自覚してからの進化
  • 「FiNANCiE」での展開とは?
「好きな人に会いたいけど会いたいって言えない」という悩みに対して、「向こうから誘ってくれるの待ついい女気取ってると とられちゃうわよ いいのね?」。

「出会いがなくて結婚できる気がしません」という相談に対しては、「出会いがないと言ってる人ほど自分を高く見積もりすぎ もしくは見つける本気出してない」。

Twitterのフォロワーは6万8,000人、Instagramのフォロワーは8万人を超える22歳のタレント、まつきりなさん。

Instagramのストーリーの質問機能を使い、毎晩のように行われる彼女の恋愛相談には、毎回数千件(累計は数万件)の悩みが寄せられるという。
【下ネタあり】インスタストーリーの恋愛相談、BEST20!
SNSをメインプラットフォームとして活躍する女性インフルエンサーが数多くいる中、双方向のコミュニケーションで女性ファンからの絶大な信頼を得ている。

ファンに対する辛口なダメ出しを続け、YouTubeではツッコミ所だらけのだらしない生活をさらけ出し、それでもなお支持される彼女の魅力は“まつき沼”と称される。

まつきりなさんは、どのように女性たちを「沼」に浸からせていくのか。その理由を紐解いていく。

取材・文:桂木きえ 編集:鈴木梢 撮影:黒羽政士


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「岡山で私が一番かわいいと思っていた」

──そもそもこうした活動を始められたきっかけは何でしたか?

まつきりな(以下、まつき) 高校生のときに暇だったので、興味本位で、ツイキャスを始めてみたんです。観てくれる人がいたので、面白半分で毎日放課後に制服で配信してたら、フォロワーが一気に2,000人くらい増えて。

そのときに読モBG(アパレルブランドWEGOとコラボしてチェキ会やショーなどを行っている読者モデル団体)のプロデューサーの丸本さんが声をかけてくれて、そこからモデル活動が始まりました。ツイキャスがきっかけで始まった、という感じですね。

──動画内でのまつきさんは「素」というイメージがありますが、ツイキャスをされていた時からそうでしたか?

まつき そのときは全然「自分」じゃなかったです。めっちゃぶりっ子してました。「制服かわいいですかー?ありがとうございまーす」とか言って(笑)。そのあとにメイク系YouTuberを始める前は、男性のフォロワーが多かったんですよ。 ──今のイメージとは真逆ですね。

まつき 最初、岡山で私が一番かわいいと思ってたんですよ!ぶっちゃけ。「余裕っしょ、めっちゃ自分かわいいわ」って思ってたんです、案の定ツイキャスをやったらフォロワーは増えるし。

でも東京に来たら、「中の下」って言われたんですよ。「お前中の下のくせに美人ぶるなよ」ってディスられて、「たしかに!」って思いました。だって、東京でお会いするモデルさんってレベルが違う、って感じたんです。

それがすごくコンプレックスになって、マイナス思考なので悩んで考えまくったんですけど、あるとき、「中の下っていうのを認めて、開き直って素の中身を出して頑張ろう」と思ったんです。 ──そこで落ち込んで、活動をやめようとは思わなかったんですね。

まつき 冷静に、こんな自分に対してもアンチの人たちができて、ある意味興味を持って叩かれたりするのって「ウケる」って思ってしまったんです。普通に生きてたら、こんなにいろんな人に(意見を)言われないし、面白いなって感じて。

──強いですね。東京に出てきたその時が一番の挫折でしたか?

まつき そうですね。20歳くらいまでの自分は結構尖っていて、友達もいなかったんです。彼氏と、自分のことをいいって言ってくれる友達だけでいいじゃんって思っていて。

東京に出てきてから魅力あふれるたくさんの人たちと出会って、「しょうもねえ、今の自分」って思いました。自分の根本の発信の仕方がわからない、超つまんない女だったんですよ。

でも今の事務所に入って活動し始めてから、だいぶ丸くなりました。

芸人さんとのお仕事をもらって、芸人さんに接することが増えて変わってきたかな。お金がほしいとかじゃない純粋で熱い気持ちに触れて、「あんまり(自分を)つくりたくないな」と思い始めて。

そうして自分と違うジャンルの方と接することで、中身の部分で刺激をもらいましたね。 ──そうしたところから、アンチコメントなども受け入れる、ありのままで柔軟なまつきさんが形成されてきたんですね。

まつき あまり飾らずに生きたほうが吸収できるものが多いな、って気づいたんです。壁をつくりすぎると、自分の知らないことを知れずに終わると思うんです。だからプライドを極力捨てるように、いいプライドだけは残して、壁をつくりすぎないようにしてますね。

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